Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

夏のVenezia ☆ロザンナ先生とイタリアへ

2015-01-29 00:16:00 | ☆イタリア 記憶の風景



 皆様、お寒うございます。
 
 気が付けば1月ももうすぐ終了してしまうのですね。早い早い・・・
 冬の真っ最中のこの時期に、夏のVeneziaの記事なんて、
 季節はずれもいいとこですが、「ロザンナ先生と・・・」シリーズが
 めちゃくちゃ暑かった夏だったので、ご了承くださいませ。

 ↑は Veneziaの玄関、サンタ ルチア駅。
 いつもは重いスーツケースを抱えているのですが、
 今回はミラノからの日帰りなので、身軽、楽ちんなのです。。。

 と、いいたいのですが、実はそうはならなかったのでした。



 


 それは、「夏」 だったから? そう、確かに。でもそれだけ?

 ミラノを早朝出発し、Vicenzaで街歩き、そして再び電車に乗って、
 着いた大好きなVenezia。

 駅からは 歩くかヴァポレットに乗るか・・・

 ま、とにかく歩きましょう。



 


 



 いつものように、私たちは「インディージョーンズ」スタイル。
 気の向くままに歩いていきます。




 人の流れからちょっとはずれると、誰もいない広場がありました。
 住民はいるのかな?
 暑い日中はお家の中でじっとしているのかな?
 洗濯物などが旗めいているとなぜだかホッとするほど、
 静まり返っています。
 

 



 あ、↑はゲットーに近い橋。

 ここは前にも来たことがある!
 でもなんかちがう。





 そうだ!空気がちがう。
 暑い。

 そういえば これが初めてだった・・・「夏のVenezia」。





 疲れがやってきたみたい。

 今考えると、
 そう遠くないところにいるのにずいぶん遠くに来てしまった感がありました。
 前にむかって歩いて一番近いヴァポレット乗り場から、
 とりあえず サンマルコをめざそう!


 



 ↑ ドアが斜めになっているお家発見。
   開けられるんだよね、多分(笑)・・・


   なんて、どんどん奥へ。
   やっとみつけた船着き場で、パンパンになった足を延ばし
   船を待つことにしました。

  近くにいた地元のシニョーレが話しかけてきました。
  イタリア人のロザンナ先生と 日本人の私、
  どんな関係なのかと思ったんでしょうね。
  ぺらぺらぺら・・・
  ロザンナ先生は優しく受け答えされてましたが、
  このシニョーレの話がまた長くて、正直つまらなく、
  よけいにしんどくなってきたのです。

  「サンマルコへ行く船は来ますか?」
  「ああ、来るよ」

  そういいながら、シニョーレは別の船に乗って消えました。


  それからも 時々ヴァポレットは来るのですが
  「サンマルコへは行かない」便ばっかり。
  歩いて引き返す気力もありません。
  私たちの「まあ待っていよう」モードも限界がきました。


 (長くなったので続きは次回に)・・・




コメント

Epifaniaの想い出

2015-01-10 01:51:00 | ☆イタリア 記憶の風景



 ↑ ちょっとわかりにくいのですが、Epifaniaの日に
   良い子にお菓子を持ってくる「Befana」の菓子細工です。
   2014年 1月6日 撮影 ボローニャにて


 そっかあ、今年の1月6日は過ぎてしまったんだ・・・。

 ・・・と、気が付いたのは1月8日のことでした。

 思えば昨年の1月6日、私たち夫婦はボローニャにいたのでした。

 年始からのイタリアの旅。
 Firenzeに4泊し、そしてボローニャに2泊、
 そしてまたFirenzeに3泊という
 けっこう近場でのんびりした旅を過ごした私たちでしたが、
 ボローニャはまったく初めての滞在だったということもあり、
 忘れがたく、「また来たい」、というより、
 「また帰りたい」という気になった大好きな街です。

 そのボローニャ第1日目が1月6日でした。

 旅の計画中、この日の予定は白紙でした。
 なぜなら、1997年の初めてのイタリア旅行でも
 Firenzeでこの日を過ごしたからです。

 1997年1月6日、
 その日は朝から土砂降りの雨でした。
 過去の記事にも書いたさんざんだったイタリア旅行の中間地点のFirenze。
 「またその話かよ」と思っても、まあ辛抱してお付き合いくださいね。

 深く考えもしないでリピーターが多い若者向けの安いツアーに参加した私たち、
 (今思えば 結構自由時間があったから、よいツアーだったのかも・・・
  って、今は立派なリピーターだからね・・・納得。)
 チェントロから遠い、不便なホテル、(安いからね)
 ツアーの人たちはPisaに出かけたり、離脱してどこかへ行っている様子で
 朝から誰にも出会うこともない、完全自由な日だったのです。

 ぎっくり腰のダンナと
 風邪が悪化して中耳炎になりかけていた私でしたが、
 ここまで来たのだからやはり街に出かけてみようと、冷たい雨の降りしきる中、
 ポンテ ベッキオ目指したのでした。

 ところが・・・
 キンキラキンの宝飾がまぶしいはずのお店は1軒も開いておらず、
 木製のがっちりとした鎧戸が、盾のように並んでいるだけだったのです。

 橋のむこうのピッティー宮殿もクローズ、
 わずかに開いているのは革製品のお店や切り売りPizzaのお店だけでした。
 もっと探せばよかったかもしれませんが、
 足元もどんどん濡れていくし、雨はやまないし、人もいない。
 

 なぜ?
 
