ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

雨飾山 2021

2021-05-28 | 山登り

21・5・28 Fri  

taizoさん、Wちゃん、シンさん達と四人そろって登るのは昨年の下ノ廊
下山行以来で、今年に入ってからは初めての山行です。そんなことを嬉
しく思いながら車にゆられて糸魚川ICを出て根知川に沿って雨飾温泉へ
(7:00)。

 

 

 

登山支度を済ませて雨飾温泉から登ってゆきます。先頭を行くシンさん
の姿を追ってなかなかの急登が続く登山道をボチボチと辿ってゆきます。
この登山道の雰囲気は明るく途中には見晴らし台も点在していて意外と
歩き易いです。

そんななか、途中で白いイワカガミをみかけました。僕のその驚きと心
の乱れようがピンボケなこの画像に現れています。なにせ初めてそれを
見たし知ったのだから。

 

 

 

カッコゥが啼きつづける声をききながらゴーシュがどんな話だったかを
思いうかべたり、標高を上げてゆくと残雪が現れてきたり、眺めの方も
だんだんと良くなっていったり、それらを素直に愉しめるハイキングっ
てやっぱいい♪

 

 

 

 

ようやくシンさんに追いつくと、そこは笹平に突き上げる長い残雪区間
でした。ここから先は登山道が使えないようなのでアイゼンを装着して
登ります。僕たちはヒスイ色の海岸から50㎞足らずのところに立ってい
るのだなと思いながら後景を俯瞰しながらひと休み 

 

 

 

 



笹平に着くと足もとにはハクサンイチゲが咲きみだれていました♪

 

 

 

 

笹平からひと登りで雨飾山山頂(10:24)に到着です。頚城山塊や後立の
景色の方に目が向きます。登り始めた頃から比べるとやや雲が多くなって
きたのが気になりますが。

 

 

 

 

山頂で景色を眺めながらお弁当を食べて小一時間を過ごしてから下山し
ます。シンさんの足の調子が保てそうなので登路のピストンは止めて鋸
岳に続く・1290を経由した周回ルートで下山することにしました。

 

 

 

むむむ、噂にはきいていたけどなかなか歩きにくいルートです。おまけに
足場もよくなく、残雪等で覆われたルートが不明瞭なのにはまいった

 

 

 

そんな中、緑色のニリンソウを発見手ごわい登山ルートを辿る状況の
なかに吉兆を見出したような気持になりました

 

 

 

緊張感から解放されて登山口に到着(15:26)。歩行距離の割には充実感
に満たされる内容のルートでした。

 

 

 

 

さて、車で帰る前に登山口にある雨飾温泉(500円)で汗を流しましょう。
古き良き頃の静穏さを今もこうして感じさせてくれる雰囲気と居心地のよ
さが素晴らしい。そんなお宿の中にあるお風呂で(シャワーは無いです)。
↑この後、窓を開け放って鋸岳の景色を眺めながら今日の山行を振り返り
ました

回、こんな僕を一緒に雨飾山に登れるようにと心を配ってくれた皆さん
に感謝を申し上げます、ありがとうございました m(__)m


白倉谷から金草岳

2021-05-26 | 山登り

21・5・26 Wed 

Hさんに誘われてY川さんと三人で白倉谷に行ってきました。Hさんと一緒
に沢に行くのは、沢上谷以来7年ぶりになるのですね、そう思い返すと月日
が経つことのなんと早いことでしょう。池田に集合してY川さんの車で楢俣
川の金草岳登山口へ。ここで支度をして出発(6:58)。

 

 

 

入渓早々すぐに足が冷えてきて、水温に対する靴下の選択を間違えたな
と思いました。何だか先へと向かう気持ちまでもが冷えてしまいそう

前回の金草岳登山で裸足で渡渉をしたときの水の温度があたたかだったの
で今回もそうなのだろうと勝手に思い込んでいた自分が哀しい。先入観や
思い込み物忘れ等が最近とみに増えてきたなと実感しています。

 

 

 



さて、シモット谷出合を越えて白倉谷を詰めてゆくと2~3の滝場が現
れるのですが、多めに感じる水量と寒々しい飛沫を前にすると何とかし
て登ってやろう等という意欲はすぐに吹き飛び何れも高捲いて過ごしま
した。

高捲いて沢床に下り立ち遡ってゆくと、後ろの方でHさんに呼び止めら
れました。遡る沢を間違えているという彼女からの指摘でルートミスに
気が付き沢床に下り立ってすぐ下流側にあった出合へと引き返して事な
きをえました。おかげで助かりました。その後、よさげな小場にて小休
止(10:11)♪

