12・11・10 
僕がまだ三十代だった頃…、僕の師匠 Ｕ氏は云いました。世の中って
いうのは、自分の心の写し鏡みたいなもんや…」なんだか漱石先生の作
品のごとき深いその言葉が、今になってこの身に沁みます…
明日は久しぶりにバイクで走れるなぁ、と好天を思いえがきながら眠り
につきました。そして早起きをして車で敦賀港へと向かいましたが雨。
ならばとそのまま車で熊川宿に行きましたがここも雨…。更に南下すべ
くそのまま雨の朽木を越えて、琵琶湖大橋まで来てしまいました…
素直に湖東や御在所方面に走りに行けばよかったのかなぁ…
大津から小関峠を越えて京都市内に入ります。向かう先は京都市の北側
にある「峠」です。
賀茂川に沿って府道60号の山道を延々と突き進むと料理旅館のある処を
過ぎた先で府道は行き止まりになります。せっかく此処まで喘ぎながら
登ってきて、「この先行き止まり」、と云うのでは楽しみも半減なので
すが、この旅館から少し戻ったところに国道161へと繋がる持越峠があ
ります。
持越峠はこの中途半端な府道と国道を繋ぐバイパスのようなルートです。
この峠を越えて、今度は京見峠（画像下）を走りました。
今日の天気が良ければ、僕の中では最高のルートになるはずだったのに
曇り空と時折気になる雨粒のせいでしょう、僕の気分はどんよりです。
だらだらと京都市内を適当に走りながら、紅葉はどんなもんやろかぁ、
とも思ったりもしましたが、やっぱり気分も天気も ど～んより、、、
せっかく、こうして久しぶりにバイクに乗れたというのに・・・