 お正月も過ぎたのに、なんでやのん!

 あとでわかったのです、

 その日が1月6日のEpifaniaで祝日だってこと、
 おまけに日曜日だったような・・・

 とにかく街はひっそり。

 そのときの記事はこちらからどうぞ。
 
 
 話は戻りますが、
 昨年の1月6日、
 私たちは、てっきり街が1997年のFirenzeのように静まり返っているのだろうと思い込み、
 どうやって過ごすかは、その時次第とボローニャに来てみたのです。
 そしたら
 まあ、なんということでしょう~
 
 月日がたったからなのか、
 街はお祭りのようににぎやか、チェントロの広場は老若男女でごった返し、
 パレードもあり、特別料金のTreninoも満員で出発、
 お店もすべてではないけど、けっこう開いていて教会も見学できました。

 いっぱい写真も撮ったので、またアップするとして、
 この日の一番すてきな笑顔を1枚ごらんください。↓





 
 




 そうそう、
 過去のブログにも書いたのですが、
 あのFirenzeでのEpifaniaの日、雨の中で一人の親切なお年寄りに会いました。
 私たちに近寄ってきて、
 「今日はどこも開いてないよ。この近くなら、サン・スピリト教会に
  行くといいよ」と、しゃがれた声で教えてくれたのでした。

 その当時はイタリア語が全くわからず、
 かろうじてわかったのは「サン・スピリト」だけ。
 でもなんとなくそう言っていたような気がします。

 私たちは言われたように「サン・スピリト教会」を訪ねました。
 外も暗い上、中も暗くてよくみえなかったけれど、
 ろうそくの光と誰かの祈る声が入り混じった
 不思議な空間は、今も思い出すことができます。
 
 ところで、このサン・スピリト教会を教えてくれたお年寄りは
 黒くて長いコートを着ていて鼻がやけにとんがっていました。
 はたしておばあさんなのか、またはおじいさんなのか・・・。

 う~む、実は性別不詳なのです。
 我々夫婦で あれはおじいさんだの、いや、おばあさんやった、と
 いまだにどちらも譲ることをしません。

 ひょっとして「ベファーナ」だったのかも?

 だったら「おばあさん」なんですけどね。(笑)





 
コメント

☆初イタリアンはカッチャトーリで

2015-01-06 00:00:00 | ☆レストラン




 初詣は早くても遅くても京都の伏見稲荷と決めている我が家です。
 そして京都に行って初イタリア料理を食べるなら、
 やっぱり我が家は「リストランテ デイ カッチャトーリ」!

 「行くぞ!」と決めたのは1月3日。
 前日から京都は雪が降り続き、いつもとはちがう景色になっていました。

 毎年、初詣をしてからレストランにむかうのですが、
 今年はその逆を選んでみました。

 ゆっくりお食事してから初詣。
 このコースはしんどさ半減、人の流れにも逆らっているのか
 電車もスムーズに乗れました。
 (たまたまだったのかもしれませんが・・・)
 

 なので、↑の写真は午後の伏見稲荷です。

 




 ↑ 玉葱の岩塩焼き





 ↑ 蝦夷鹿と柘榴のサラダ
   オレンジとモスカートビネガーのソース





  ↑五島産ヒラスズキのカルトッチョ




  ↑フェットゥチーネ
   レモンのソース





  ↑ 鴨のパイ包み
    塩トマトのソテー添え





  ↑ モンテビアンコ





   ↑カッフェと小菓子



 うーむ、いつもながらシェフのメニュー選びに脱帽です。
 これで4000円のランチ。
 
 初めて伺ったときから、ずっと変わらないシェフの料理に対する姿勢がかっこいい。
 
 応援したくなるレストランです。


 fork リストランテ デイ カッチャトーリ

   京都市東山区大和大路四条上ル
   常磐町158-2 紅屋ビル

   ☎ 075-551-7457




コメント

Felice Anno Nuovo

2015-01-04 00:53:00 | ☆イタリア 記憶の風景





     みなさま、明けましておめでとうございます。

 写真はボローニャのサン・フランチェスコ教会の中庭です。

 ゆる~くなりそうな我がブログですが、
 今年もよろしくおつきあいくださいませ。  forchettaより




 
コメント