ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

京イチトレイル ~鞍馬駅から上桂駅~

2023-10-31 | 山登り

23・10・30 Mon 

何処か気楽にノンビリと歩けるところへ行きましょう、ということで妻と
二人で京都一周トレイルを辿りながらユルユルと歩いてみることにしまし
た。出町柳に車を置いて叡山電鉄に乗って終点の鞍馬(8:00)へ。ひと登
りしてようやく体が目覚めてお腹も空いてきたので鞍馬寺の境内(8:37)
で朝食のオニギリ🍙を食べながら休憩。

 

 

 

 

鞍馬から貴船(9:10)へ下って二ノ瀬から夜泣峠を越えた先の京見峠へと
歩いてゆきます。ずっとお腹が空いてたまらなかったのでここで焼肉とオ
ニギリ🍙の昼食(12:20)を摂りました。

 

 

 

 

昼食後は今日の泊場の沢ノ池へと向かうのですが、その前に夕飯を買い
に麓の鷹峯にあるコンビニ(13:45)へ。ここで水を4㍑とCoca‐Cola1㍑、
冷凍食品のヤキソバ、炒飯、焼肉、ホルモンや翌日の直食や行動食等を
買い込みました。ここまで来たら鬼平犯科帳のEDに出てくる今宮神社へ
行ってみるのもいいかなと考えていたけど、疲れを感じて止めました…💦

 

 

 

 

食料の重みが加わったザックを担ぎ上げて上ノ水峠を越えて沢ノ池に到
着です(15:05)。平坦そうな場所に適当にテントを張って、暖かな陽射
しに和みつつ夕飯を食べて身体の疲れを癒しました。夕飯を終える頃に
は陽も沈み肌寒くなってきたのでテントに入りお茶を飲んで食後のひと
時を過ごしました。そうしているうちに何だかウトウトしてきたので就
寝することにしました、かなり早い時刻ではあるけれど(18:40)💦

 

 

 

23・10・31 Tue 

まだ暗いのでもうひと眠り出来るなと考えながら気持ちよく眠っていた
ら「もうすぐ六時半だから起きましょう!」と妻に起こされて目が覚め
ました。寝袋から顔を出すとまさしくその通り。外はすでに明るくなっ
ていました。朝食のカップ麺を食べて、熱いCoffeeを飲んでから出発。

 

 

 

 

沢ノ池から峠を越えて下ると高雄(7:40)です。清滝川沿いを歩いて西明
寺の境内(7:56)へ寄り道をした後、嵐山方面へと向かいました。今回は
落合橋から六丁峠へは行かずに、保津峡駅側から嵐山へと辿ってみました。

 

 

 

保津峡駅といえば1982年の松竹映画「蒲田行進曲」の中でヤスが松坂慶子
を連れて九州の故郷に凱旋して駅に着いたシーンが思い浮かびます。そん
な余韻も冷めやらぬ間に、その後の山上ケ峰へ延びる激登りな山道で僕は
すっかり疲れてしまいました。そんな僕にはこうして目の前に延びる緩や
かなトレイルがありがたいです。

 

 

 

嵐山からは一時間半ほどで麓へと下ることが出来ました。上桂(13:10)か
ら阪急、京阪と乗り継いで出町柳(13:58)へと戻ります。
帰り路は妻が車を運転してくれたので、僕は助手席で眠ったまま自宅へと戻
ることが出来ました。ユルユルのつもりがヘロヘロに疲れてしまった僕でし
たが、道中の切符や食材や御守りを買って貰えたことと併せて感謝しており
ます。ありがとうございました♪


六百山から霞沢岳 2023

2023-10-20 | 山登り

23・10・18 Wed  

山と渓谷/1982年7月号のブッシュウォークの記事に感化されて、今回は
六百山へ登ることにしました(※ちなみに昨年は常念岳一ノ俣谷コース)
新島々からバスで移動して上高地から出発(8:30)。河童橋近くから中畠
沢へ入り六百山へと通じる踏跡を辿ってゆくと、二俣を過ぎた辺りから沢
筋から離れて六万山へ延びる左岸尾根の斜面へと移って踏跡は延びてゆき
ます。

 

 

 

尾根筋に出てしまえば後の踏跡は明瞭なので快適です。尖った岩峰辺りが
六百山かなと思いながら登っていましたが、山頂はその奥の緩やかな尾根
のような高まりの方でした。

 

 

 

樹林帯の急登を登ってゆくと岩稜帯に出ました。固定ロープを頼りに岩場
越えて行きます。足元に広がる上高地の景色が不思議と心地よいです。

 

