22・7・26 Tue
当初の山行計画は今回で二度目の順延…、ならばと代案を考えてみようにも
お天気占いは北も南も良くない判断や予言を告げるばかり。そんな中で比較
的天候に期待が持てそうな比良山系で沢を登ってみることにしました。そん
な初日は口ノ深谷から。
坊村から林道を辿って口ノ深谷出合から入渓(8:00)。岩のヌメリが気にな
りますが、次々と現れてくる小滝を快適に越えてゆくことができる程度です。
なるべく澪筋に近いラインを選んで登ってゆきましたが、時たま塞がる
大きな滝や怖ろしい箇所はⅠ垣さんに引き上げてもらったり、或は高捲
いたりしながら越えてゆきました。
最後の大滝は落ち口まで簡単に登れるのですが、その上へ続くトイ状
の3m滝の通過が本日の一番怖かったポイントでした💦
大滝を越えた上流で登山道に合流(12:52)して遡行終了にしようと思って
いましたが、せっかくなので武奈ヶ岳山頂まで詰めてみようとそのまま沢
を歩き続けました。勘違いをしてコヤマノ岳との鞍部近くの登山道(13:56)
へと延びる右からの沢筋に入ってしまいましたが、結果的には藪漕ぎもなく
一日を通して快適な沢登りになりました♪
武奈ヶ岳(14:13)からは御殿山コースを経て坊村へと下山。その後、麓で
テント泊をして明日に備えました
※ ちなみに、僕が最後に此処の沢に入ったのは何時だったのかを調べてみ
たら、何と2008年の7月26日! そんな偶然にちょっと笑ってしまった。
22・7・27 Wed
朝食を食べた後、坂下集落へと移動。二日目はヘク谷の遡行です。乾かして
おいた沢装備は生乾きのせいだろうか、とても臭い…💦
ヘク谷(8:40)に入ると昨日の谷よりも明るいし、岩もスベリ難い感じがし
て気分がいい。グレード的には口ノ深谷に比べてヘク谷の方が評価は低めの
ようですが、なかなかどうして、こちらの方が充実感があってステキです。
小滝を登るにはそれなりに飛沫を浴びながらジリジリと越えること
になります。とはいえ、脇から捲くこともできますが…💦
20m大滝(11:00)を捲き道から越えて、上の二俣を過ぎた辺りから
涸沢になってきたので、沢靴が汚れる前に登山靴に履き替えて谷筋
を詰めてゆきます。
蛇行しながら延びる涸沢を辿ってゆくと頭上が明るくひらけて小女郎ケ池
の畔に到着(13:45)。遠くに雷鳴が混じる景色を眺めながら小休止して、
サカ谷道を下山(14:57)。朽木の温泉で二日分の沢臭を洗い流してサッパ
リしてから帰りました。
今回で二度目の順延になってしまった山行を年内に実現できたらいいなと
いう気持ちはひとまず横に置いといて、それなりの内容で過ごせただけで
もよかった。どうやら今回の比良のお天気占いは「吉」とでたようです。