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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2024-09-19 13:09:49 | 他の音楽
〇シベリウス 交響曲第2番 沖澤のどか/読売日本交響楽団 2021年10月9、10日(ライヴ)

演奏時間
Ⅰ 10’04 Ⅱ 15’56 Ⅲ+Ⅳ 20’59
(参考)
チェリビタッケ/スイス音楽祭管弦楽団(1974年8月14日、ライヴ)
Ⅰ 10’55 Ⅱ 17’26 Ⅲ+Ⅳ 20’40
セル/クリーヴランド管弦楽団(1966年10月15日、ライヴ)
Ⅰ  9’38 Ⅱ 13’23 Ⅲ+Ⅳ 20’24

沖澤のどかさんがブサンソンコンクールで優勝したとき、ちょうどフリッチャイの本を書いているときでしたので、その記事を参照させていただきました。その彼女がシベリウスの第2交響曲を録音しYouTubeに投稿されていたので、聴いてみたところとても良い演奏だったので、さっそくCDを購入しました。
一番感激したのは、終楽章の第2主題再現部の後半以降です。そこでティンパニのテヌートの部分を強く叩いているのです。かつてチェリビタッケがスイス音楽祭管弦楽団に客演した際、同様の演奏をしており、初めて同じような演奏に巡り合えました。その後のコーダもとても壮大です。
全体的にもゆったりめのテンポの大河のようなスケールの大きい演奏と思います。それでいてとても細やかな気配りを感じます。各楽器間のバランスがよく、また伴奏であってもじゃまにならない程度に効果的に聴こえます。ティンパニ、低弦が雄弁で、また木管ではファゴットが迫りくるように聴こえます。間のとり方や弦楽器の音の微妙なニュアンスの変化など絶妙と思いました。
欲を言えば、終楽章出だしのトランペットの咆哮がもう少し強くインパクトがあればよかったと思いましたが、これはセル盤がインパクトあり過ぎるからどうしてもそう思ってしまうのです。
コメント
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