ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

冠山東稜  2025

2025-03-18 | 山登り

25・3・18 Tue 

R417が夜間通行止めなので前日の夕方に池田から徳山ダムを越えて藤橋
でテント泊。

未明に起床して朝食を摂って冠山トンネル岐阜側の駐車場(6:20)へ。
今回はN尾さんと冠山の東稜を登る計画で、南尾根から取り付いて冠山
の南壁を目指して登ってゆきます。すると後ろから二人組のパーティが
追い付いてきました。平日のそれも南尾根で他パーティに会うとは思い
ませんでした。
南壁の手前(9:30)から谷を下降しトラバース気味に東稜の取付きへと
向かいます。適当な取り付き地点を探しながら下ってゆくと、岩稜の末
端に台地状の雪稜が見えたのでそこから東稜に乗りました(10:10)。


 

 

 

とりあえず上へ上へと雪尾根を登り返してゆきます。斜面上部で積雪が
締まってきたのでワカンを脱いでアイゼンのみで進みます。

 

 

 

どんどんと登ってゆくと岩峰に塞がれたので左側から絡んで越えて行き
ます。あまり難しくないルートを選びながら登っているとはいえ、両側
が切れ落ちている地形なのでここから先は慎重にスタカットで進んで行
きました。

 

 

 

この岩峰は左側のブッシュ帯から岩稜上へ出ました。今回の山行の中で
はこの岩峰が一番カッコよかったです。

 

 

 

カッコよい岩峰を越えた後、30m程登ったところで岩稜から小広い雪尾
根になってきました。相変わらず尾根の両側は切れ落ちていますが藪と
緩い雪尾根なのでロープを片付けて進みました。

 

 

 

 

緩いギャップを一つ又一つと越えて行くと雪尾根になりそのまま冠山の山頂へ。

 

 

こうしてようやく冠山(13:08)の頂上に立つことが出来ました。N尾さ
んお疲れさまでした。帰路は普通ルートで下山(16:03)しました。いた
めていた膝が一日でも早く回復するとよいですね、ご自愛くださいませ。

 

 



今回のルートです。


六所山  2025

2025-03-13 | 山登り

25・3・13 Thu 

なぜ六所山という山名なのだろうと思い帰宅してから「続山々のルーツ」
で調べてみると『越知山文書』中には、この山を越知山の別山と呼び崇め
らてきたとあり、『地名辞典』などには六所ノ明神を安置するからと書か
れてあった。
同じ山名の六所山は愛知県豊田市もあって、こちらの山名の由来は六所神
社上宮に祀られている神で、松平の氏神とされる六所明神からきているの
だそう。
この山名がその六所明神からきているのであれば六所山、越の大哲泰澄大
師に倣い呼び崇めるなら別山がよいかな等と思いました。


 う   み   2025

2025-03-10 | クロスバイク

25・3・10 Sun 

自分の体重が過去最高を更新している。それにともなってポッコリして
きたお腹にモヤモヤを感じながら日常を過ごしていたので、今日は久し
ぶりに
三国まで走ってそのモヤモヤを解消するつもりで走ってきました。
三国に着く頃には良い感じでヨレヨレになり
お腹も空いたのでお昼に鶏
のから揚げと稲荷ずしを頬張りながら気が付きました…
そんな
悪あがきよりも、先ずはその一因と思われる食べ過ぎや間食の方
を何とかした方がよいのだろうと。


蠑螺ヶ岳 ~北東尾根~ 2025

2025-03-01 | 山登り

25・3・1 Sat 

浅ちゃんから「蠑螺ヶ岳のルートで面白い記録を見つけましたよ」という
ことで早速行ってみることにしました。
蠑螺ヶ岳登山口(7:38)から鉄塔路を辿って北東尾根に取り付きます。ワ
カンは要らないかなと思っていましたが、次第に積雪深が増してきたので
ワカンを装着して進んでゆきました。北東尾根の終盤にある岩峰稜線まで
は緩やかな尾根歩きがつづきました。

