11・5・21 Sat 


最近はどうしたことかMTBにはまっています。仕事が終われば
日没ギリギリも覚悟で某山のトレイルを走っています。この勢
いにのって週末もMTBでと行きたい処ですが、久しぶりにクロ
スバイクでツーリングに行きました。
ということで奥越方面か能登か嶺南かと悩んで僕の苦手な坂の
少なげな敦賀から綾部、福知山を流れる由良側沿いのコースに
決めました。


今回も敦賀港から出発( 4:50)。今はすでに薄ら明るいのでもう
少し早めに行動ができそうです。先ずは県道一号線の起点になる
大飯町を目指してしかし、南風の向かい風でペースは上がらず。
小浜からはいつものように自転車道から国道のトンネル帯を捲き
ました。

大飯町の青戸の大橋手前から県道に入ります。車通りは少なく
川沿いの景色を眺めながら走ります。こんなのはやっぱり気持
ちがいいです。それにしても向かい風はいつ終わるのか。


今回は珍しくジャージとレーパンです。京都府との境が近づい
てくると道路は細く地味になってゆきます。


ようやく綾部市の源流域に到着です。地図の上ではここに降っ
た雨は上林川となって由良川と出合い海に帰ります。右側の小
川は源流部の水がすでに集まって道路わきを流れています。
ちなみに由良川の源流といえば、僕が思うに芦生の原生林を流
れる上谷をその源とするのが妥当だと思います。しかし私有地
につき許可申請をした登山者のみが入山できるので自転車は入
れません。

福井県側が県道なら、こっちは府道か。


だんだん川幅が広がってきました。由良川流域の景色は何処も
心地よく感じます。途中にはかなりアバウトな牧場があったの
で近くまで行きました。


支流との出合を重ね、水の量も増えてきました。それにしても
辺りにはコンビニもスーパーも何もない素敵なところです。
そして廃校や廃業した店、当時の広告看板等、昭和の残滓が今
も村の一部として存在している地域です。青少年山の家まで下
って来ると少しずつ下界からの喧騒が戻ってきます。


ここで国道27号線と合流(10:38)。以後は由良川本流に沿って
海に向かいます。


途中で国道27号線をそのまま北上してしまい時間をロス。いつの
まにか由良川が見えなくなっていたのに風向きのことで頭がイッ
パイで気がついてなかった。引き返して綾部駅前を通過。気がつ
いてホント良かった。

由良川の堤防上のサイクリングロードを長々と辿ってようやく
福知山城が見えてきました。


福知山駅に到着(12:09)です。そして西行きの川沿いの道路は
福知山市からいよいよ北上してゆきます。追い風に乗れるかと
不安と期待が。しかし行けども風は横殴りで一向に背中を押し
てはくれません。そうやってもがいているとタンゴ鉄道の大江
駅に到着(13:02)。鬼の伝説が町興しのようで。


ここまで下ってくると由良川もデカすぎて怖いです。揖斐川や
長良川にも勝るとも劣らない光景でした。舞鶴市に入って漸く
追い風に乗れて、そのまま一気に由良川河口へ一直線!


着いたところは神崎という風光明媚な海水浴場で他に見所のあ
りそうな感じなのですが時間が無くて気持ちの余裕がありませ
ん。今回は由良川の河口に着けば満足です。

向こうに見えるのは北近畿タンゴ鉄道宮津線です。河口付近の
砂地は草がボウボウでゴミの他は何もないようですね(14:10)。
こんな結末でも僕にはOKです。後の行動を思うと時間もないよ
うなので走ります。今度は暫し逆風の中を舞鶴の自衛隊を目指
して頑張ります。


東舞鶴の海上自衛隊に到着(15:10)です。前回のときより艦
船数が減りました。気のせいかどこか隊員の表情にも長閑な
空気感が広がっているような。写真だけさっさと撮ってすぐ
に走り始めます…これから敦賀まで帰るのだと思うと心が折
れそう。


幸運なことに帰りは追い風がメインなので快調に走れました。
小浜公園に到着(17:11)。そのまま海沿いの自転車道を走り
梅街道に入ります。横目にも陽が傾いているのが分かります。


美浜を通過する頃 (18:51)には夕陽が見えました。いい感じ
なのでしばし休憩を。それにしても陽が長いというのはありが
たいです。
ここまでくればあとは敦賀市内を残すのみなんて考えていたら
何だか関峠の坂を登り詰めるのが嬉しくなりまました。
サイコンのDstを確認すると300㎞に近いけど「壁」を越えるに
は敦賀港へ直行では無理だなということで寄り道をして敦賀駅
(19:45)へ。その後、敦賀港から車で帰りました。
今回ようやく「300㎞」の壁を越えた。これもカーボンフレー
ムとUmedaさんのおかげですね、感謝。
【走行データ】
Tm 15:03 Dst 300km Max 52、4㎞