 

 

 

最後に緩やかな斜面に広がる這松を漕いで踏跡を辿ってゆくと、深い這
松に囲まれた六百山の山頂(12:06)に到着。今更ですが山頂から望む焼
岳や岳沢~穂高岳の景色がいつもとは違った角度で見れて新鮮な気分です。

 

 

 

 

休憩後、六百山山頂から霞沢岳へと向かいます。K1ピークまでは踏跡は無
も同然なので初端から激ヤブの藪漕ぎです。藪が薄そうな這松とガレ場と
の際や、這松と笹原の境目辺りを目安に繋ぎながら進んではみましたが尾
根が痩せてくるとルートの選択幅も狭くなり再び深~い這松の藪の中へ…💦

 

 

 

 

👆 約40年前となる1982年の写真と今 👇


最初の小ギャップを越えてひと登り越えて行くと美しくも崩壊の激しそう
な景色の痩せ尾根が現われました。藪もなくロケーションも良いのでここ
で補給を兼ねた小休止(14:33)。

 

 

 

 

三本槍の頂稜に合流する辺りまでは本格的な藪漕ぎを強いられました。
水と泊り装備の入ったザックを背負っているせいか、足の踏ん張りが効
き難くくツライ…💦

 

 

 

👆 約40年前となる1982年の三本槍の写真と今 👇

当初は夕方前の3時頃にはK1に立てたらいいな⁉と考えていましたが三本
槍の頂稜(14:50)でこの時間だとK1に着くのは夕方或は日没後かな…。
そろそろお腹が空き始めてきたし、ガマンしている水分をガブガブと飲み
たくもなってきた…💦

 

 

 

日没までの行動時間が圧してきたのを機に、少し頑張って行動をして漸く
K1ピークに到着(16:49)。ピークが広ければここで本日の行動を終了し露
営するつもりだったのですが、良い場所を探しながら霞沢岳方面へと移動。

 

 

 

互いにヘロヘロになりながら霞沢岳の台地に到着。ヘッデンの明かりを
頼りにテントを張って本日の行動は終了(18:00)。
夕飯を作っている間や食後も僕の体は攣りまくって全く寛げなかったし、
疲れて眠いのもあってダウン寸前。なんだかこんな感覚は久しぶりだな。
お鍋と舞茸ご飯とお餅を食べたらお腹の中から温まってきて少しずつ疲
れも薄まってきたように感じてきて、そのまま睡眠…、20:00就寝

♬~夜空の星がとてもキレイなのは ほんの少し光っているから

 

23・10・19 Thu 

4時に起床してラーメンを食べて後、未明から撤収を初めて幕場を出発
(5:50)。今日も良い天気ですが、昨夜からやや強い風が吹き続けてい
て肌寒い感じです。
徳合峠(8:46)へ辿り着くまでに四名の登山者とすれ違いました。霞沢
岳って人気のないとてもマイナーな山だと勝手に思い込んでいましたが
小屋も締まった平日にこれだけの人に会うなんて思いを新たにしました。

 

 

 

 

徳合峠から島々谷南沢へと下って行くと南沢の中程に岩魚止小屋(10:35)
があります。この小屋が営業している頃にここを歩いてみたかったと思い
ますが、今はこうして小屋の形が残存しているうちに来れてよかったと思
っています。
長い長い南沢を下って二俣(12:35)に着けば、後は気軽に林道を辿るのみ
と言いたいところですが、ゴールまでの道程はまだまだ長く気は重い…💦

 

 

 

 

その途中で目に付いたテントウ虫のような、カメムシのような…ものに
気を惹かれて撮ってみました

島々の集落(14:20)を抜けて新島々駅(15:00)までの道路歩きを終えて
よくやくゴール。今回も自分にしては頑張りました、もうヘロヘロです。
お付き合いいただいたI垣さん、お疲れさまでした。年末年始の山行を乗
り切れるようにお互いにがんばりましょう。


南竜でキャンプ 🏕 2023

2023-10-09 | 山登り

23・10・7 Sat 

前日に白山の初冠雪があったようなので、念のためにチェーンスパイク
を持参して妻と二人で市ノ瀬を出発(7:10)。越前禅定道を辿って弥陀
ヶ原(12:15)へ。

 

 

 

御前ケ峰まで登ろうかと迷いましたが、弥陀ヶ原からエコーラインを経
て南竜のキャンプ場(13:10)へ。陽が射す間は外で寛いでいられるのだ
けど、陽が陰ると途端に冷え込んで寒く感じるのでテントに潜り込んで
ラジオを聴きながら過ごしました。夕飯のホルモン入り豚汁を食べて終
え20:00前に就寝

