群響５０９回定期

○シベリウス　交響曲第６番
○グリーグ　ピアノ協奏曲
○ストラヴィンスキー　組曲「火の鳥」
　小川典子（Ｐｆ）、大友直人／群馬交響楽団

シベリウスの曲は、渡辺氏の解説によると「主題をあまり追いかけずに聴くのがコツ」。まさにそうかなと感じました。曲の構成がどうだとかを考えずに、どっぷり曲に浸ると、とても美しく、沁みいるようで、とても心地よかったです。
グリーグの曲は、有名な曲ですが、私はどうもあまりなじみの曲ではありません。冒頭のピアノの出だしが力強く、思い切りよく奏され、印象的でした。
「火の鳥」は、とても素晴らしい演奏でしたが、最後の盛り上がり、少し紳士的で大人しかったかなと感じました。もっと会場が地響きするような大音量を期待していました。
（群馬音楽センター）