Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

ラジオ講座でわかったトラステヴェレの不思議☆

2016-11-27 23:26:00 | ☆イタリア 記憶の風景
  


 テレビの「旅するイタリア語」はけっこうまじめに観ている私ですが、

 ラジオの「まいにちイタリア語」はネットの「らじるらじる」から
 
 ストリーミングで聞いています。

 ストリーミングは1週間遅れの放送を聴くわけですが、

 それがちょいちょい忘れ気味。

 あっという間に1週間が過ぎてしまい、日曜日の深夜に慌てて

 まとめて聴くことが多いのです。

 そこで、今週もストリーミングの中から11月17日放送分を聴いていたところ、

 ローマのトラステヴェレに、今も帝政期ローマ時代の消防の詰め所の遺跡がある、

 という興味深い話がありました。

 それはExcubitorium エクスクビトリウムというのだそう。

 Vigiles ウィギレース(夜景という意味だそう)という消防士の部隊が

 当時は7つあって、

 火事の多いローマの街の消火活動や取り締まりをしていたのだそうです。

 第2次世界大戦中は防空壕としても利用された地下8メートルにある場所で、

 馬や馬車、ポンプなどの設備もあったといいます。

 で、ピーンときたのが、

 ロザンナ先生とのトラステヴェレぶらぶら歩きで

 「なんだろ、これ?」と思っていた建物のこと。

 遺跡のようでもあり、地下空間があるようでもあり、

 落書きなんかもあってわかりにくいところだったのですが、

 検索してみたら、なんと それがエクスクビトリウムだったのでした。↓


 


 ね、地下空間があるみたいでしょう?


 ここを左に曲がってみたらこんなところに出るはずでした。

 
 



 Roma Segreta.it からお借りした写真です。↑

 詳しくは こちら

 からどうぞ。(イタリア語)

 「これ、なんやろ?」と思ったら、正面からだけではなく、

 ぐるっと回ってみなければね。

 これでやっと、

 記憶の中にひっかかっていたトラステヴェレの不思議ひとつが解決しました。

 でもまだまだあるのよね。

 不思議だらけのローマ。flag7







 

 

 
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Firenze☆「眺めのいい部屋」

2016-11-21 01:10:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 
 私たちの初秋の旅、

 実は滞在地については結構最終まであれこれ考え練り直しました。

 ただ飛行機のチケット代を考えて Firenzeイン、Milano アウトは決めていたのです。

 なので、

 Firenzeは今回1泊だけで、次の地に向かうことにしました。

 でもたった1泊だからこそ、そこにいるだけでFirenzeを感じることが

 できればいいな、と選んだホテルは Hotel degli Orafi

 ポンテヴェッキオやウフィッツィ美術館にも近く、

 前から一度は泊まってみたいと思っていたホテルでした。

 空港からのタクシーの順番がなかなか来なくて
 
 ホテルに着いたのは夜の8時半を過ぎてしまいましたが、

 満面の笑顔で迎えてくれたホテルのスタッフからのうれしい言葉は

 「お部屋は無料でグレードアップしました。素敵なお部屋ですよ。」

 え?もしかして、もしかして・・・あの「眺めのいい部屋」の撮影場所?


 ↑ じゃーん!

 案内された部屋はアルノ川に面した広いテラスのある部屋でした。




 

 




 で、部屋の壁にもその言葉が・・・↑

 イタリア語、英語、そして日本語でも。

 うわあ、ラッキーすぎる!みんな大興奮です。


 




 ↑ テラスからの眺め、右側。

  ポンテヴェッキオがすぐそこに見えます。

  そこから目の前に見えるのがヴァザーリの回廊。




 ↑ 目を左に移すとウフィッツィ、

 (え?まだ開いてるの、と思ったら、金曜日の特別開館延長でした。)

   アルノ川の向こうの丘にに大好きなサン ミナート アル モンテ教会が

   輝いています。

 興奮冷めやらないまま、ウェルカムドリンクのチケットを持って、

 ホテル最上階のバーへ移動します。





 大きな窓のむこうに反対側のドゥオーモや(味気ないクレーンが残念ですが)、

 パラッツォ ヴェッキオを眺めながらプロセッコで乾杯しました。

 幸先いいねえ。

 リクエスト欄に「眺めのいい部屋希望」と書いたのが聞き入れてもらえたのかも

 しれません。


 たった1泊のFirenzeだから、このままベッドで休んでしまうのはもったいない。

 と、その後 夜のFirenze散歩に繰り出した我々でした。

 (そのご報告は次回に)




 ↑ そして次の日、ホテルの朝食会場です。

   天井画が素敵。こちらは19世紀のダンスルームだったそうです。

   向こうに見える窓から見える景色は映画にあったような・・・


  この旅を終え、確認もしたくて映画をもう一度見直しました。

  映画の中に出てきたアルノ川の向こうにドゥオーモが見える「眺めのいい部屋」は

  合成でない限り、こちらのホテルとは反対側のエリアになります。

  でも映画のエンドロールにもこのホテルの旧名がちゃんと出ていたので

  撮影はあの部屋とテラスが使われたのでしょう。

  

  それはともかく、この部屋は本当に「眺めのいい部屋」でしたよ。

  

  
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☆「鍋パン」を焼いてみました。

2016-11-08 23:26:00 | ☆おいしいもの




 ちょっと焦げちゃったのですが・・・


 我が家の必需鍋「ストウブ」でできると知って、(オーブンもいりますが)

  こちら を真似して作ってみました。


 

 



 このパン、なんと捏ねないのです。


 時間さえあれば、

 何とも気楽に作れます。


 で、外はパリパリ、中はもちもちのパンになりました。↑

 
 塩味だけのパンなので、

 オリーブオイルとの相性がいいんですよ。panheart


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映画「インフェルノ」と「インフェルノツアー」☆

2016-11-05 03:42:00 | ☆イタリア 記憶の風景




 ↑はフィレンツェのウフィッツィ美術館前にあるダンテの彫像です。

 で、いよいよ始まりましたね。映画「インフェルノ」。

 先日劇場で観てきましたが、思った通りの映像でした。

 



 実は3年ほど前に原作を読んで、これは映画の脚本みたい!と
 
 思ったものでした。(本の帯にも「2015年映画化」とか書いてあったような・・・)

 主役はもちろんトム ハンクス。

 読み進めていくとフィレンツェの風景とトム ハンクスがミックスし、

 映画の一部が見えるようでした。

 



 



 そんな折、Palazzo Vecchio での「インフェルノ ツアー」を見つけました。

 早速 予約をして現地へ行ってみると、本を読んで参加した人でいっぱい。

 
 




 ↑の写真の左側あたりから、小さな扉を抜けてツアーは始まりました。

 まるで舞台裏を覗くように、入り組んだ階段を上ったり、降りたり。

 今回の映画にも出てくる五百人広間の天井裏にも行けました。


 参加者は説明役のお兄さんに質問攻め。

 「○○はどこにあるの?」

 「○○は大丈夫なの?」

 「○○は・・・?」

 その質問にお兄さんは、

 「まあまあ、皆さん、あれは「本」だからね。」と答えていました。


 



 映画化が実現し、フィレンツェはまたまた盛り上がることでしょうね。

 映画を見て、このツアーに参加する人も多いはず。

 ガイドのお兄さん、今度は

 「まあまあ皆さん、あれは「映画」だからね。」というのかな。

 でも、このツアー 面白かったですよ。

  こちらに、予約のわかりやすいサイトがありました。


 これからフィレンツェへ行かれる方は、ぜひどうぞ!

 お勧めします。


 



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