 

 

 

 

標高550mを越えた所に来てようやく緩く広い尾根から痩せた急登にな
りいよいよ岩峰稜線が始まりそうなので此処でワカンを外してツボ足で
進みます。痩せた稜線は小粒の岩峰が連なっていて一つ一つと越えなが
ら進んで行くと、ひと際大きな二つの岩峰(10:30)が現れ足が止まり
ました。



念のためここから先はスタカットで進むことにします。手前の岩峰は左側
からトラバースで越えて、二つ目の岩峰は右側からの谷筋から基部を捲き
上がって稜上に出ました。
二つ目の岩峰に関しては左側のフェースをトラバースして直上するクラッ
クに沿って攀じるルートがスッキリして良さそうでした。

 

 

 

大岩を越えて尚も藪っぽい岩稜を進んで行くと今度は痩せてスッキリと
した雪稜(11:35)でロケーションの方もなかなか良い。その奥にある蠑
螺ヶ岳山頂もずいぶんと近くに見えてきました。

 

 

好天の下、眺望に見惚れながら痩せた雪稜を登っています。機会があれ
ば真冬の積雪が多いときに再訪したいものです。

 

 

 

痩せ尾根が終わると尾根は徐々に広くなって山頂稜線と合わさります。
そこから少し稜線を辿って蠑螺ヶ岳の山頂に立ちました(12:00)。

 

 

敦賀湾を挟んだ山並みの向こうにホームの日野山、敦賀市街の方は自然と
西方ケ岳や伊吹山に目が向いてしまいます。それにしても今日は暖かくて
気持ちの良い天気です。山頂で軽く昼食を摂った後、浦底へ下山(14:10)
しました。

 

 

 




上の画像は今回辿った北東尾根の全景です。岩峰稜線が山頂手前に見えて
います。ルート全体のバランスに対して見所の岩峰区間が短い事、藪が煩
わしい事以外は充実感があって良い山登りでした。
浅ちゃん、今日は遠方から来てくれてありがとうございました。おかげで
未だ見たことのない景色が県内にはまだ多くあるのだろうという想いを持
つて今日一日を終えることができました。


銀杏峰 2025

2025-02-27 | 山登り

25・2・27 Thu 

晴れ予報の今日は妻とその友人のK尾さんと三人で銀杏峰へ行ってきまし
た。登山口(6:50)からよく踏まれたトレースが延びていて助かります。
行程の中程辺りまで来た辺りで踏み抜きが増してきたのでワカンを履き
ました。それにしても今日の晴れ予報はどうなったんだろう。山頂に近
づいてきたのに一向に晴れる様子はありません。
曇り空の下、とうとう銀杏峰山頂(10:28)に着いてしまったのは良いけ
れど冷風が通り抜けてとてもノンビリなど出来ないくらいに寒い状況で
す。なので風を避けれる地点へと移動して昼食を食べながら晴れるのを
待つ事にしました。

 

 

 

 

具合よく風が来ない吹き溜まり斜面が見つかったので、そこでタープを設
営して昼食の間を確保しました。今日は妻が僕たちに焼肉を振舞ってくれ
ました。一時間後、
昼食を終えてタープから出て辺りを眺めましたが昼食
前と何も変わっていない景色に
ガッカリしてそのまま下山(13:24)しまし
た。
今回、晴れた景色を見ることは叶いませんでしたが、僕のポッコリお腹の
解消には其れなりの成果がありました。皆さんお疲れさまでした。

 

 


霞沢岳西尾根 2025

2025-02-25 | 山登り

25・2・25 Mon 

シンさん、Sさんと三人で霞沢岳西尾根を登ってきました。僕にとって
は14年ぶりの再訪です。

二時半にSさんの車に同乗して鯖江から坂巻温泉へ。坂巻温泉駐車場を
上高地へと向かって出発(6:40)し西尾根の取付きへ(7:34)。
確りとしたトレースを辿って迷うことなくずんずんと進んで行けるのは
気楽だし体力的にも助かります。順調に標高を上げてゆくと樹林の切れ
間からの眺望は段々と良くなってゆきます。

