ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

加賀大日山の沢登り

2018-10-29 | 山登り

18・10・28 Sun 

秋も深まる中、加賀大日山の沢登りに行ってきました。今回のメンバーは
K上さん、S田君、僕の三名です。K上さんとは十年程前にクリスマス寒波
で敗退した遠見尾根山行以来ですね。

野向から新保への国道が開通したおかげで、小松市の深山も近くなりまし
た。新保登山口で支度を済ませて、小雨が降りしきる中を晴れの予報に背
を押されるままに沢へと入渓(8:00)。

 

 

 

 

紅葉を眺めながら平沢をのんびりと沢を遡行していると、先に
は思いもよらない大量の倒木が堆積して沢を塞いでいました。

 

 

 

沢筋から離れて荒地の中の倒木群を捲いて進んでゆきます。
それにしても、なぜこんなに多くの倒木が圧し折られてい
るのでしょうか。

 

 

初めは辺りの地形や風景から台風や土石流が原因なのかなぁ
とも思いましたが、末端の倒木群から数百メートル程を遡っ
た二股近くの光景を見て雪崩だなと思い直しました。
そういえば豪雪だったのは今年のことだったかなぁと、ひと
りごちた。

 

 

 

二股を過ぎて標高を上げてゆくと倒木群により前途を塞がれる
ことはなくなり、代わりに快適な小滝が適度に現れて遡行を楽
しませてくれるようになってきました。

 

 

 

この寒空の中、滝場で水流を浴びるのはツライです

 

 

 

途中で沢の水流は消えますが、沢筋は明瞭で快適です。足元が
水流に曝されないぶんだけ温かく、苔の緑を眩しく感じる心の
余裕もでてきました♫

 

 

 

源流域に入ると水流れが復活しました。そして最後の最後に
6m程の滝が現れて僕の行く手を阻みましたが、S田君のお助
け紐により無事に通過することができました。

 

 

 

沢を詰める越前甲と加賀甲との分岐手前の登山道に飛び出しました。
11:50 しばらく登山道をウダウダと歩いて大日山々頂に到着です

 

 

本日の山頂は休んでいるだけでも寒いし眺望の楽しみもないの
で、カタクリ小屋まで歩いてお昼ご飯を食べることにしました。

小松市最高地点の同小屋はとてもキレイに整備されていて快適
な時を過ごすことができました。

 

 

 

下山途中の沢沿いにも圧し折られた倒木の景色がみられました。
カタクリ小屋からは小一時間程で登山口に到着(14:00)。

結局、山行中に陽が射すことはなく、どこか侘しさを感じる秋
の時雨の一日となりました。

K上さん、こんどは雪山に登りましょうね。S田君、いつも山行
立案ありがとうございます。


曽爾高原サイクリング

2018-10-22 | クロスバイク

18・10・20 Sat 

久しぶりにアンカー号でサイクリングに出かけました。行き先をある
程度きめて装備をバッグに詰めて、スタート地点への湖北の道の駅へ
と車で向かいます。


 

 

 

道の駅/近江母の郷をのんびりめの10時前に出発。中山道を辿り
途中から養老へと向かい、そのまま揖斐川に添って細道を南下し
てゆきます。久しぶりに訪れた桑名の九華公園辺りを絡んで鈴鹿
方面へ。

 

 

 

 

四日市に入ると工業地帯が現れてきました。僕の中では映画「爆裂都市」
の冒頭シーンを想い起こさせてくれるような景色です 。流れる音楽なら
ルースターズのアルバム「INSANE」でしょうか。

 

 

 

 

デコラティブな建造物を眺めながらしばしの休憩♫

 

 

 

ロードバイクではR23号沿いを走ることが多いので、今回は千代崎から
白子までは堤防沿いを走りました。後方の名古屋方面には暗い雲が広が
っていました。

 

 

 

 

まだ17時過ぎなのに、もう日没かよ、トホホ…遅く出発したのが悔やまれ
ます。奥津駅まであと少しだな、という段になって目の前の県道に土砂崩
れで通行止めの看板が…仕方なくその看板に示されている闇夜へ延びる
迂回路を黙々と走りました。

 

 

 

 

月明かりに照らされた峠を越えて再び闇夜の中を下ってゆくと国道に
合流することができました、嬉しい そのまま国道を走り続けてよ
うやく道の駅に到着です(20:05)♫
時計が無ければ真夜中のように思えるような静けさと寒さが圧してく
る、ここはそんな場所でした。早速、お湯を作りながらテントを立て
てFDのご飯と買い置きしておいたセブンの焼肉を食べ、そして眠りに
堕ちました 

 

 

 

18・10・21 Sun  

5時に起きて買い置きしておいたセブンのラーメンを 食べてから出発。
今日は今回のサイクリングの目的地の曽爾高原を目指します。

 

 

 

曽爾高原の車道の終点前にバイクを置いて山頂を目指します。
僕が履いているサイクリング用のMTBシューズのソールはプラ
製なので滑りやすいですが広く快適な山道に助けられました。

 

 

 

展望台付近からの眺めです♫下山は尾根伝いの道を選んで下りました。
登山口に着いてみると、大勢のハイカーや車で賑わっています。思って
いた以上に人気がある山なんだと実感しました 

 

 

 

 

高原から香落谷方面へとバイクで下っていると、なんとも愉し気
な山が迫ってくるじぁないですか、そんな何気ない集落と山容の
景色が僕好みです。

 

 

 

 

