後藤田正晴、90歳。選挙母胎の地域に公共事業をできるだけたくさんひっぱってきて、税金をばらまき、見返りとして票をもらう。こうした利益誘導型の古い選挙のありかたを批判し、そうした政治手法の代表として、高齢の政治家は切って棄てられた。本当にそれでよかったのだろうか。
後藤田正晴、90歳。陸軍で6年間軍務に従事し、敗戦を経験。「東京裁判の結果、処断されたひとたちであるA級戦犯を神としてまつる。これは死者を追悼するとともに、その名誉をたたえる顕彰でもある。そこに条約を締結した国の代表者が正式にお参りすることは、戦勝国の国民に対して説明がつかない。日本国民としても、敗戦の結果責任を負ってもらわなくてはならない人たちを神にするのはいかがなものか、という疑問があるだろう。」(2005.7.13朝日新聞)首相の靖国参拝に触れて述べた言葉は、大変明快であり国際社会、何より近隣諸国に対する外交的見地が行き届いている。
私たちは、戦争を経験し、その後の日本の復興に身をもって尽くした、いわば保守本流といえる気骨のある政治家を忘れてしまってよいのだろうか。何かといえば、政治改革という錦の御旗を掲げ、反対する人々を抵抗勢力と批判する現在の政治手法では、現状を壊すことはできても先は闇の中にある。昭和維新を掲げた2.26も、現在の政治を壊せば天皇の大権で後は何とかしてくれると考えた。今は実際の権力を握っているだけに、もっと始末が悪い。
後藤田正晴、90歳。陸軍で6年間軍務に従事し、敗戦を経験。「東京裁判の結果、処断されたひとたちであるA級戦犯を神としてまつる。これは死者を追悼するとともに、その名誉をたたえる顕彰でもある。そこに条約を締結した国の代表者が正式にお参りすることは、戦勝国の国民に対して説明がつかない。日本国民としても、敗戦の結果責任を負ってもらわなくてはならない人たちを神にするのはいかがなものか、という疑問があるだろう。」(2005.7.13朝日新聞)首相の靖国参拝に触れて述べた言葉は、大変明快であり国際社会、何より近隣諸国に対する外交的見地が行き届いている。
私たちは、戦争を経験し、その後の日本の復興に身をもって尽くした、いわば保守本流といえる気骨のある政治家を忘れてしまってよいのだろうか。何かといえば、政治改革という錦の御旗を掲げ、反対する人々を抵抗勢力と批判する現在の政治手法では、現状を壊すことはできても先は闇の中にある。昭和維新を掲げた2.26も、現在の政治を壊せば天皇の大権で後は何とかしてくれると考えた。今は実際の権力を握っているだけに、もっと始末が悪い。
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