ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

鋸 岳 2022

2022-01-22 | 山登り

22・1・19 Wed 

Ⅰ垣さんのリベンジを兼ねた今回、鋸岳へ行ってみました。そういえば
昔に登ったなと思いメモを調べてみたら、、、2004/1/10~12にS田君と
歩いた以来、じつに18年という月日が経っていたことにア然としました💦

というわけで、前夜に金沢を発って途中の道の駅で仮眠して戸台の登山
口を出発(8:57)。

 

 

 

戸台の河原を角兵衛沢の取り付きを目指してひたすら歩いていたらⅠ垣さ
んから出合を過ぎて熊の穴沢近くまで進んでいるとの指摘を受けて気が付
きました。前回に訪れたときの風景と目の前の景色が全く異なっているこ
とで、ふたたびア然…💦

Ⅰ垣さんの記憶を頼りにルートを修正して角兵衛沢の登山道(11:50)に入
って角兵衛沢を登りつめてゆきます。

 

 

 

 



テント場の適地を角兵衛沢沢のコルに近い2400m付近にみつけてそそくさ
と整地をしてテントを設営します(17:00)。
自分の体感で今日の気温を云えばとにかく寒い、寒すぎる気温です。早速、
お湯を沸かして温かい飲み物と白湯鍋でひと心地着いた後、ガスのカラ炊
きで暖をとりながら過ごして頃合いをみて就寝(21;00)

 

 

 

22・1・20 Thu 

五時に起床して外の様子を伺うと天候があまり良くない。雪が舞い風の
唸りも時々聞こえてくる今回の山行の核心部当日の今朝の様子に慄きつ
つ、朝食のラーメンを食べながら出発の頃合いを待つことにします。
そうして止んだところでテントを撤収してコルに向かって出発(7:50)。



 

 

 

懐かしい角兵衛沢のコルに立ち、これから第一高点を目指す今の僕には
ワクワク感とドキドキ感でイッパイです💦

 

 

 



鋸岳第一高点(9:10)に立った後は第三高点を目指して一旦下ります。

 

 

視界の良くないせいもありますが、目の前に現れてくる景色が今は怖ろ
しく感じます。バリグレードⅠ級とはいえ、今の僕にはなかなかの威圧
感です。

 

 



小ギャップを越えて登り返してゆくと鹿窓へのトラバースになるのです
がここでルートをロストしてそのまま直上してしまい碑のある岩峰に出
てしまいました…💦 なので鹿窓へはロープを使って下りました

 

 

 

 

さて、気を取り直して鹿窓(10:57)でを撮って冬ルートの定石通り第
三高点(11:22)直下の懸垂ポイントへと向けて雪稜を辿ってゆきます。

 

 

前回の下降ポイントの教訓を生かした今回は、大ギャップの直上の支点
から40mロープを二本使って一回の懸垂でコルに降り立つことが出来ま
した。

 

 

 

大ギャップのコルから次に目指す第二高点へは、戸台側へルンゼを下り
岩壁の基部を回り込んで尾根へと登ってゆきます。画像にはないですが
深いツボ足ラッセルで気力体力はどんどんと擦り減ってゆきました…💦

 

 

 



そうして辿り着いた鋸岳第二高点(12:56)にて。核心部を終えたとこ
ろでツエルトを被ってレーションや白湯を補給して暫し心身の休息を。
小休止後、雪深い中の川越へと下ってゆきます。

 

 

 

中の川越(13:50)から甲斐駒ヶ岳へと縦走をする計画でしたが、ここか
ら戸台へとエスケープすることにしました。生憎の天候やこのような積
雪状況の中でのラッセルに必要な気力体力等が足りなくなってしまった
ように感じたから。

 

 

 

熊の穴沢を下りきて戸台川の河にて幕営(17:03)。川の水が汲めるの
で水を作る作業と燃料をケチる必要もなく快適です。早速、お湯を沸か
して温かい飲み物とみそ味鍋でひと心地着いた後、ガスのカラ炊きで暖
をとりながら過ごして、頃合いをみて就寝(21;50)

 

 

 

22・1・21 Fri 

昨夜よりも更に冷え込んだ翌朝、ラーメンを食べてテントを撤収して
河原を辿って戸台へと戻ります。
今日の天気が昨日であったらと思はずにはいられない心境があります。
とはいえ、冬季の鋸岳に18年ぶりに登れて良かった 

 

 

次に来る機会があるならば、その時は甲斐駒まで繋いでみたい
と思い振り返り、その景色をもう一度眺めました、、、

食当や長い道中の運転等、今回もお世話になりました。Ⅰ垣さん
、いつもありがとうございます