Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

へ~ほ~日記☆イギリスのお食事ってどうお?その2

2011-12-27 03:18:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 前回の記事で美味しかった「スープ」をご紹介しましたが、
 私たちは主にお昼に食べました。
 それはもしかしたらのガッツリディナーに備えるためでもあったのです。


 ↑はコッツウオルズの小さな街「ボートン・オン・ザ・ウォーター」で
 泊まったホテル 「ダイヤルハウス」 
 「フルイングリッシュブレックファースト」の一皿。
 写真では小さく見えますが、かなり大きいお皿なんですよ。

 このお皿の他 フルーツやパンやヨーグルト、
 もちろんたっぷりの美味しい紅茶もありで、朝から満腹状態。



 ↑ ホテルの庭を眺めながらの朝食。
 この窓辺の席は特等席でした。symbol7
 
 ちなみにこちらのホテルの夕食は「ここはイタリア?シェフはイタリア人?」
 かと思えるほど、イタリア料理っぽく、かなり美味しいものでした。
 ずっと前にこのホテルに泊まったことがある友人Bさんは
 「確か、ジャガイモごろごろみたいな」ディナーであまり美味しくなかったとか・・・

 ホテル側の努力で美味しくなってきたのでしょうね。
 宿泊客だけではなく、外部からもお食事に来られているようでした。

 


 ↑配色がさわやかな朝食ルーム(ロンドン)
  
 朝食はロンドンのバイキング形式のホテルでもたっぷり用意されていました。
 イタリアでは「コンチネンタルブレックファースト」だったりで、
 淋しいときもありますが、今回のイギリスではどこででも栄養満点朝食を
 いただけました。
 なので、我々の胃袋には、お昼は「スープ」がちょうどいいのです。



 とかなんとか 言いましたが、
 ロンドンの日曜日に体験した「サンデーランチ」は別物でした。
 
 友人Aさんの娘さんはロンドン在住ですが、お婿さんはイギリス人。
 今回 日曜日のお昼に彼のご両親も交え、総勢8人でにぎやかに
 「サンデーランチ」なるものを味わったのでした。

 「イギリス料理ってみんな大丈夫?」とグルメの彼がAさんに聞いたそうです。

 「おっ、ついにやってきたか!イギリス料理を味わうチャンス。」と
 心の準備をする私。
 
  


 ↑ 予約してもらって訪れたレストラン。
   普段はパブですが、日曜日は「サンデーランチ」で満員御礼になる人気店。

 待ち合わせは午後一時。
 ワインや食前酒を注文して食事を待ちます。
 
 このお店は午後2時に 一斉にお料理がスタートするシステム。
 メニューは決まっていて みんなで同じものを同時に抜群のタイミングで
 いただきます。
 前菜(サーモンやビーツのホースラディッシュ和えなど)
 メイン(ローストポークとたっぷりの野菜煮込み)
 も、あわてて写真が撮るのを忘れたほどおいしかったけれど、
 デザートのスチームケーキはどこか懐かしい味のするとろとろケーキ。↓
 


 


 


 取り分けてもらってシロップや生クリームをかければ、ご覧のとおり
 溶けてしまいそうです。
 ものすごく甘い!  でも美味しくてペロリ、完食です。

 ところが、この甘さとボリュームのせいか、8人中完食したのはなんと、
 イギリス人のパパとグルメのお婿さんと、私の3人だけ。
 彼から「あなたもブリティッシュ」とハンコを押してもらいましたが、
 実は「まだおかわりできる」ほど余裕でした。
 ほんと、美味しかったなあ。

 その昔、日曜日に集まって(お母さんのところとか)、ご馳走を食べた習慣が
 今はレストランでみんなでランチするようになったのが「サンデーランチ」。

 いつの日か、ロンドンで日曜日を過ごすチャンスがあれば、
 このお店でサンデーランチしたいな・・・・

 おっと、・・・予約は英語かあase2

 イギリスのお食事、まだ続きがあるので、よろしく応援くださいね。
 

 
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へ~ほ~日記☆イギリスのお食事ってどうお?その1

2011-12-23 03:28:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 「今回はイギリスとイタリアへ旅をするねんsymbol7」と言うと、

 「へ~、イギリスの食事はどんなん?」  とか

 「イタリアは美味しいけどイギリスはあかんらしいね。」  とか

 「イギリスでは美味しいものがなくて困ったわ~」

 などと おっしゃるイギリス経験者も、一人や二人ではなく、

 帰国後も「で、どうでした?イギリスのお食事。」「やっぱりだった?」
 というやや暗めの声の質問が結構ありました。

 でも、私は言いました。

 「田舎の1軒のパブを除いて、すべて大当たり!どこも美味しかったよ。」と。

 「へ~、何を食べて美味しかったの?」と、逆に聞かれて、まず答えたのが
 ↑の写真の「本日のスープ」。

 お店によって、雑炊風だったり、きちんと裏ごししてあったりするのですが、
 要するに野菜たっぷり、スパイスが効いた大人のスープなのです。
 必ずセットでついてくるパンもいろいろだけど、これがまた素朴で美味しいんだなあ。

