Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

Hotel degli Orafiの屋上庭園でくつろぐ

2018-06-24 23:15:00 | ☆イタリア 記憶の風景




久々にイタリアの記憶を辿ります。

フィレンツェの街歩きに少し疲れた私たち。

そうだ!

前日ホテルにチェックインした時、

ブッキング.comからの特典ということで、

ウェルカムドリンクのチケットをもらっていたことを思い出しました。

夕ご飯にはまだ早い時間、

ちょっとだけくつろぐつもりで屋上にあるテラスに行って見ました。

それが↑の画像。

プロセッコにミニパニーノ、ナッツにクッキーまでついて来て、

ちょっとしたハッピーアワーみたい。これ無料です。

ドゥオーモをいろんなところから見た1日だったけれど、

ホテルからの眺めが一番だったかも。。。

そのわけは、

ベッキオ宮殿も見えるから。







そして、西側には




眼下にアルノ川。

ちょうど夕陽の時刻です。

陽が沈むまでゆっくりくつろぐことができました。

Hotel degli Orafi

おすすめです。








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旅の終わりに☆閑谷学校

2018-06-07 01:01:00 | ☆素敵なこと


何にもしなくて食べてたばかりいたベラビスタ。

帰りは福山駅までホテルの車で送ってもらい、

そこからは「青春18切符」を使っての帰路です。

ちょっとでも節約と思ったのですけれどね。

やっぱり無理だったという結末はもう少しだけ後でお話しします。

福山駅からは山陽本線の各駅停車で「吉永」で下車。

この吉永に降り立ったのは実にうん十年ぶりのことでした。

にも関わらず、

駅も駅前の佇まいも昔とそんなに変わってなかったことにびっくり!



バスは当分来ないようなので、

今回はスマホでタクシー会社に電話して(便利になりました)

向かったのが↑の旧閑谷学校(しずだに学校)です。

実は昔、ここを訪れたときも尾道の1人旅の帰りでした。

その時の感動が忘れられず、

ダンナに「行こうよ~、ええとこやねんよ。」と結構誘っていたのですが、

なかなか本気になってくれなかったのです。

ところが昨年の秋、テレビ番組「美の巨人たち」で閑谷学校が紹介されたのです。

とてもよい企画で印象に残る放送でした。

そういうわけで二人でめでたく訪問することに。



閑谷学校は江戸時代前期、

岡山藩主池田光政公によって創建された

現存する世界最古の庶民のための公立学校なのです。

↑の写真は校門にあたります。

周辺は昔よりずっと綺麗に整備され、公園のようになっていますが、

建物は昔のままの姿、備前焼の屋根瓦の赤の色も昔と同じです。










↑ 国宝になっている講堂。

子供達が江戸時代から学んでいたところです。







床は生徒たちによってしっかり磨かれていたので、

鏡のようにピカピカです。

今でもここで論語などの学習が行われているそうです。

誇らしいですよね。





建物にも増して前回も今回も感動したのは↑の石塀です。

学校全体を取り囲んでいて、三百年経った今でも雑草1本も生えることなく

学校を守っているのです。

やっぱり来てよかった。  
 

夕暮れが近くなり駅に戻って来た「青春18切符」を手にした我々が乗った電車は満員。

ん?通学の学生さんだけでなく シニアがいっぱいいる!

どうやら「青春18切符」仲間のようです。

仕方なく立っていると、電車は途中 駅でもないところで突然止まり、

『前の電車が遅れているので』という理由で30分近く停車したままになりました。

その上「この電車は都合により折り返しになります。
大阪方面に行かれるかたは次の相生駅で後からくる電車にお乗りください」

という非情なアナウンスが。。。

相生駅で後続の電車を満員状態で待っていた私たち。

どうせ次の電車も満員だろうな。

足も疲れもピークに。

その時、この駅が新幹線とつながっていることを思いだしました。

「いこか!?」「うん!」

ダッシュで新幹線に乗り換える私たち、

駅員さんに「いいんですか?ここからの運賃もかかりますよ。」と言われ

「いいんです。」


冷房の程よく効いた車内、ガラガラの席にどっかと座り、

早速車内販売のアイスクリームを買いました。

ああ幸せ。新幹線っていいなあ。


節約して帰ろうと5枚綴りの青春18切符を買ったけれど、

私たちには全然節約にならなかった、という旅の終わりのお話でした。




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