Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
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トッレ アルジェンティーナ広場から☆ロザンナ先生と行くイタリア

2013-03-24 14:18:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 さてさて久しぶりに”ロザンナ先生と行くイタリア”の続きです。
 季節は暑い暑い日がずっと続いた6月の末。

 ロザンナ先生のお誕生日をトラステヴェレのアパルタメントで二人だけで
 お祝いした次の日もローマの街歩きは続きます。
 何はともあれ、まずはトラムに乗って出発!

 着いたのはトッレ・アルジェンティーナ広場。( Largo di Torre Argentina )↑

 ローマ時代の神殿の遺跡があり、
 カエサルが暗殺された場所としてでも知られていますが、
 この広場には猫のコロニー (Torre Argentina Cat Sanctuary)があり、
 実にたくさんのネコちゃんたちが保護されているのです。
 ネコ大好きのロザンナ先生と朝一番に訪れました。



 元気なグループは広場にいて遊んでいますが、けがをしていたり、
 病気や高齢で弱っているグループは中の施設で心やさしい人たちに
 見守られて生活しています。
 ↑は 最年長のネコちゃん。
 名前は「オッキオーネ」(大きい目をしているからだそうです)

 animal2catcat2cat3


 
 そしてここからは また私たちのインディージョーンズ歩きが始まります。
 目指すはナヴォーナ広場方面。




 ↑不思議な場所に出ました。
  ナヴォーナ広場に近いというのにとても静かな一角にある
 ピッロ宮(Palazzo di Pirro)。
 現在はマッシモ アッレ コロンネ宮 (Palazzo Massimo alle Colonne) の一部になっています。
 
 元々は劇場があったそうで、その跡から写真の柱(colonna)が発見されました。
 建物の名前、ピッロはそこで掘り出されたマルスの彫像を3世紀にローマと戦った
 エピロの王様ピッロだとしてつけられたのだとか。

 今あるのは火事や戦争で損傷した後、1530年に建て直されたもの。
 建て直されたといってもずいぶん古いものですよね。

 
 
 


 建物をよく見ると、モノクロのフレスコ画が見えます。
 これはダニエレ・ダ・ヴォルテッラ(Daniele da Vortella)の作品だそう。
 この画家はミケランジェロとも親交が深かったのですが、
 ミケランジェロの死後、彼の作 システィーナ礼拝堂の「最後の審判」に
 手を加えて下半身を隠す仕事を受け「ズボン作り」(Il Braghettone)のあだ名が
 つきました。
 建物の中にも彼の作品があるそうです。

 この記事を書くにあたっていくつかのサイトを参照し、いろんなことがわかりました。
 旅をおさらいしながら、こんな風に刺激を受けると
 またローマに行きたくなるんですよね~。


 
 

 
 
 


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