 

 

 

 

白倉谷の核心部を終えて、あとは源頭へと詰め上がるばかりかなと思う
頃に陽射しが戻ってきました。そうなると暖かさが心地よく気持ちがほ
んわかしてきます。振り返ると部子山のむこうに白山が見えました。

 

 

 

 

そうして遡っていると眼の前には4m程の小滝が現れ、どうやら僕達の行
くてを塞いでる恰好です。この場も捲いて過ごそうと僕が考えているとH
さんがロープを牽いて突破してゆくことになりました、さすがです

 

 

 

 

沢を詰めた先は登山道からもよく見える白倉岳から北に延びる尾根東面の
ガレ場に出ました。浅い藪を分けて2分程で登山道に出る位置です

 

 

 

 

登山道を辿って金草岳山頂(12:34)へ。そこでの憩いのひと時に盛り上
がりをみせ小一時間ほどを過ごしてしまいました。なのでその後はそそ
くさと下山   

 

 

 

 

下山は添又谷から。僕の中では単調なイメージのある沢でしたが、かなり
の歩き応えを強いられた結果となりました。これも水量が多めだったせい
にしておこう
堰堤が近づいてきた辺り、今では周知されつつある獣との遭遇を意図せづ
果たした後、車に到着(16:31)。

今回は自分の不甲斐なさや長時間の行動等でとても疲れました。その一方で
沢登りが楽しくて先輩達について歩いてた頃の追憶の中にある疲労感にも似
ているようだなと、そんなふうにも感じる一日でした。



白山中宮道から加賀禅定道

2021-05-21 | 山登り

21・5・19 Wed  

ここを最初に訪れたのは遠い昔に四人で中宮道から楽々新道へ。その次が
一人で加賀禅定道から中宮道へと歩いたことがあるということだけ覚えて
います。そして三度目となる今回はI垣さんと一緒に歩いてきました。

現地集合してホワイトロードのゲート前で登山の支度を済ませて出発(3:41)

 

まずは車道を歩いて中宮道登山口(4:54)へ。中宮道登山口の景色を見て
もそこが今回で三度目の登山口なのだとは思えないまま、橋を渡り階段で
始まる登山道へと入ってゆきます。しばらく登っているうちに、おぼろげ
な記憶がよみがえってきました、、、

 

 

 

シナノキ平避難小屋(7:27)を過ぎた辺りから残雪の斜面で夏道が使え
ないのでアイゼンを装着。そのあと、再び夏道がでていたのでアイゼン
を外してゴマ平避難小屋(10:49)で行動用と泊用併せて3ℓを補給。

 

 

 

あまりパッとしない天候の中、支尾根に乗って北縦走路方面へと進んで
ゆきます。三俣峠(12:46)で小休止して間名古の頭(13:33)へ。

間名古の頭の通過は藪っぽく急な雪斜面にある夏道ルートを嫌い稜線に
沿って進みます。途中から南側の急な無雪斜面を下りつつ岩稜帯を捲い
て鞍部に抜けたのですが、結果的にここが本日一番の核心部になりました

 

 

 

さて、気になる天候の方ですが、行き先の方を仰ぐと雲の通り道のよう。
ようやく雲が去ったかと思えばまた新たな雲が居座りつづけ、たまに風
も吹いてきます。この雨風を防げそうな適地がうぐいす平の中に見つか
ったので、やや早い気もしますがここにテントを設営することにしまし
た(15:16)。

 

 

 

 

テントの中でオヤツを食べながら過ごしているうちに天候が良くなって
きました(16:50)だからといって今頃から行動を再開することができ
るはずもなくラジオを聴きながらコーヒーをのんだりオヤツをつまんだ
りしながら好天の景色を横目に明日の行程に備えます。

 

 

 

夕飯は高野豆腐と鶏肉の鍋(山菜入)と米粉麺です。デザートに
House/プリンミックスを食べるのがお気に入りです
これ、二箱は食べれるなァ


 

 

その後もずるずるとコーヒーやお菓子を食べながらラジオを聞いて過ご
しました。外に出てみると雲は消えて、代わりに星がでていました。
予報通り今夜から明日の朝にかけてが今回の山行中で一番の好天のよう
です。そんなことを思いながら就寝(21:00)

 

 

                            

 

 

 

21・5・20 Thu 

起床(3:00)して、朝食の長崎レモン味棒ラーメンを食べた後、出発
(4:45)。今朝の気温は標高2000mにしては暖かに感じますが、かと
いって半袖姿では風が吹くと肌寒いので雨具を着て歩きました。

 

 

 

