14・12・20 Sat
sさんの休日に合わせて鹿島槍の山行を計画しました。生憎の天候のよ
うなので県内の烏岳から鉢伏取立山の雪山山行に変更しました。今回の
メンバーは石川県M山岳会のA君とH君。当会のS田君、sさん僕です。
小原集落(7:00)に集合して烏岳を目指します(7:30)。先ずは集落外
れから滝波川右岸を高捲いて”すのう谷”出合へ。谷を渡渉して烏岳から
西に延びる尾根の末端に取りつきます。
標高1250mの手前には岩峰状のギャップがあります(11:02)。ここは
左側の樹林の中をモンキークライムで越えてゆくのですがワカンを履
いたままだとなかなかの苦労です
ギャップを越えてしばらくゆくと三角点ピークになります。
三角点ピーク付近から次第に雪庇が目に付くようになってきました。
烏岳の山頂も近くなってきた頃、風雪が強くなってきました。麓を見下ろ
す景色の方側は穏やかなのですが 反対側のこれから進む先の景色は風雪で
顔をまともに向けることさえ難しい状況です…
ボーっと立ってると「風で張り倒されそうな勢い」です、やや控え目
な表現ですが…
烏岳山頂から先は風圧との闘いです。そうこうしながら風の勢いに翻弄
されている間にも霙や雨粒も混ざっていたのでしょう、気がつけば雨具
も装備もベタベタになっていました。オーバー手袋の指先には水が溜ま
る有様です、ツベタイ…
風からの逃げ道のない雪原状の鉢伏山に到着(13:48)。月もないのに吠
えるH君…、彼にはこの状況もよい刺激なのでしょう。ここが今回の山行
の目的地であり、且つ雪洞での宿泊予定地でもあるのですが、この様子だ
と雪洞を構築するだけの積雪も気力も出ないようなので取立山の避難小屋
(15:53)へと逃げることにしました。 先週の荒島岳もツラかったけれど
今回の山行も同じようにツラい…💦
14・12・21 Sun
前日は夕方から食事をして22:00に就寝するまでの間、談笑をして過ごし
ました。おかげで今朝は6時起床だったし、めずしくのんびりムードで
支度を始めることもできました。避難小屋を出発(8:13)。
今日も生憎の天候のようですが足取りは軽いです。昨日のような強風も
ないし、雨もない。取立山に到着(8:45)。
小原集落に戻ることを考えて、取立山の一般ルートの途中から国道に向
けて下ってゆきます。今回もあれこれと読図に悪戦苦闘し、ときには皆
を右往左往させながら下る下る。
でもって、こんなとこに出ましたその後、入浴してカツ丼大盛りを食べ
てから帰りました。M山岳会の皆さん、S田くん、sさんお疲れさまでし
た。これからの活躍に期待をしております。