  


 主にお昼、ミュージアムのカフェでこの「本日のスープ」のメニューを見つけたら
 私たちは迷わず注文したものです。
 ↑はストラドフォード・アポン・エイヴォンにある 「スワンシアター」。
 古い外観を残しながら、隣接している中は近代的な建物の最上階にある
 カフェでのスープが最初の写真のもの。



 そのカフェのテラスから撮った写真が↑。
 煉瓦色の街並みが美しく、散歩にはもってこいの川べりがあります。



 ミュージアムつながりでもうひとつ、
 ↑はロンドン、ヴィクトリア&アルバートミュージアムの中にある
 「ウイリアム・モリス」デザインのカフェです。

 壁も天井も緑がかった色でちょっとオリエンタルな魅力にあふれたこじんまりとした
 空間で、ここでも「本日のスープ」をいただきました。(写真は撮り忘れ)

 で、とにかく安い!






 ↑ ここもモリスルームに続いている陶の内装が美しい「ギャンブルルーム」。

 モリスルームで食事をするためだけに訪れたVictoria & Albert Museum
 でしたが、ここはいつの日か絶対ゆっくり巡ってみたいな。

 結局「本日のスープ」を4回も味わった私たち、
 田舎のパブのスープを除いて3回は大満足のお味でした。
 

 イギリスの食事関連は次回も続きます。fork
 

 
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はじめてのイギリス ☆へ~ほ~日記 ☆クリスマスを待ちわびて

2011-12-12 16:14:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 一目で「ロンドンだぁ!」とわかってしまう風景ですよね。
 クリスマスのイルミネーションと赤いバス、とってもよく似合っています。

 でも、これは約1か月前のこと。
 11月に入ったばかりだというのに、ロンドンの街はすでにクリスマスモードに
 なっていました。

 イタリアとはまた違う感じです。

 
 


 何度も通ったオックスフォードストリート、
 そこからキラキラの光に誘われて、どれだけ歩いたことか・・・

 大阪の御堂筋なら梅田から難波までは歩いたかも・・・

 「はやっ、もう12月の気分やわ」
 「あっ、あそこもきれい!見てみて!」
 「みんな、なんかプレゼントらしきものを持ってはるやん」
 「なんか、買いたくなってきたわ~」
 「あっ、閉店時間?シャッターが閉まっていく~」
 「買い物したいよ~」







 と、ついつい購買欲もでてしまうディスプレイのオンパレード。
 なかでも 白を基調としたシリーズでまとめ上げていた
 老舗デパートの 「SELFRIDGE」は素敵でした。↑

 

 


 ↑ 大きな通りだけではなく、こんな小さな通りにも
 また趣のある飾り付けが。



 ↑ キッチン用品も、こんな風にしてプレゼントされたら
   料理もがんばってみようかな・・・ってものかしらね。
   眺めてるだけでウキウキしてしまいます。





 結局、↑のピカデリーサーカスを越えて、お目当てのこれまた老舗デパート
「リバティー」まで歩きました。(もちろん閉店していましたが)

 ああ、よく歩いたわ~

 次々と現れる光の目標があればこそですね。

 クリスマスをいち早く楽しませてもらいましたが、ロンドンはこれから
 どんどん飾り付けも本格的に増えて行くのでしょう。
 お店の中や、街頭でもその準備に忙しそうでした。

 私たちは次の日も再度 歩きに歩き(ナント足にマメができてしまった!)
 日本よりうんと早くて豪華なクリスマス気分を味わうことができました。

 そして街歩きにちょっと疲れた私たちは、
 二日ともお楽しみタイムと称してこの後あるところに行ったのでした。

 続く・・・

 
 
 
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はじめてのイギリス ☆へ~ほ~日記☆ラウンドアバウトを越えて

2011-12-05 02:27:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 今回の旅は前半のイギリスを友人Aさん、後半のイタリアを私が計画し
 二つの国を愛でようではないか、というものでした。

 二つの国を周って、いいとこどりのゆっくり旅行をするのには
 どうすればいいか、それぞれ考えた結果、
 イギリスでは「レンタカー」でのコッツウォルズ小旅行を決行することになりました。

 ↑の写真は出発地点のオックスフォードにむかう電車の車窓からの風景。
 ロンドンから出発!なんて無謀なことはできませんが・・・。


 


 ↑は私たちの「レンタカードライブ」の背中を押してくれた本です。

 実は知人が日本語カーナビでイタリアをすいすいドライブしたという話を
 思い出し、いろいろ検索した結果この本で実際に使用された「ガーミン」という
 カーナビに辿りつきました。

