ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

新又越から手取川河口へ

2018-11-26 | ロード

18・11・吉日  

松岡からバイクで出発(5:30)。僕のロードバイクってこんなに重かった
かなとか、平地なのにこんなスピードしか出せなかったのかなぁとか、そ
んなモヤモヤとした気分を抑えつけながら野向へ。

なんとなく予想はしていたけど、横倉までの道程ですでにバテバテになっ
てしまいました。サイコンの速度表示が8~9㎞/hなのを見てると、ものご
い気分になってきます…。



 

 

 

やっと新又越に到着 (8:11)、嬉しい♫

 

 

 

 

峠の北斜面辺りには先日の残雪がありましたが、少し下ると路上からは
跡形もなく消えていました。景色を堪能しながら下ってゆきましょう。
とはいえ、ゆっくりと下らないととても寒い…。

 

 

 

 

谷沿いに溜まっている冷気を掻き分けて走っているうちに寒さで体が
強ばりました。
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいないさむさ

 

 

 

麓の鳥越までの道程は思いのほか長かったです。大日川の上流域は人里
離れた辺地なのだと実感しました。ダム(9:18)に着いたときは少し安
堵しました

 

 

 

 

 

大日川から手取川へ。ここまでくると張りつめていた気持ちが解れて
お腹が空いてきました。国道側へとルートをとって通り沿いのコンビ
ニで休憩♫

 

 

 

 

 

補給を済ませた後は国道から旧街道に入って白山比咩神社(10:37)に寄り
ました。この神社の狛犬は大きいですね。

 

 

 

 

 

懐かしみのある街中を通って鶴来駅へ。(10:55) あとは手取川右岸の
堤防道路にルートをとって手取川河口を目指します。

 

 

 

やっと見えてきた

 

 

 

 美川港(11:36)

手取川河口にある美川臨海公園に着きました。

 今日ここに 僕が走った 道なんて
 どうでもいいよと いうような海

 

 

 

さて、ここからは海岸沿いの県道を通って片山津へ。途中、F15が三機
つづいて着陸していくのが見えた。気が付くといつの間にか二人連れの
ローディが僕の後ろに付いたので、ぶっちぎってやろうともがいてみた
けれど、ダメだった、、、 そこから南下して山中温泉へと直行。


 

 

 

山中温泉(13:15)到着。総湯の広場でひと時、安らいでみる余裕がでて
きたのでコンビニでコーヒーを買いました。

 

 

 

 

竹田に着ました(14:05)。この後のトンネルまでの登りがとてもツラ
かったことは云わずにはいられないことだ。

 幾山河 越えさり行かば 寂しさの
 はてなむ時ぞ 今日も旅ゆく  

 Dst 158 ㎞


銀杏峯への道

2018-11-18 | クロスバイク

18・11・18 Sun 

きっと静かだったからなのでしょう、今朝は気持ちよく目覚めたような
感じがします(9:05)。久しぶりに山にでも走りに行こうと思いのん
びり支度をして車で池田へと出発。

10:20 麓からバイクで走り出して部子山へと延びる林道を進んで行き
ます。日陰では冷たさを増した空気に圧されて陽射しが欲しくなるくら
いです

 

 

 

 

 

ツライ、こんなにツライ林道だったであろうか、と半分後悔しながら牧
場との分岐へと辿り着くとそこには見たことのあるバイクに乗ったM本
先生が佇んでいました

M本先生も同じコースを走るようなので暫くの間一緒に走っていただき
ました。こうして誰かと話をしながら走るのはいつ以来でしょう。見晴
らしの良いところで開通した林道からの眺めを満喫しながら進んでゆき
ました。

 

 

銀杏峯小葉谷コース登山口でM本先生と分かれて銀杏峯山頂へ。本日は
M本先生に会えてよかったです、また機会があれば一緒に走りましょう!

銀杏峯山頂には道元を慕って来日した寂円禅師がこの地で開山してから
七百年が経ったのを記念して宝慶寺が安置したお地蔵さんがあります
(13:20)。



 

 

30分程で再び登山口の林道に下り立ちました。林道を下りきり県道宝慶
寺線に入って池田へと戻ります。

 

 

 



一旦は町境の峠まで進みましたが、ふと昔の光景が脳裏を過り再び座禅
岩へと戻りました。二十余年前に宝慶寺の住職さんが僕に云ってくれた
ことを思い出したからです。

曰く、「この県道をずっと登ってゆくと途中に座禅岩があります。その
岩の上で寂円禅師は座禅をしていたのですが、是非そこからの銀杏峯を
眺めてみて下さい、私もそこでたまに座禅をすることがあるのですが、
眼前に広がる景色を寂円禅師も眺めながら座禅をしていたのだなぁと思
うと何とも感慨深いものです」というような主旨だったかな、たぶん…。

この齢になってようやくそれを実現する自分とは…我ながら薄っぺらい人
間のまま今日まで生きてきたことをあらためて思い知りました。



 

峠を越えた後は車へと戻るだけですが、冷たい空気は今朝よりも更に重
く圧しかかり、その道程はとても長く感じました(15:40)。