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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

明治頃?の磯部駅付近

2023-08-21 20:06:11 | 写真
某オークションで、明治時代から大正時代と思われる磯部駅付近の写真の絵葉書を購入しました。
絵葉書のお題は「(上州)磯部佐々木盛綱城山ノ秋色」(佐藤写真館発行)となっています。
佐々木盛綱は鎌倉時代の武将(源頼朝に仕えNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場する)で、隠居後の1201年頃、この城山に館(城?)を建てたといわれています。(ただし現在残っている城跡は1562年頃、武田信玄が築いたものとされています)

撮影時期がわかりませんが、次の2点の参考写真から推定します。
一つ目は、白戸貞夫著「絵葉書に見る懐かしの鉄道 上信越・中央線編」に掲載されているほぼ同じ場所で撮った写真。
解説によれば機関車は18947(後のC5148)で、1927年(昭和2年)頃の撮影とのこと。

この写真と比べてみると、明らかに最初の写真のほうが古いということがわかります。(この写真には、最初の写真にはない右側に通信用の電柱(通称ハエタタキ)が立っています)
もう一つの写真は、元交通博物館所蔵(現在は鉄道博物館所蔵か?、ウィキペディアから)の磯部駅の写真。機関車は324号(のちの2210形2213号、他の数形式と合わせ旧型式名のB6と称された、2210形は1898年(明治31年)から製造)、撮影時期は1901(明治34)又は1902年(明治35年)とされています。

最初の写真の左端には、バックで運転しているタンク機関車が映っていますが、おそらくB6ではないかと思います。
これらから推定すると明治時代後期から大正時代の間に撮影されたものと思われます。
コメント
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