ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

野伏ケ岳 2019

2019-03-24 | 山登り

19・3・24 Sun  

6時過ぎに白山中居神社前を出発。未明からの降雪で辺りは真っ白です。
和田山牧場跡までくると、テントが幾つか張ってありました。テント場
から延びる先行者のトレースを追って、途中から尾根上へ。

 

 

 

 

先行パーティを追い越して山頂へ。生憎の状況の中、山頂でしばし天候の
快復を待ちましたが諦めて下山します。ホワイトアウトで頭の中がグルン
グルンしてしまい、もとの感覚が戻るまでの間はとても緊張しました

 

 

 

 

尾根を下っていると、だんだんと天候が快復してきます。再び登り返す
気力はないので、青空の牧場跡の景色をのんびりと愉しんでから下山し
ました。車に到着(10:56)。13時過ぎに帰宅しました。


小白山から枇杷倉山

2019-03-10 | 山登り

19・3・9 Sat 

ひと雨ごとに春の気配が感じられる今日この頃、皆さんはいかが
お過ごしでしょうか。

前回につづきM田さんとの山行です。下打波集落(6:00)に車を置
いて打波川沿いの道を歩いて行き中村集落から三ノ又谷の林道を詰
めて小白山から北西に延びる尾根に取り付きます(8:20)。

 

 

 

 

 

尾根上の積雪は疎らで、藪を避けながら進んでゆきます。
標高を稼いでゆくと次第に積雪が山肌を覆うようになり
ようやく雪山気分を味わえるようになりました。

 

 

 

登り応えを感じながら標高を上げて行くと眺望が広がってゆきます。
尾根末端の取り付きではあんなに高く見えた枇杷倉山の山容でした
が、すでに横目に眺めることができる所まできました。

 

 

 

 

稜線上まであと少しの地点ですが、枇杷倉山を俯瞰するまでになり
ました。枇杷倉山の奥に荒島、銀杏部子が望めます。振り返る度に
写真を撮ったり、景色を眺めたりして足は止まりがちです。

 

 

 

 

 

枇杷倉山へと続く稜線に出ると、小白山山頂までの区間は痩せた
雪稜が続いています。灌木があるとはいえ雪稜を踏み外せば転落
してゆくかと思うとオソロシイ  
ここは慎重に

 

 

 

 

もうすぐ山頂に到着という段で、山頂から人影が、、、
どうやら、僅かな時間差で先を越されたようです、、、

 

 

 

 

山頂直下から見る後景の雪稜が意外とカッコいい。

 

 

 

 

和田山方面からのパーティと経ヶ岳に次ぐ福井県内第二位の標高
(県境を除く)の小白山山頂にて(11:38)。

 「この山がいいね」と君がいったから
  三月九日は小白山記念日」

 

 

 

 

小白山を満喫した後は、鞍の山容が特徴的な枇杷倉山へと進みます。

 

 

 

 

枇杷倉山の南峰山頂が近くなってきました。

 

いつも遠くから眺めていた山が、すぐそこ見えています♫

 

 

 



南峰山頂で小休止をした後、北峰山頂(12:40)を越えて松鞍山
へと下ってゆくと灌木が密生した急な斜面に阻まれました。

 

 

 

 

ロープを垂らしたいけれど、潅木が密すぎて難儀しました。
こんな感じの所を二カ所の懸垂を経て北峰基部に降り立ちました。

 

 

 

のんびり歩いて松鞍山山頂に到着です(14:50)。山頂からは今日
歩いてきたルート(左端から右端)を一望することができました

 

 

小白山から見る趣のある枇杷倉山の山容を松鞍側から眺める
と何ともゴッツイ感じに見えますね。

 

 

 

「三時のおやつ」だM田さんからラムネ味シロップをかけた
「山頂の雪」をいただきました。これはいける、美味しい

 

 

 

 