 

 

23・10・8 Sun 


翌日は別当出合からの下山です。途中で見つけたスギタケ(※現在は毒有)
を採らずに撮ってきた

 

夕方からは九頭竜川沿いの東屋で設けられた鮎会に参加しました。今年で
三年目になる鮎会には部活のメンバー他8名が集まり、N君が振る舞って
くれる鮎の炊き込みご飯や料理を皆で堪能しながら秋の夜長を過ごしまし
た。


北穂池 2023

2023-10-04 | 山登り

23・10・2 Mon 

昔から気になっていた北穂池を訪ねてみようと横尾本谷から登ってみま
した。令和となった今でも20世紀の登山観と共に、僕の愛読書でもある
登山ガイド本「コンタツおじさんの北アルプス案内」の影響を受けたと
いうのもあります。
上高地(6:50)から横尾(9:08)へは荷が軽いのと歩き易くなった歩道
のおかげでよいペースで進むことができました。本谷橋(10:18)で登
山道と別れて沢沿いを遡って横尾左俣出合(11:56)へ。

 

 

 

 

水量豊富な本谷から左俣へ入ると水量が減って歩き易い。途中で伏流のガレ
沢になったので二日分の水(6㍑)を汲んで担ぎ上げることにしました。北
穂滝辺りから水流が復活して以降、枝沢からの水が普通にあることを知り早
々に水を担ぎ上げたことを悔いてしまった…💦

 

 

 

 

左俣本流から支流に入り途中から北穂池がある池の平を目指してトラバ
ースしてゆくと、涸沢ほど広くはないもののモレーンのような景色が広
がる台地に立ちました。その台地に端には小さな池があり水面が確認で
きます…!暑さと少雨で池の水は涸れているだろうと思っていたその池
にこうして水が湛えられていて嬉しいです。

 

 

 

池に向かいながらも背後に広がる獅子鼻や岩稜の南岳が素晴らしく、つい
何度と振り返ってしまうほど。先ずは地図上の小さな池の二つを訪れてみ
ことにしました。上の画像は一つ目の小さな池の手前にあった池です。

 

 

 

 

先に一番大きな北穂池を見てやろうと思い、小さな池を横目に通過しそう
になりましたが、よくよく見れば一つ目の池は背景の常念岳がいい感じで
す。つづく二つ目の池は浅めの大きめな池です。

 

 

 

 

一つ目と二つ目の池を隔てる丘陵を越えた場所で北穂池を俯瞰できました。
池のサイズが一つ目二つ目と奥へと行くにしたがい段々と大きくなってゆ
くよう。湖面に映える南岳の景色が秘境にでも来たような気分へと誘って
くれます。それぞれの池に風情があって、ここは北穂のお池めぐりだな。

 

 

 

 



なんだか昨日からの寝不足が夕飯を食べる頃から瞼に顕われてきたようです。
暖かい豚キムチ鍋をべてCoffeeを飲んで…もう眠くなったので就寝(19:30)

 

 

 

23・10・3 Wed 

4:00に起床してお雑煮の朝食を済ませた後、5:00過ぎにパックキングを始
めました。今日は北穂東稜から北穂~奥穂、前穂と縦走して上高地へと下
山する長丁場。先ずは東稜のコルを目指して朝一番からの登り返しです…💦

 

 

 

 

池の台地から東稜へと延びる支稜を登って東稜北面に広がる台地に飛び
出たところで僕の心は躍りました。足元に点在するチングルマの紅葉や
岩場の織りなす靜かな台地から仰ぐと北穂小屋や前穂北尾根や横尾尾根、
表銀座等の景色が望めて知らずのうちに此のような所でこのような景色
に出合えてよかったと思えてくる場所です。東稜のコルからはゴジラ岩
を越えて眼下に北穂池を望みながら北穂小屋を目指しました。

 

 

 

 

北穂の小屋(8:43)で休憩後、最終バスの時間を気にしながらせっせと歩
き通して奥穂(11:33)前穂吊尾根を経由して上高地(15:40)へと下山し
ました。
今回の北穂池はなかなか見応え登り応えのある内容でした。山行前は漠然
としたイメージしかなかった自分ですが、こうして北穂池への解像度が上
がってしまった今となっては、これからも訪れてみたいコースの一つにな
りました。Ⅰ垣さん、今回も陰に日向に心強いサポートをいただき、あり
がとうございました。