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信越線住民の好きなもの~フリッチャイ、鉄道・・・

今日聴いた曲

2011-09-08 19:55:50 | 他の音楽

○シューマン 交響曲第4番 セル/クリーヴランド管弦楽団 1960年3月12日

○シューマン 「マンフレッド」序曲 セル/クリーヴランド管弦楽団 1959年1月21日


セルのシューマンというとロマン性のかけらもない演奏という先入観から、買うことはしませんでしたが、何年か前、交響曲全集が格安で発売されていたため、購入しました。しかしながら、やはり聴くに気になれず、長くしまいこんだままにしておきましたが、ようやく聴いてみることにしました。


結果は、予想通り。

ゆったりした部分ではあっさり、早い部分ではキリリッと引き締まった早いテンポで、完璧なまでの演奏を繰り広げていました。完全にセルの意のまま、独壇場という感じです。構造美、またはクールビューティと表現すればよいでしょうか?

3楽章では、弦の刻みがことのほか鋭く、印象に残りました。

それにも増して驚かされたのは終楽章です。同じように速めのテンポでいくのかと思いきや、第2主題の終わりあたりでぐっとテンポを落としてきたのです。しかし、ロマンチックというのでなく、あっさりしていて、ここはこういうテンポが正しいとばかり言っているようでした。また、展開部で盛り上がってきたところでのホルンも中々よかったです。再現部でもテンポを落としたり、上げたり。


新鮮味を感じた演奏でした。


マンフレッド序曲も同じ印象でした。

Szellschumann

コメント
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