23・8・29 Tue
三男としばらく会えなくなるので妻と僕の三人で大原へ遊びに行くことに
しました。思い返せばこうして三人で初めて大原に立ち寄ったあの日から
もう五年の歳月が経ったのですね、そうして訪れた三千院の境内には秋海
棠やヤブランが印象に残る景色が広がっていました。
大原を後にしてキャンプ場へと向かいます。このキャンプ場前の道路は何度
とバイクで走ったことがありますが利用するのは今回が初めてです。利用者
の疎らな場内でのんびりと翌朝まで過ごしてみました。
23・8・29 Tue
三男としばらく会えなくなるので妻と僕の三人で大原へ遊びに行くことに
しました。思い返せばこうして三人で初めて大原に立ち寄ったあの日から
もう五年の歳月が経ったのですね、そうして訪れた三千院の境内には秋海
棠やヤブランが印象に残る景色が広がっていました。
大原を後にしてキャンプ場へと向かいます。このキャンプ場前の道路は何度
とバイクで走ったことがありますが利用するのは今回が初めてです。利用者
の疎らな場内でのんびりと翌朝まで過ごしてみました。
23・8・11 Mon
妻が白山へ歩きに行くと云うので、僕も一緒に連れてって貰いましました。
武生の花火を見た後、前夜のうちに別当出合へ移動して三時半過ぎに出発。
登山道に被さる草木の雨粒で腰下から靴の中までベタベタに濡れてしまい
心が折れました…。別山(7:50)に着いて南竜へと折り返す頃になって漸く
草木や衣服も乾き始めてきて、それでようやく僕達の心は救われました。
23・8・11 Fri
お盆の山行はノンビリとした時間を過ごしてみたいなということで、折立
を起点に癒し渓を繋いで歩いてきました。ルートは折立から真川~シンノ
谷を遡って北ノ俣岳に出て、薬師沢左俣を下って右俣から薬師岳へと遡っ
て、登山道で折立へ下山という内容です。
M山岳会のメンバー+僕の五人で行ってきました。
真川からシンノ谷(10:36)に入って本日の幕場を目指して遡ってゆきま
す。あちこちに見られる斜面崩壊の土砂や倒木等で目の前に広がる渓相
に荒れ気味で、昔のような癒しの渓相を今に求めてはいけないようです。
本日の行動を終えるには時間的に少々早い気もしますが、下部の伏流帯
を過ぎた標高2100m辺りで行動を終えて幕営するつもりでしたが、そこ
での流水がなかったので少し戻った地点で幕営(14:20)することにしま
した。おかげで真川源流の中でノンビリとした時間を仲間達と過ごすこ
とが出来ました。20:30就寝…
23・8・12 Sat
今朝は五時に目覚めました。灰に埋もれまばらな熾火を扇いで火を熾しま
した。朝食を摂ってから出発(7:20)。この先、涸れ沢の状況なので登山
靴で遡ってゆきます。標高2200mで細いながらも沢の水流が復活してきま
したが二人は沢靴に履き替え、三人は登山靴で登ってゆきました。
源頭で休止をしていたら仲間の一人がザックに外付けしておいた靴の片
方を落としたことに気が付いて独りで探しに戻りました(10:40)。再び
ここへ戻ってきた頃には2時間が経っていました…、オツカレサマデス💦
シンノ谷を詰めて北ノ俣岳(12:32)へ。赤木岳方面へ登山道を下った鞍
部辺りで広く穏やかな薬師沢左俣の源流へと下って行きます。
左俣には幾つかの滝が懸っていますが、どれも優しいルートを選べばク
ライムダウンで下ってゆけます。登山道との出合が近く感じる地点で行
動終了(16;50)。行程的にみると本日はあまり進んでいませんが、一応
はノンビリ登山なのでこれでよいのです。
早速、薪を集めたりタープを張ったりしながら泊まる支度を始めます。