 ポジティブなAさんは「ガーミン」を即お買い上げ。
 10年物のカーナビに限界を感じていた私も続いて買い、
 意外と安価なこのカーナビ「ガーミン」本体より高いマイクロSDカードによる
 「ヨーロッパ全土版」を二人でシェアして買ったのでした。

 もちろん音声は日本語で、「その先300メートルで左折です」
 みたいに案内してくれます。

 Aさんと私はいわゆる「国際免許」も申請し(お金を払うだけですが)、
 彼女はグーグルストリートビューや現地の地図も把握して、日本で試運転。
 家族からは「大丈夫かいな」と温かい心配もされたようですが、
 いざ 出発進行!となったのでした。





 ↑は コッツウォルズの玄関口 オックスフォード駅から近いレンタカー会社付近。
 「ABBEY ROAD」なんて 一瞬ビックリしましたが、ロンドンではありませんよ。

 日本から予約を入れていたので、受付もスムーズ。
 「ここはこ~して、あ~して、はい、行ってらっしゃい。」
 と、英語で簡単そうに説明して(本当はすごく心配していたかも・・・)
 くれるのですが、古い車に慣れている私たちにとっては、
 「ボタンばっかりやん、で方向指示器はすべて左って!」
 「荒俣さんの本では駐車場で一回りして練習してから行くように、とあったね。
 ここはすぐ路上だから、この辺を一回りしよう。」
 「さっき来た駅まで行ってみよう。あっ、ワイパーが・・・」
 「エンジンかかれへんわ、なんでやろう?」
 「もっかい聞いてくるわ」
 「お昼で会社閉めるねんて~」などなど、最初の一歩はなかなか難しかったのですが、



 
 

 



  ↑ じゃ~ん!
 最初の目的地、かのチャーチル首相の生家で世界遺産にも登録されている
「BLENNHEIM PALACE」へ見事到着いたしました。

 「パチパチパチ」clapと自然に湧き起こる歓声と拍手!
 実はレンタカー計画のとき、日本にはないロータリー形式の
  ラウンドアバウト と呼ばれるシステムがあって、それがややこしいのだと
 聞いていたのでした。

 実際、それは何回も現れました。
 頼もしい「ガーミン」は ちゃんと指示、
 「ラウンドアバウトにはいってください。その先1番出口です。」
 とか言ってくれます。

 どういうわけか、車内のどこにもくっついてくれなかった「ガーミン」は
 助手席の私の手の中にずっとあり、すっかり私も「ガーミン」化してしまい、
 わずかに遅いタイミングで音声を発する機械にかわり、ちょっと早めに
 生ガーミンするのがだんだんうまくなってきました。

 

 

 


 Aさんも運転スイスイ。
 きっとくたびれただろうけど、みんなの信頼を一手に引き受けて
 最後まで一人で運転してくれました。
 到着するたびに起こる拍手が彼女への感謝状がわり。


 


 ↑ 一番遠くまでのドライブとなった これも世界遺産の「バース」。
 ローマ人が残していった巨大浴場が、こんなにもちゃんとした形で
 イギリスの地で残され、大規模な資料館と一体になって保存されているとは
 思っていませんでした。
 実はバースで突然の大雨に遭い、市内の駐車場や駅周辺でもいろんな人に
 親切にしてもらいました。
 「バースってええとこやね。」
 「もっといたかったね。」
 「大きな街でびっくりしたわ~」


 



 ↑ バースに行くなら、ぜひ立ちよりたいというイギリス好きの希望がかなった
 ブラッドフォード・オン・エイボンという小さな街にある その名も
 「ブリッジ ティールーム」。

 石造りの小さな橋のたもとにあって、1635年に建てられたTearoomでは
 美味しいスコーンとお茶のセット(クリームティー)がいただけます。


  


 焼き立ての自家製スコーンは、ビクトリア時代のメイドさんの衣装をつけた
 可愛い女性が運んできてくれます。
 写真では大きさがわからないかも、ですが、かなり大きく
 でも私は二つとも完食、ジャムとクロテッドクリームも全部平らげました。
 


 お店を出るころ、秋の終わりの夕闇が迫ってきました。
 ぽつぽつ名残の雨も降る中、またしてもラウンドアバウトをいくつも越えて
 ホテルに帰らなければなりません。

 でも、みんなに心配されたラウンドアバウトにもすっかり慣れ、
 「次は3番目の出口だから、右車線に入っとこう」とか ガヤガヤ。


 


 ↑ 3日間のコッツウォルズの旅も 無傷で車を返すことができ、
 再びオックスフォードに戻ってきました。
 お目当てのクライストチャーチは時間外で観られなかったけれど、
 その前にある「アリスショップ」に立ち寄りました。
 オックスフォードもええ街やん!って みんな。

 好きなだけいたら、日本に帰られへんねえ、どうする?
 せっかくラウンドアバウトにも慣れたしね。

 旅好き大阪人の会話でした。
 
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