ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

三方五湖サイクリング

2024-03-27 | クロスバイク

24・3・27 Wed 

サイクリングをしたいと云う妻のために中古のミニベロを買いました。
とはいうものの、そのままでは乗る気にもなれない状態だったので押
し入れに仕舞い込んでいた昔のパーツを再利用し、代用できないもの
は新たに買って、自分でできない事は自転車屋さんで見てもらって何
とか完成!
というわけで早速、妻と一緒に三方五湖へサイクリングに行きました。
美浜の道の駅に車を置いてここから三方五湖へ出発(8:41)。

 

 

 

湖を回り込んで常神半島を北上して終点の常神(11:02)へ。ここで折り
返して小浜へ向かいます。

 

 

 

 

世久見から海沿いの道路を辿ってゆきます。そこには懐かしい景色が広が
っていました。十年ほど前にGF160㎞コースでも走りましたが、今回あら
ためて訪れてみるとなかなか良い景観であったことを思い出しました。

 

 

 

小浜の駅前(13:40)で遅めの昼食を摂り、帰りは梅街道沿いの小径を選び
ながら美浜の道の駅(16:15)へと戻りました。ドロップハンドルのミニベ
ロなのでロングも大丈夫だろうと軽く考えていたら100km越えの走行距離に
なってしまい、妻には申し訳ない内容のサイクリングになってしまったよう
です。あらためて云うのも何ですが、バカな夫でゴメンナサイ。


Dst 102 km


京都トレイル ~大原から比叡山~

2024-03-22 | 山登り

22・3・22 Fri 

今日は久しぶりに晴れそうなので妻と一緒に京都の山へ歩きに行くこと
にしました。
大原(6:10)に車を置いて先ずは仰木峠へ上がって水井山(7:40)から
比叡山の稜線を南下してゆきます。思ってもみなかった積雪と寒風の中
を僕たちは怯みそうになりながら進んでゆきます。遥々やってきた京都
の山にそんなの求めてなんかいないのに!と心の中でつぶやきながら。

 

 

 

 

釈迦堂を通り抜けて浄土院(8:50)でブラブラ。何年か前の秋にも妻と
ここに来ましたね

 

 

 

根本中堂を捲いて大比叡からケーブル比叡駅(9:40)へ。ベタな観光地
巡りもイイもんです。この後、瓜生山を目指す途中の河原に腰を据えて
お昼にしました。妻がその場で焼いてくれたタレ肉がいつもの弁当ご飯
にとても合いました!

 

 

 

瓜生山(11:50)でトレイルを脱して狸谷山不動院(12:00)を経て一乗寺
へと下ります。後は山際を辿って詩仙堂から曼殊院前を通って修学院離宮
を横目に桧峠を越えて高野川沿いの小径へ。

 

 

 

小径を抜けるとケーブル八瀬駅(13:36)に着いて今日の行程は終了です。
ちょうど僕のお気に入りの曲「My Favorite Things」がスピーカーから流
れていて心地よかったです。その後、ここからバスで大原へと戻って帰
宅しました。
京都の山歩きを喜んでくれている妻の姿を見ていたら、今回も来てよかっ
たなと思いました。お疲れさまでした

思ってみれば、楽な道ばかり選んできたかな、などと、 あまり楽じゃな
い道を登りながらそう思いました。 人生観、少し…グラ!

 


笈ケ岳 ~白山北方稜線~ 2024

2024-03-16 | 山登り

24・3・14 Thu  

今回は未だ歩いたことがなかった白山北方稜線から笈ケ岳を目指してみま
した。メンバーは前回と同じK市さん、Ⅰ垣さんと三人です。
馬狩に車を止めて白山縦走路の稜線を目指して鶴平新道(7:00)から入山
したのはいいけれど、数日前の降雪で登山口へ通じる道路端からワカンで
のスタートです。ここでこの分だと先が思いやられます。
鶴平新道の尾根を登ってゆくと中程で山ボードパーティと山スキーのトレ
ースを辿ることが出来た分だけ助かりました。

