群響５０７回定期

○プロコフィエフ　ピアノ協奏曲第３番
○マーラー　交響曲第１番「巨人」
　河村尚子（Ｐｆ）、大友直人／群馬交響楽団

「巨人」には、とても感激させられました。
決めるべきところをばっちり決めた金管群、特にホルンの咆哮は存在感がありました。２楽章は、早めのテンポで緊迫感ある力のこもった演奏でした。一方で、テンポを緩めるところでは、表情豊かな弦楽器が魅力的でした。そのテンポのとりかたも絶妙でした。
３楽章の出だしのコントラバスのソロ、極めて孤独感、寂寥感に溢れていました。
そして、なんといっても爆発的な力で迫りくる音、ライヴでしか味あえない迫力です。

プロコフィエフは、河村さんのめりはりの効いた力強いピアノが印象的でした。
（群馬音楽センター）