県道を下って国道と合流しました。中央奥が先ほど登ったきた曽爾高原
です。ここから名張~伊賀~信楽を経由して帰るか、それとも奈良を経
由して帰るかを考えたあげく、せっかくなので室生寺に立ち寄ってから
帰ることにしました。

 

 

 

 

 

国道の栂坂峠を越えて宇陀市に入ってゆくと多くのローディさん達
が憩っていたり走っていたりしています。その後も室生寺に通じる
この県道沿いで数多くのローディさんとすれ違いました。

 

 

 

初めての室生寺です♫ 

 

 

 

 慶雲殿

 護摩堂 

「屋外の木造五重塔では法隆寺に次ぐ古さ」と云われても、
そうなの…?と驚くような佇まいですね。

 奥の院へは急な石段を登り詰めてゆきます。これがなかなかの急登
で、下りでは石段と滑りやすいソールでこれはこれで気を遣いました

室生寺からはその流れで長谷寺に立ち寄って、車通りの多い道路を避け
て竹内街道らしき通りを西進。葛城川との出合いでたまたま目に着いた
奈良CRに入ってそのまま延々と北上。平城宮跡から歌姫街道に入り奈良
市街を脱出しました。

 

 

 

 

まぁ、木津以降は慣れた感じの道程をただひたすら走り続けるのみです。
とはいえ、どうやら本日もイブニングライドとなりそうです

 

 

奈良市街を出て以降、「次のセブンで補給だ」と心に思いながらファミマ
やローソンを見送り琵琶湖左岸の湖岸道路を走り続けました。そうして四
時間が過ぎた頃、ようやく新海浜のセブンに辿り着きました。21時過ぎに
道の駅に到着して、一泊二日の短いバイクパックの旅は終了しました。

今回、アンカー号に乗るのは久しぶりだったけど、不具合もなく走ってく
れてよかった♫ただ、次にアンカー号で行くときには自身の精神的資本の
増強をしないといけないなぁと感じました。


荒城川柳谷を巡ろう

2018-10-15 | 山登り

18・10・13 Sat 

久しぶりに僕のお山の先輩であるU師匠と沢登りへ行く機会がやってき
ました。そういえば、U師匠と一緒に山で泊まったのはいつ以来のこと
だろうか、昔はよく連れて行って貰っただけに、なんとも懐かしい感じ
がします。

今回のメンバーはU師匠、S田君、S木さん、僕の四人です。5:30に
福井を発ち、荒城川がある丹生川ダム上流へ。
ここで二組に分かれ、師匠とS木さんは林道終点から歩いて柳谷橋へ、
S田君と僕は木地屋渓谷から入渓して柳谷橋へと向かいます(9:10)。

 

 

 

 

ダムの上流に流れ込む木地屋渓谷は近隣稀に見る素晴らしさですね。
心を躍らせるナメ床歩きが延々と続き、右岸に林道が通っているこ
となんて忘れさせてくれます♪

 

 

 

 

13:40 柳谷橋の上では僕たちよりも小一時間ほど先に着いた師匠たちが
待っていました。無事に再会し、ここからは四人で柳谷右俣へと進みます。



 

 

右俣のナメ床は木地屋渓谷のナメ床とはまた異なる味わいで、隣の沢上谷の
ナメ床と似た感じです。ソールのフリクションを効かせてナメ床を登り切れ
ると、ちょっぴりだけど心地よいです♪

 

 

 

 

途中には通過が難しい滝場もありましたが、いつものようにS田君が
トップで登って確保してくれます。おかげで僕たちは心おきなく写真
を撮ったり駄弁ったりしながらも、困難な滝場をやり過ごすことがで
きました

 

 

 

 

 

陽が見た目にも傾いてきた頃、今夜の泊場を上流の小さな河原にせくせくと
定めることにしました(16:00)ちょうど目の前の流れの中に岩魚がを見つ
けたU師匠は果敢にも手掴みで一匹を仕留めてくれました。
夕餉はS田君が準備したガッツリ豪華鍋料理+岩魚一匹です。四人用の鍋で
三回作って貰い、最後に玉子うどんで〆てくれました。S田君の料理の素晴
らしさには僕たちはただただ感心するばかりです

十月も半ばとなるとタープ下で寝るのもやや寒そうですが、焚き火が濡れた
衣服を乾かし料理が体を温めてくれてとても心地よく眠ることができました。

 

 

                         

 

18・10・14 Sun 

5:20に起床。朝食は各自がFDやカップ麺等で済ませます。 
後のひと時は焚き火をして過ごし 6:50出発。

 

 

 

 


柳谷右俣の源流から左股との中尾根を乗越して今回の下山ルート
である左俣沢へ。右俣出合を目指してどんどん下って行きますが、
右俣のようなナメ床はあまり目に付きません。

 

 

 

途中には大滝が続けて三つあり、それぞれの滝を懸垂で下って行き
ました。滝場を終えるとちょうど支流との出合で、しばし休憩♪

 

 

S木さん、元気ですね

核心部を終えて気分も楽になり、後は景色を楽しみながら歩くだけか
と思っていたら、最後に堰堤が次々とでてきた。一つひとつ捲いて下
ってゆくのも面倒なので、そのまま林道を辿って柳谷橋へ。

柳谷橋からは昨日遡行した荒城川を眺めながら林道をのんびり下って
ゆき、12時過ぎに林道終点に停めた車に到着♪

こうして久しぶりにU師匠達と泊りで沢に入ると、若かりし頃のこと
が思いだされます。懐古の情が起きるのは何も秋のせいだけではない
のだろうけれど。皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

                            

 

 

 ◆おまけ