 

 

 

樹林帯を抜ける辺りで核心部と思われる岩稜帯(10:50)が現れます。
手足の置き場は確りしていてその補助として固定ロープも使えるので見
た目よりは登り易い。念のためにとSさんが40mロープを携行してきて
くれたのに、何だか肩透かしをくらったよう。

 

 

 

岩場を越えてから山頂までの雪尾根歩きがこのコースのハイライトです。

乗鞍岳や焼岳を背にして山頂を目指してゆきます。霞沢岳西面と穂高連
峰の眺めがグッドです。

 

 

 

昨日までの天候とは打って変わり、今日は暖かで風も穏やかです。良い
天気に恵まれたなと思いながら山頂間近の稜線をたどってゆきます。

 

 

霞沢岳に到着(11:20)。この快適な雪尾根をこのままK2K1へと向かっ
て歩いてゆきたい気分の山頂です。ここでの眺望を満喫しながらカップ
麺を食べながら休憩。35分程を過ごしてから下山します。

 

 

山頂から二時間足らずで順調に道路へと降り立ちましたが、ここから坂
巻温泉(14:30)までの道程がとてもつらかった事は言わずにはいられな
いことだな。
今回はSさんが車で僕たちをお迎えしてくれる段取りと尽力で山行は進
みこうしてシンさんのリクエスト山行を無事に終える事ができました。
ここで感謝と共にお礼を申し上げます。お疲れさまでした。


桐ケ平山 2025

2025-02-15 | 山登り

25・2・15 Sat 


北側の巣原峠と南側の熊河峠とに挟まれた所にある桐ケ平山へ妻と登っ
てみました。今日はどんな景色に出会えるか楽しみです。
水海川の発電所の四町程手前に車を停めて出発(6:20)。水海川に沿っ
て熊河峠手前まで通じていた林道を進みながら、未だ登った事のない尾
根から適当に取り付いて池田大野の境界尾根を目指します。

 

 

 

尾根に取付きて暫くは植林が続いてハズレっぽい景色が広がっていまし
たが、標高800m辺りから先は雑木林になりました。浅く緩やかな起伏
が広がる雪原を経て境界尾根に立つと大野や県境の山々の眺望が広がり
ました。


 

・1121から桐ケ平山△1218m迄、あともうひと踏ん張りといった感じに
見えてきました。はやる気持ちと疲れた体とが嚙み合わないまま、ひと
つ又ひとつと緩やかな起伏を乗り越えてゆきます。

 

 

 

そうして漸く山頂(10:50)に着きました。眺望は申し分なく、温見川を
遡った温見峠の左右に構える姥が岳と能郷白山に目が向きました。
時間的には早いですが、ここで昼食のカップ麺とクッキーを食べること
にします。こうしてマイナーな山頂で地元の山々を眺めながら過ごすの
もまたよし。

 

 

 

帰路は巣原峠の南側の尾根から今朝歩いた林道を目指して下山しまし
た。林道に下り立って今朝のトレースと合流してホッとしたのもつか
の間、それから車までの道程が地味にツラかった。
今日は妻もラッセルをガンバってくれたおかげで僕はとても助かりま
した。お疲れさまでした。


日野山 ~中平吹川から(2)~ 2025

2025-02-14 | ロード

25・2・14 Fri 

朝から小雨が降ったり止んだりの天気ですが、今日はSさんと中平吹川
の支流を遡って日野山を目指しました。支流の出合に着く頃には雨も止
んだのでホッとしました。
支流に入って暫く登ってゆくと幾つとあるはずの小滝は雪で埋まってい
て単なる急登の雪斜面の景色に終始しました。

 

 

 

