![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/fb/83c69548a77641482ed3ed157b70e88e.jpg)
↑ホテルからの眺め。
どこまでも青い海、小島を行きかう船を眺めつつ、あと1週間いてもいいね、
などと言っていた私たちでしたが・・・
早くその先を・・・と更新を待っていてくださった皆様、
本当に長く間があいてしまいましたね。
![ase2](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/ase2.png)
私たちの珍道中の一日はいよいよ、というか やっとイタリアのトリエステに
到着したところからでした。
例によって ピンボケ写真を織り込んで話を進めてまいります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/03/ddb1235d31e392922a242bcfd591444c.jpg)
待っていた電車に乗り込んだ私たち、
これでヴェネツィア(メストレ)に着けば、あとはヴェローナに行くのは簡単、
むしろ船でバーリに帰って1泊し、飛行機と電車で行く元のルートより
早く到着するはずです。
でも、ローマの飛行場から日本へ帰る友人は時間との闘いでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/36/ad4862827588bb6f29b567e0a00c2fca.jpg)
ザグレブの駅でクロアチアの通貨 クーナを使い果たしたときに買った
夜食用のパニーノをまだ手元に持っていた彼女、
不安でとても喉を通らない様子でした。
「早く走って!」と願う私たちでしたが、この電車は遅れ気味、
臨時列車だからか、変なところで停まって動かないときがありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/23/b25ce8b1c0304b158929252d96d85447.jpg)
彼女はヴェネツィアの空港からローマをめざすことも考えていましたが、
それは多分無理。
やはりメストレから一番早いユーロスターに乗ってローマに行き、
本来ならローマテルミニ駅から空港行の電車に乗るべきを
タクシーで飛ばしてもらう・・・のが確実。
でも左に見えているアドリア海は弓なりになった陸地を遠くに見ながら、
ずっと見えている感じがしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/54/1526847d1338f5fe8b6cbff9f7112b97.jpg)
ようやくヴェネツィア、メストレに着いたのろのろ電車、
予定していたユーロスターはなんと定時に発車したあとでした。
ショーペロだ、なんだかんだって言っておいて どうしてよりによって
乗りたいユーロスターがちゃんと定時出発するのよ!
この日もショーペロの影響で電車は全部が動いてはいませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/df/9368a841cb538e59c8a09c20c54d8fc0.jpg)
鉄道案内所に飛びこんで、急いで次のユーロスターを手配したものの
飛行機の搭乗時刻にはとても間にあいそうにはありません。
こんな事情を話してなんとか待ってくれませんか、と アリタリアに電話を
かける友人。
電波事情が悪く音声がとぎれたり、オペレーターがその都度変わったり、
無理を聞いてもらえなかったり、と何度もかけるケイタイの電池はなくなりそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/14/55f02b4084810e95f233f55890610120.jpg)
私のケイタイからも何度も書け直し、ついに彼女はイタリア語で話すことが
パニックになりそうだから代わりに話して、と言いました。
もちろん日本語の話せるオペレーターをとお願いしても「ここにはいません」
と返ってくるのです。
不安でいっぱいの友人に代わり、一度だけ電話をしましたが、
「とにかく来てください、飛行機は待てないのが基本です」との答え。
そりゃそうかも・・・
しかし、話すのが苦手だから電話はどうも。。。なんて言っていられない
ことも こうやって事実あるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/3d/a8249f3e939058c51a23758e62424ec1.jpg)
次のユーロスターが到着し、彼女は一人で乗り込みました。
ローマめざして・・・
テルミニ駅からものすごいスピードでとばしてくれたタクシードライバーの
おかげと、なぜかアリタリアの搭乗が遅れたおかげで、
友人は予定の飛行機に乗れました。
でも後日請求があったケイタイ料金にはたまげたそうです。
一方、イタリアに残った私たちも無事に「アイーダ」を観ることができました。↑
ドブロヴニクの山の上で
「僕のマンマも明日 アイーダを観に行くんだ」とイタリアの若者が話していた
ことを思い出します。
あれからたった一日、でも私たちには すごく長かった一日でした。
でもその明日に間に合ったのです。
アレーナの簡易席で、初めての野外オペラに感動しながらも、
体はまだどこか列車に揺られているようでした。
これにて「アッチデンティ(しまった!)な物語」は完結です。
たくさんの応援ありがとうございました。
懲りずにクロアチアへも ショーペロもしょっちゅうのイタリアへも
また行きたい私。
これって「インクレディービレ!」”信じられない!”?