焚火を囲んでそれぞれが夕飯の時間を愉しみ過ごして22:30頃に眠くなっ
て就寝…
23・8・13 Sun
今日は五時に起きて七時に出発。左俣を下った登山道が懸る地点で、調子
のよくない膝を庇って下山することにしたT原さんに見送られ、四人で右
俣へと向います。
本谷に降り立って少し遡ったすぐが右俣出合でした。そこを遡ってゆくと
先行パーティがありました。初めての沢に少しワクワクしながら滝場を越
えて先に進ませて貰いました。
右俣は陽射しが入りこんで明るい印象です。ここの沢も通過に困難な滝
はなく、辺りの景色を愉しみながら登ってゆくことが出来ました。源流
に入ると水流が消えたので登山靴に履き替えて稜線の登山道を目指しま
す。詰めのルートは小屋へ向かう枝沢の更に上流側の枝沢から登山道を
目指しましたが、結果的には早めに登山道に出るルートの方が歩き難い
源流帯の斜面が短くてよいのだと後から身をもって知ることができまし
た…💦 せっかく此処まできたのだから登山道の脇にザックを置いて薬
師岳山頂(12:20)を往復してから太郎小屋で休憩(14;10)。
折立へと下山する途中で登山道沿いを歩くクマに遭いました。一人前とし
て生きてゆくにはまだまだ小さな姿にエールを送りたい気持ちになったこ
との他は、早く下山したい一心で歩を進めるばかり。いいかげん歩きたく
なくなってきた頃にようやく折立登山口(16:50)に到着してホッとました。
先に下山していたT原さんが奥の駐車場に止めてあった車をキャンプ場前
に回しておいてくれてとても助かりました。
今年のお盆前山行はノンビリできそうなコースを選んだこともあって、皆
とこうして過ごすことができてよかったです。またそんな機会が巡ってく
るとよいなと、今回の癒し渓に思いを馳せながら帰宅しました。
最後になりましたが、差し入れやら車の運転やら皆さんいろいろとありが
とうございました。
23・8・4 Fri
毎日暑い日が続いている最中ではあるのですが、登ってみたかった屏風山
にN尾さんと沢登りで行ってみました。入渓地点の路肩で待ち合せをして
(7:00)捲き道を利用して東ノ水沢出合へ(9:30)。憂慮していたオロロ
にまとわり付かれ何かよい方法はないものかと考えてはみたけれど、僕に
出来た事とは小枝を振り回して数匹を撃墜するのみ…💦
中ノ水沢を遡ってアラクラ沢出合(11:55)に到着。ここからスラブっぽ
い小滝をどんどん登ってグングンと高度を稼いでゆきます。登れない滝
は簡単に捲けるので気楽です。
これで終わりかなと思いながらナメ状の滝を左側支流の小滝から捲いて
再びもとの沢に立つと、ナメ状の緩やかな沢が奥へと延びていました。
その快適な沢床に導かれてどんどんと登っていったら山頂の南側に突き
上げる源頭に出ました…。山頂直下に出るのは先ほど捲いた小滝の沢筋
なのだなとそのとき思いました…💦
県境稜線上には薄いながらも踏み跡があるのでそれを辿って屏風山山頂
へ(14:46)。なんとも遅めの山頂到着時刻となってはしまいましたが、
後は下るだけなので、そう思えば少しは気も楽になるでしょうか。
県境尾根上にあったあの大桧も今はもう朽ちるのを待つだけ…。
確りとした踏み跡を辿って県境稜線の最低鞍部から東ノ水沢の源頭へ降り
立ちました。周囲の景色や足元が薄暗く感じます、陽が傾いて陽光が入り
込み難いのでしょう。トチボラ沢辺りを歩いていると東ノ水沢が西へと向
く辺りから陽射しが足元へと入ってきてホッとしました。18時前にようや
く泊場のナベクラ沢出合に到着。早速、焚火をしながらタープも張ってご
飯を食べてから就寝(22:00)しました。