 

 

 

 

馬狩荘司山(11:20)を越えて三方岩岳を目標にして稜線を北へと進んで
ゆきます。稜線で曝され続けていた強めの風とラッセルとで疲労困憊な
ので、瓢箪山への登りを前に幕営(14:30)することにしました。
テントに入って水を作りながら夕飯の支度をしていると僕の担当だった
コッフェル(大)を持ってくるのを忘れたことに気が付いてションボリ…
二人の協力により三人分の鍋料理をコッフェル(小)とケトルに分けて
調理することでこの問題を乗り切りました。明日は長い行程になるので早
めに就寝(19:00)。

 

 

 

24・3・15 Fri 

四時半に起床して朝食を済ませて出発(6:00)。今朝も昨日に劣らずの風
が止むことなく吹きまくってますが、気温は低くなく陽射しがある点で救
われています。

 

 

 

 

瓢箪山を登って国見山山頂下を通って仙人窟岳との鞍部へ。仙人窟岳へ
の登りは横風を受けながら雪庇斜面をラッセルで登ってゆきます。

 

 

 

 

雪庇を伴う細い尾根を終えて広い雪尾根になると景色を楽しむ余裕がで
てきました。仙人窟山(10:10)はどこが頂上でも如何でもいいような雪
原状です。眼前に見えるシリタカ山から笈ケ岳の景色が近づいたことに
少しホッとしました。

 

 

 

 

仙人窟山から下ってギャップを越えて登りきるとシリタカ山とのジャン
クションです(11:50)。

 

 

後はいつものルートを辿るだけなので自然と気持ちは楽になって先へと
歩いてゆきますがそれも束の間、今度は飛雪の粒子を伴う横風の勢いに
気圧されながらの前進です。

 

 

 

西から吹き上げてくる強風が飛雪粒子を伴って積雪の斜面全体を流れゆ
く光景はなかなか壮観ですな。

 

最後にしまった雪を踏みしめながら快適に登り詰めて笈ケ岳到着。前回は
アイゼンが欲しいと思った箇所があったのに、今回はアイゼンの必要を感
じないままワカンでの登頂になりました(12:40)。

 

 

 

ようやく辿り着いた笈ケ岳山頂ではありますが、風が強いので早々に下
山することにします。疲労を抑えるためにトレースを忠実に辿ってゆき
ますが風でトレースが消えている部分は同じ足跡を踏んでるのに不思議
とガボリました。
帰路はシリタカ・ジャンクションから小ギャップを越えて仙人窟山への
登り返し(14:26)が一つめの体力的な核心になりました。

 

 

 

二つ目の体力的な核心は国見山(16:24)への登り返しです。大きなギャッ
プの登り返しの中に小さな登り返しがあって、これには気持ちまで疲れま
した。瓢箪山山頂のダラダラを越えてしまえば後はテントも近い。

 

 

 

こうしようやくテント(17:05)に戻ってこれたときは本当に安堵し、そ
して疲れを感じました。二年前に行った塩見岳のときくらいに。
風の無いテントの中に入って気が抜けた後はダラダラとCoffeeを飲み、お
ツマミを食べながら過ごして、ゆっくりと体を回復させてゆきました。
夕飯を食べた後も紅茶やCoffeeを飲みながら過ごして就寝(21:00)。

 

 

 

24・3・16 Sat 

五時に起床して朝食を食べた後は、K市さんのカメラ撮影も兼ねてノンビリ
と過ごしてから出発(7:20)。三方岩岳基部をトラバースして三方岩岳登山
ルートへ。

 

 

 

三角点ピークへ登り返した後は快適な雪尾根をひたすら下って馬狩(11:06)
へと下山。白川郷の銭湯で汗を流して食堂でカツ定食を食べた後、帰宅しま
した。
今回は、前回の笈ケ岳では得られなかった青空と眺望を得ることができまし
た。長い距離のラッセルと風の試練は三人だったから乗り越えられたように
思います。皆さん、ありがとうございました。


