Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

フィレンツェ街歩き☆中世邸宅博物館

2010-03-30 01:19:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 街歩きをしていて、いくつか美術館を巡ったら入場料もそれなりにいるもの。
 しかし、当時ここ 中世邸宅博物館 Palazzo Davanzatiは
 入場無料でした。

 ポルタロッサ通りには、なんだか似たような建物がいくつかあり、
 それも工事中なんだかよくわからない入り組んだところにありました。
 あの日は雨も降っていて、傘をさしていたので上を見上げることもしなかったから
 余計わかりにくかったと記憶しています。
 
 Wikipediaによると、1300年代にFirenzeの裕福な商人Davizzi家によって
 建てられ、その後1578年に同じくお金持ちの商人Bernardo Davanzati氏が
 買ったのだそうです。
 
 ↑は大きな入り口を入ったところにある、非常に広い空間で、急勾配の階段が
 ずっと上まで続いています。


 


 エレベーターがあったので、最上階まで行って降りようと、上まで行くと、
 乗り込んできた関係者に「見学は下のほうだけ」と言われました。
 当時はまだ全部公開されていなかったみたい。
 だから無料だったのかもしれません。

 ↑はオウムの間、モティーフにオウムの装飾が使われていたことから
 Sala dei Pappagalliと呼ばれているお昼の食堂です。
 壁にはタペストリーに真似て描かれた多彩色のフレスコ画がぎっしり。

 (次回へ続く・・・)


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Caravaggio ☆私の好きなこの絵 

2010-03-20 23:56:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 今年はCaravaggio(Michelangelo Merisi)没後400年。
 モーツァルトが生誕200年ということですから、
 そのまたずいぶん昔の画家のはずなのですが、
 彼の絵を観れば観るほど、新しきものを感じます。

 ↑はローマの「Galleria Doria Pamphili」で買った絵葉書。
 Caravaggioの若き日の作品「Riposo durante la fuga in Egitto」。
 美術館内部は撮影禁止、ということで詳しくはこちらから、美術館のホームページへどうぞ。

 映画「カラバッジョ」の中には登場しなかったのですが、
 私はこの作品が好きです。

 ローマでここを訪れたとき、どれだけ長い時間この一枚の絵の前に
 佇んだことか・・・
 いつまでも観ていたい、というか、立ち去りがたいというか。

 それは友人たちも、その場にいた人たちも同じでした。
 
 天使の後姿のまぶしさは今でも強烈に焼きついています。
 
 彼の作品、今とても気になって・・・
 映画の影響でしょうかね。

 そうそう、カラヴァッジョ展で盛り上がっているローマですが、
 この絵は3月26日からジェノバに半年行くそうです。

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トスカーナの旅 ☆B&B Casa Palmira

2010-03-07 22:19:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 トスカーナの旅の続きです。(いつ終わるの?と言われそうですが・・・)

 車の手配の関係で、フィレンツェを知っている私と相棒はフィエーゾレの
 ロータリーまで行って迎えを待つことになっていました。

 フィエーゾレで考古学地区や思いがけない買い物でゆっくり時を過ごし、
 秋の夕暮れが迫るころ、B&Bのオーナー、ステファノが運転する車が
 やってきました。
 ここからさらに丘を越えて目的地のCasa Palmira カーサ パルミラへ。

 すっかり夜になってしまったので、建物の様子がわかりません。
 もちろん、帰りも夜なので真っ暗。

 詳しくは↑の青い字をクリックしてホームページをご覧ください。

 薄明かりを頼りに、広いお庭の先にあるオレンジ色の光に包まれた
 B&B Casa Palmiraのドアを開けると、広々とした空間が私たちを
 迎えてくれました。↑の写真。

 
 


 暖炉の向こうはオープンキッチンになっています。
 ここでお料理講習もあるのだそうですが、
 まずは自家製のドリンクをいただきました。
 そしてゆっくり、時間をかけて前菜?おつまみ?的なものが出されます。



 オーナー夫人のアッスンタとお嬢さんがお料理に精を出している間、
 オーナーのステファノがB&Bの中を案内してくれました。

 それぞれ感じのちがうお部屋に「可愛いね~」「この部屋がいいなあ」
 と感激していると、「それじゃあこっちの部屋も見てね」と奥へ奥へと
 進んでいくステファノ。
 あれ、なんかちょっと違うな、生活感漂ってるよ、と思いきや
 奥さんのアッスンタが飛んできました。

 どうやらプライベートのお部屋だったらしく、なんでも見せたがる夫に
 困っているようでした。
 ごめんなさい。そうとも知らず・・・
 見せたがりのステファノ、それもそのはず、家の中ほとんどのものが彼の手作り
 なのです。
 真っ暗なお庭のそのむこうにワイン小屋があり、そこにも連れていってくれました。
 かなりお茶目なオーナーとみました。


 テーブルに着いたのはなんだかんだと時が過ぎ、満腹中枢時間をとっくに過ぎて
 いました。暖炉の暖かい火に睡魔も訪れ、とろとろになりそう。
 このまま、さっきの可愛い部屋で眠りたいところを、ふもとのチェントロまで
 戻らなければならないのでした。

 昼間に着くのがいいですね。home
 
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