源頭の急登を終えると緩やかな斜面になり、そのまま尾根筋を辿って鳥居の横を抜
けて山頂へ。そこでは常連さん達に会えました。
今朝とは打って変わり、こんな陽が差しこむ暖かな山頂を後にするのが何やら勿体
なく思ったので昼食を食べてから下山しました。
Sさん、支流をずっとラッセルしてくれたてとても助かりました。今回もお付き合い
頂き、ありがとうございました。


日野山 ~中平吹川から~ 2025

2025-02-11 | 山登り

25・2・11 Tue  

今日は昨日までの大雪の影響で予定していた山へ入れなかったので、日
野山に行き先を変更しました。

中平吹登山口(8:00)から堰堤を越えて適当なところから入渓。沢床は
大雪により埋まっている箇所もありますが、踏み抜きと藪が煩わしいの
で適度に快適そうに見える積雪斜面を繋いで遡ってゆきます。
最初の支流(8:46)を右に見送りながら標高を上げてゆくとCS6m滝です。

 

 

 

更に標高を上げて行くと今度はスラブ状の滝(9:10)が現れます。積雪が
少ないときはそれなりに眼を愉しませてくれる今ルート唯一のポイントな
のですが、今回はその殆どが積雪に埋もれていました。

 

 

 

ナメ滝を越えた上部で荒谷コースからの支流を左に見ながら本谷を忠実に
詰めてゆきます。積雪斜面と化した沢筋は次第に斜度が増して沢筋なのか
如何かさえ分からなくなってきました。そのまま登り詰めてゆくと傾斜は
緩み再び沢筋が目の前に延びています。見覚えのある景色にハッとして山
頂が間近なことを悟りました。

 

 

 

登山道に飛び出すとトレースの無い雪原が広がっていました。今日は荒
谷からも中平吹からも誰も来てはいないようです。奥社(10:05)でお参
りした後、屋根下をお借りして、そこで小休止。

 

 

 

奥社からお堂を見下ろす光景は、昨日までの積雪が多かった事を改めて実
感させてくれました。帰りは焼き餅岩へと延びる尾根を伝って下山(11:20)
しました。
今回もカゴちゃんのラッセルに与りながらこうして登る事ができました。
ありがとうございました。


堂満岳 中央稜 2025

2025-02-03 | 山登り

25・2・3 Mon 

今日はSさんと四年前に果たせなかった堂満岳中央稜のリベンジです。
イン谷口(7:45)から中央稜がある1ルンゼへ(8:14)。ルンゼ内の堰
堤上へと入ってから登攀の支度を済ませて枯滝を登って行きます。

 

 

 

中央稜の取付き(8:50)から少し上がった所からロープを出して、先ずは
僕から登らせて貰いました。出だしの数歩が浮石と強い傾斜で緊張させら
ましたが、そこを抜ければ傾斜が緩み積雪の上をサクサクと登れました。

 

 

 

2ピッチ目はSさん。緩い痩せ尾根を横移動してこのルートの核心と思わ
れる3ピッチ目の取付きへ。物足りないだろうからそのままSさんに3ピッ
チ目も登って貰う。40m近くロープを延ばしたところでピッチを切って、
4ピッチ目となる残り20m程を僕が登って核心部は終了(10:15)。
ロープを片付けた後、山頂を目指して岩稜上を辿って登ってゆきます。

 

 

 

岩稜帯が終わると次第に積雪が増して何てことない樹林帯に突入。そこ
に具合良くトレースが残っていたので喜んで辿ってゆきましたが、踏み
抜きを多発する雪質には辟易しました。早く頂上に着きたいと思うけれ
ど、こういう時ほど山頂までの道程は長く感じます…💦

 

 

 

ヘトヘトになってようやく堂満岳山頂(11:13)に到着。ここでカップ麺
を食べた後、金糞峠からイン谷口へ下山しました。

Sさん、いつも現地までの長い道程を運転してくれてありがとうございま
す。おかげで前回の山行の再戦が叶いました。