三方崩山 直接岩稜… 2024

2024-03-08 | 山登り

24・3・7 Wed 

天候が良くない後立山の計画を見送って、以前から気になっていた三方
崩山の岩稜を覗きに行くことにしました。
金沢から雪道を走って8時前に平瀬に着いたけれど、早起きしたせいかと
ても眠いのとボタ雪が降りしきる景色を前に出足が鈍ってしまい9時出発
になってしまいました。出発早々、国道脇から林道に入ってすぐにワカン
を履いてゆく積雪状況で今日明日の行程を考えたら何だか気が重い。林道
終点(9:45)からいよいよ登りが始まりました。

 

 

 

 

深くはないモナカ状の膝下ラッセルが僕たちをジリジリと疲れさせてくれ
る上に、寒風が吹きつづく中を重荷を担いで上へ上へと登ってゆきます。
1700mを越えた所で気力がつきて、そこで行動を止めてテンバを確保する
ことにしました(16:00)。今日明日はとにかく風が強そうなのでブロック
の積み上げと通路の確保に時間をかけました。
テントに入り水を作りながらコンロの火で暖まります。消すとたちまち冬
のように硬く寒い空気に感じるのと、夕飯中も鳴り止まない風の音に気持
ちは下がり気味。明日は風は強いものの、今日よりは良い天気になるとい
う報せに救われつつ就寝(20:00)。

 

 

 

24・3・8 Thu 

夜中の就寝中に顔へ霜が落ちてきて何度か目が覚めました。風は相変わ
らず吹いていてガスで視界もない、知らずのうちに諦め感が漂う空気感
を感じて五時の起床を三十分遅らせて貰った。朝食を摂ってから遅めの
出発(7:20)。

 

 

 

 

歩いているうちにもガスはだんだんと晴れ上がってゆき、これに気を好く
した僕は岩稜へ取り付いてみようと思えてきました、今さらですが。
稜線の途中から大ノマ谷へと下降して岩稜の取付きを目指してゆきます。
下降してゆく途中の斜面で雪面が硬くなってきたのでワカンを外してアイ
ゼンのみに切り替えます。

 

 

 

 

第一岩稜の末端から取り付いて登りたいところですが、朝の出遅れ分だけ
時間的な余裕がなくなっています(10:10)。とりあえず僕たちのスピード
で登れそうなラインを登って山頂に抜けてしまおうと考えて※目前(右端)
の雪稜から取り付きました。
※登りきった所が山頂だったので、今回のラインは直接岩稜の端っこかな(-_-;)

 

 

 

 

1P目は僕から登らせてもらいました。難しくはないですが40~45度程の
傾斜なので滑ると止められそうにない感じです。雪稜に乗ってしまえば
一安心。

 

 

 

2P目はⅠ垣さん。この先の区間は脆い積雪になっていてアイゼンだと足が
沈んでゆき登り難い感じでした。3P目以降は緩急を交えた雪尾根が上へと
延びてゆきます。ランナーを取りながらコンテで進んでゆきました。

 

 

 

 

最後は山頂直下でロープを締まって三方崩山山頂(11:36)へ。今日は
とても良い天候で、雲海の上に穂高から剱岳の山頂が頭を出している景
色を望むことができました。後ろ側には南白山から別山の尾根や白山や
縦走路の山々を望むことができました。

 

 

 

 

帰路は稜線を辿ってテント場(13:00)へと戻ります。途中で見える三方
崩山の景色に何度と足を止めながら先ほど辿ったルートを振り返りまし
た。来シーズンも再訪したいと考えているので、今回はよい下見になり
ました。車を止めた道の駅(15:20)に着くと、昨日路面に積もっていた
た雪はすっかり消えていて春の様な景色になっていました。
Ⅰ垣さん、今回もお疲れさまでした。