こうして天候が良いと歩いていても気分が良いです。御嶽山や穂高連峰~剱
立山や後立の山並みまでもがハッキリと見えています。昨日得られなかった
展望を今日は満喫しながら歩きたいところです。

 

 

 

 

北弥陀ヶ原を経てお花松原へと歩いていると個性的な火の御子峰の景観に
目がとまりました。初めて火の御子峰を目の当りにした時から、いつか挑
戦する機会があるといいなと思い描いて二十余年が経ちましたが、、、
どうやらこれからもそのようにして年が過ぎてゆきそうです。

 

 

 

残雪ばかりのお花松原です。この斜面からの急登がなかなかツラかった

 

 

 

雪斜面を抜けて登山道に合流して翠ケ池(7:20)へ、
それは澄んだ碧眼のようなブルーでした。

 

 

やっと辿り着いた気分です、登山道を伝い大汝峰(7:58)に到着♪
以後の行程が下り基調になってゆくかと思えば少しは気が楽になり
そうです。本心ではもう少しゆっくり過ごしたい場所なのですが、
午後からは天気が崩れる予報なので早を急ぎます

 

 

 

 

御手水池(8:25)でとりあえず、七倉の辻で自分の地図に記載のある
七倉山山頂を経て加賀禅定道へと辿るルートを選んではみたものの、そ
んな道はなかったことに軽くショックを受けつつ、四塚山から長坂を下
って気持ちの良い油池(9:56)へ。

 

 

 

 

振り返ると四塚山もデカい山だったなと思うくらい、自分の疲れも溜まっ
てきました。天池の雪壁をトラバースで過ごして尾添ピーク(天池室跡)
を越えて奥長倉(11:51)にて小休止
この頃から雨粒が落ちてきたり、止んだりの天候になってきました。

 

 

 

一里野スキー場との分岐(13:50)から檜新宮を経て(整備前のせいでしょうか)
うっかりするとルートを見失いそうな荒れ放題のハライ谷の登山道を下ってゆきます。
ハライ谷登山口(15:29)に着く頃にはとうとう小雨になりましたが、本降りまでには
ならなかったのでよかったです。あとは車道を歩いて車(15:42)へと戻りました。

僕一人ではできない山行を愉しむことができたのもI垣さんの意欲と段取り力のおか
げです。ありがとうございました


小倉谷から火燈山 2021

2021-05-12 | 山登り

21・5・12 Wed  

F山岳会のN君とOさん達と一緒に小倉谷(だべ谷)へと行ってきました。
最後にN君と一緒に山に登ったのは二十数年前のことで、その頃はまだ
小さかった僕の息子達も今ではもう立派な社会人なのですから月日が経
つのは早いものだと、こういうときに実感したりします。

竹田に集合して、予め下山時の車を大内登山口へとまわして、もう一台
の車で小倉谷に行き遡行開始(7:00)。

 

 

 

次々と小滝が現れる小倉谷はなかなか楽しませてくれます。中には恐ろ
し気な滝も出てきますが、そんな箇所は全部N君がやっつけてくれるの
で僕達は安心して愉しむことができます

ときには、ヌメリが気になる箇所でビビりが先行しましたが、そこはO
さんに可愛らしい手を差し延べてもらい突破 

 

 

 

昔は穴潜りで簡単に抜けることができた滝場も、今ではその穴は塞がっ
ており、キビシイ態勢を駆使して水際ラインから突破、、、

中程にある大滝は右側草付きから落ち口へと攀じ登って越えて行き、そ
の後小休止♪

 

 

ナメ床帯を過ぎても、次々と小滝が現れて相応に楽しませてくれます。
それにしてもヌメってるなぁ、この沢は

 

 

 

ℎ/550mの二俣は火燈山への左側ではなく、藪漕ぎが少ない小倉谷山への
右側へと進みました。

 

 

 

山頂直下へと延びる沢筋を詰めてゆきますが、水が枯れても足元は滑り
やすいので最後まで気が抜けません。最後に疎らな灌木帯を漕いで登山
道(12:24)に飛び出して火燈山(12:40)で昼食。

 

 

昼食後、何故だか小走り気味に下山して大内登山口に到着(14:00)。着替
えを済ませて、今朝小倉谷手前に停めたOさんの車を回収して現地で解散♪


これまで幾度とめげたり折れたりしたけれど、山登りを続けていて良かった
なと思いました。ナイチンゲールの誕生日であり「看護の日」の今日一緒に
登れたOさんと友達になれたし、こうしてまたN君と一緒に登ることができ
たのだから。