尾根上の積雪が繋がっていれば大嵐山方面へと辿るつもりでしたが、
どうやら林道に降り立ったほうが良さそうな感じになってきました。
松鞍山頂と・1178との鞍部から池ケ原へと下ってゆきます。

 

 

 

池ケ原(湿原)の林道に下り立ちました(15:50) 。こうして松鞍
枇杷倉、桂島と続く山々に囲まれた雪原の景色を眺めていると、あら
ためて福井の山々を愛おしく感じる気持ちになります。
後はひたすら歩きつづけ、17:50に車が置いてある下打波集落に到着
しました。

今日歩いた距離は26,7㎞だそうで、その半分は林道で残り半分が山に
なるのかな。何はともあれ、こうして歩き通すことが出来たのもM田
さんのおかげです。また、僕のネジを巻いて貰えると嬉しいです、
ありがとうございました。


大木場ノ辻から錫杖岳

2019-03-04 | 山登り

19・3・2 Sat 

V山の会の山行で大木場ノ辻を登ってきました。メンバーはリーダーの
M田さん、ナベさん、Sさん、僕の四人です。
初めは西尾地尾根から大木場ノ辻に登るつもりでしたが、尾根に沿って
古いトレースが残っていたのでそれを辿ってゆきました(7:30) 。

 

 

 

 

 


10:30 大木場ノ辻の山頂です。

 

 

 

 

 

今日は時間に余裕があるので、明日登る予定の錫杖岳へのルートを偵察
しておきました。

 

 

 

 



笠ヶ岳の眺めが素晴らしいテント場(15:10)を確保しました。あとは
明日に備えてテントの中でのんびりと過ごすことにします♫

 

 

 

雪をまとった笠ヶ岳のその表情に魅せられる人も多いのではないでし
ょうか、刻々と変化する夕方の頃は艶やかに感じます♫

 

 

 

テントに入り各自が落ち着いたところで、先ずは雪を融かして水作りから
始まります。それが四人分となるとそれなりに時間を要します

水作りが終わるころ、ちょうど夕飯の時間となりました。食当は女子力の
方面にも安定感があるM田さんが担当してくれました。4㍑の大鍋には入
りきらない程の親鳥と豚肉と野菜のキムチ味鍋(お餅付き)に僕たちが大
喜びなのはいうまでもありません。

 

 

 

食後は蝋燭の灯でイブニングを過ごしました 近年ではテント内の明かり
にLedランタンを用いる機会が多くなりましたが、こうして蝋燭の明かりを
見つめていると何かしら安らぎを感じます。

20:00  就寝 

 

 

19・3・3 Sun 

 

4:20 起床。
朝飯のラーメンを食べて錫杖岳に向けて出発です。
昨日つけておいたトレースで錫杖岳との鞍部に直行♫

 

 

 

朝陽をあびた錫杖岳も素晴らしい。槍穂や笠を背に樹林をまとって座り
こんでいますが、その険しさを覆い隠すことはないようです。

 

 

 

 

 

鞍部でワカンからアイゼンに履き替えて無雪期ルートの途中から岩尾根を
辿るルート(8:30)に入ってみます。先ずは、斬り込み隊長ナベさんが40m
のロープを延ばし稜上へ

 

 

 

 

続いて Sさんが斬り込んでくれました(9:30)。 

 

 

 

で、僕の方はといいますと、何することなくこうして山頂(10:10)
に立ってしまいました 

 

 

 

このような場所から新穂を囲む山々を眺めるのは格別です ♫

 

 

 

帰路はM田さんが下降ルートを築いて僕たちを導いてくれました(11:40)。
テント場に到着後、撤収して昨日のルートを辿って下山(12:30)しました。

 

 

 

槍見(14:20)に降り立つ頃、雨がポツポツと降りだしてきました。その後
温泉に入って高山市街で食事をして帰りました。皆さんのおかげで充実し
た週末を過ごすことができました、ありがとうございました。