ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

荒島岳 ~大ワサビ谷右稜から~

2022-01-30 | 山登り

22・1・29 Sat

今日は急きょ決まった荒島岳の大ワサビ谷右稜へⅠ垣さんと登って
みることにしました。そんな今朝の勝原登山口で登山の支度をして
いると偶然にも金沢のF山岳会のメンバー達に出会いました。
このしばらくぶりの出来事で自分の中に過ぎてゆく何かを沁沁感じ
ながら登山口を出発(6:57)。

 

 

 

シャクナゲ平(9:06)からの鞍部でワカンを履いて大ワサビ谷へ
と降りて行きます。今回は積雪量が多いので豊富な雪尾根の上に
ルートを取りながら大ワサビ谷出合(9:49)へと到着。

 

 

 

 

初っ端から体に堪える急登で大ワサビ右稜(左岸尾根)に取り付きます。
片手のピッケルを積雪に深く刺し込んで、もぅ片手で積雪や灌木を掴み
ながら一歩、また一歩と前進、、、💦

 

 

 

 

こんな感じのエライ急登が続きますが、積雪が締まっている
おかげで安定して登れて快調です。良くない方へ向かってい
る天候のこと以外は、、、💦

 

 

 

 

右稜の中間部に着く頃にはすっかり視界が悪くなってしまいました。そん
な桧の小場がある痩尾根でツエルトを被って小休止をとりました(11:26)。
右稜の核心部を通過して以降、天候さえ良ければ登山道に合流するまで充
実感のある雪尾根歩きになるはずでしたが、風は強まり気温は低くなって
ゆくこの状況下ではそうもゆかないようです…💦

 

 

 

 

吹雪に霞む陰に中荒島かなと期待と目星をつけながら登り
ますが、なかなか到着しません。視界がないと距離や時間
の感覚が狂ってくるものだなと実感しています…

 

 

 

 

急な痩尾根から緩やかな雪尾根へと変わってきたので中荒島に着いたの
かなと思い近づくと、吹雪の奥へと尾根は更に延びていました…💦
そんな冷たい仕打ちを味わう一方で、今この荒島岳のキビしさの中に懐
かしさを思い起こす自分に気が付きました…


 

 

そうした目星が何度か外れた末、ようやく標識が立つ中荒島(12:07)
に到着 💦
さて、ここから山頂へ行くか否か迷いましたが、風が強く視界不良に
つきシャクナゲ平へと下山することにしました。

僕たちが登山口(14:04)に着いてみると知り合いパーティーの車が停
まっていました。そこですれ違いに気が付き彼等のことが心配になりま
したが、あとで下山の連絡があり安堵しました

 

 

 


今回、荒島岳の登頂はできませんでしたが、仰ぐ今日の夕焼けは
どこかキレイでした♪


↑ 大ワサビ谷右稜のルートです