冠山ハイキング・プラス ~徳山ダム~

2021-05-10 | クロスバイク

21・5・10 Mon 

今日は、板垣トンネルを抜けて冠山へと向かうことにしました。朝起き
てから何となく冠山登山に行こうと思い立って、それから準備をしたの
で出発が遅くなりました(8:20)

今立のコンビニでドーナツ一つとジュース500㎖一本を買い、板垣坂か
ら池田町へ。カズラ橋(9:40)で佇んでいるローディさんを横目に静か
なR417を辿ってゆきます。

 

 

 

冠山林道は8番を過ぎると坂道が緩くなりちょっとホッとします。あら
道路の真ん中に「おとし文」が…、この場所では何かに踏まれるかもと
思ったので路肩の土の上へ置いておきました、

 

 

 



それにしても車両の通行が無いというのは余計な気遣いや騒音がなくて
いいですね。天気も展望も良いことだし4番を越えた辺り!?でバイクを
止めて、縁石に座ってドーナツと持参してきたホットコーヒーを補給し
ました。どこからか清々しさが漂ってきそうな、そんな道端でのひと時
です。

 

 

 

2番から1番の区間をとても長く感じつつ、冠峠に到着(11:16)。そこ
は岐阜県側から上がってきた車で賑わっていているという予想外の光景
でした。登山者はもちろんですが山菜採りの人の方が多いような…

 

 

 

早速、冠山の山頂へと行きましょう。自宅から約三時間がかりでやって
きた疲労が少し気になりますが、なんとか山頂に到着(11:56)。写真を
撮ってすぐに下山しました。

というのも、登山道を歩きながらずっと考えあぐねていました。冠峠か
らそのまま今朝来た道を戻るか、それとも徳山ダムを経由して帰るかと。
そしてとうとう峠に到着、、、
空を見上げるとやや雲が増えた様に感じるものの、大きな崩れはなさそ
うだし、せっかくここまで来たんだし、と思い徳山ダムへと下ることに
しました

 

 

 

一年ぶりの徳山ダムの景色です。冠山林道を走っていた頃と比べると今
の天気はどうやら下り坂のようですが、それでも僕にとっては来て良か
ったなぁと思える景色です♪

 

 

 

 

徳山ダム着(13:28)。昨年は禍で入れませんでしたが、今日はバイクや
車で来た人達の姿がありました。

 

 

 

途中、藤橋城の傍を走る旧道へと入りました。だんだんと強くなってき
た向かい風に圧されながらもひたすら前進。ここまできたからには愚痴
は云ってられません…とにかく進まなきゃ家には帰れないのですから…

後悔ついでに云えばいまレーパンが欲しいです。此処まで来るとは思わ
なかっので普通のパンツのまま家を発ったのでとてもお尻がイタイし他
にチェーンに注油もしておけばよかった、、、 

 

 

 

 

横山ダムの手前で奥いび湖を渡って坂内村へと続くR303に入ります。向
かい風は相変わらずですが、加えて雲空がだんだんと広がってきている
のが気懸りです。道の駅(14:25)で休憩をとって売店で買った柿羊羹と
コーラを補給。

その後、八草トンネルを抜けて金居原に来た辺りでとうとう腿が攣り始
めてきました。これにはマイッタ、、、おまけにポツポツと雨粒まで落
ち始めてくるし、これはもぅ試練なのだなと、そう自分に言い聞かせま
した。とにかくこの攣り症状を抑え込まないことには前へは進まないの
ですから、そこに意識を集めました

 

 

 

 

金居原から杉本隧道を経て余呉集落へと入るころには雨粒が路面を濡ら
すくらいに落ちてきました。だからといってペースを上げようものなら
脚攣りが直ぐにも始まりそうなのでジッと耐えながらペースを維持して
進みます。
そうして栃ノ木峠(17:01)に辿り着いた時の嬉しさは何ともいいようが
ありません。ここで雨粒と疲労からの冷えに堪りかねてウインドブレー
カーを着込みました。ただ、ここまで来れば先の目処もたつので気は楽
です。今庄から先は車通りの少ない裏道を繋ぎながら慣れ親しんだルー
トを走ればいいのですから。

 

 

今庄に入ると何か温かい物が欲しくて欲しくて堪らなくなってしまい
ました。小一時間も我慢をすれば家に着くものを、それを耐えられず
に南条SA(17:54)でファミチキとコーヒーを補給。それでひと心地つ
いて小雨が降りしきるなかをかっ飛ばして家へと帰りました(18:45)。

Dst 163㎞

帰宅すると、今日の晩御飯は僕の大好物の鶏唐揚げだと知りました。
最後にとても嬉しい一日の締め括りとなってよかったです