ローマ生まれのロザンナ先生が初めて訪れたミラノの街、
その二日目はドゥオーモからスタートです。
正直言って、私のドゥオーモ滞在時間の最長記録となりました。
その堂々とした外観、よく見ていたつもりだったけれど、いやあ、まだまだ。
中に入るまでの行列の最中に見上げた至近距離の彫像だけでも圧巻です。
(資料によると3400もの彫像があるんだそうです。)
ミラノに来るたびに一度は訪れるドゥオーモでしたが、
ずっと気になっていた地下の遺跡を今回やっと見ることができました。
ミラノの街を見下ろせるドゥオーモのてっぺんには昇りましたが、
地下はダンナに却下されたり、時間がなかったりで、
「次回こそ!」と思っていたら、ロザンナ先生は「アンディアーモ!」と。
私たちのインディージョーンズ魂は、ミラノでも健在でした。
↑ こちらが地下の遺跡。
4世紀の洗礼盤 battistero di San Giovanni alle Fontiが見えます。
ここはドゥオーモ広場の地下約4メートルにあり、
この周りを歩くことができます。
まさに歴史が眠っている感じ。
さて、地下から戻った私たち。
今度は音声ガイドを借りることにしました。
残念ながら日本語の音声ガイドはなく、イタリア語での案内です。
ロザンナ先生と「せーの」で、ボタンを押して、同時に説明を聞きます。
その説明が50以上もあって、長い長い・・・
そして次から次へと記憶を忘れて行く私、それは日本語でもイタリア語でも
同じこと。
あとでロザンナ先生とwikipediaさまに大変お世話になりました。
↑はLa cappella di san Giovanni Bono (サン ジョヴァンニ ボーノ 礼拝堂)
聖人や天使が悪魔をふんずけています。
↑は一番かわいそうに見えた La statua di San Bartolomeo
サン バルトロメオの彫像。
至近距離で観られるこの聖人さん、皮剥ぎの刑で殉教したそうで、
有名なのはシスティーナ礼拝堂、最後の審判で顔がミケランジェロになっているのが
そうですね。
↑ バルトロメオの近くにあるからか、ひときわ可愛いくみえたのは
Presentazione di Maria al Tempio (聖母マリアの神殿奉献)。
1543年 バンバイア作。
中央にいて階段をあがろうとしているのが聖母マリア。
↑ そして床も見逃せません。
入口近くの床にはモザイクに混じって星座の印が続いています。
終点はカプリコルノ(やぎ座)。
これは La meridiana 日時計です。
以上が最初に書いた「私のドゥオーモ滞在最長記録」になったわけです。
私たちだけの祈りのひとときもあり、
カトリックのマナーもロザンナ先生から教えていただきました。
あれから教会の中央ではなく端から静かに歩くように心がけています。
こんなに長くいたドゥオーモですが、後日 またゆっくり訪れることに
なりました。
それは こちらの催しを知ったからです。↓
なんと滞在中にドゥオーモ内でオペラがあるのです。
早速チケット売り場に行って予約を取りました。
そのときの記事は後日また。
夏に書き始めたこのシリーズ、やっぱり冬に突入してしまいました。(^_^;)