My Favorite

信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2020-11-01 20:29:46 | フリッチャイ
○ペラガッロ ピアノ協奏曲 ピエトロ・スカルピーニ(Pf)、フリッチャイ/バイエルン放送交響楽団 1952年11月21日(ライヴ)

フリッチャイの久しぶりの新譜です。
台湾のRHINE CLASSICSというレーベルから発売されたピアニストのピエトロ・スカルピーニの12枚組のCDの中に収録されています。
マリオ・ペラガッロ(1910~1996)はローマ生まれの作曲家で、ウィキペディアによれば、1945年ころからシェーンベルクの12音技法に強い刺激を受けた作品を作曲していたそうです。
このピアノ協奏曲は、1950年に作曲され、ヴェネツィアのフェネーチェ劇場で、ミケランジェリのピアノ、ジュリーニの指揮で初演されています。

曲は3楽章からなり、現代的な曲ではありますが、難解という感じではありません。
力強くもあり、また繊細な部分もあり中々聴きものです。
1楽章は、最初オーケストラだけでゆったりしたテンポの曲が演奏され、ピアノはどうしたのと思っていると、2分半過ぎから突然力強いピアノがテンポを速めて始まります。
2楽章は神秘的な緩徐楽章です。
終楽章では終わり頃、同じ動機を2分半も繰り返し、徐々に盛り上げて終わっていて、印象的でした。
録音はノイズもなく、申し分ありません。
なお、CDにはスタジオ録音と表記されていすが、せきばらいもあり、ライヴ録音と思われます。
この日は、他にストラヴィンスキーの弦楽のためのディベルティルント、リーバーマンの「レオノーレ40/45」オペラ組曲、バルトークの舞踊組曲が演奏され、バルトークを除く演奏がCD化なりYouTubeに投稿されるなりしています。
コメント (2)
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