Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

秋 キャンティーのVilla Poggiale

2009-09-25 23:57:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 暑さ寒さも彼岸まで・・・といいますが、まだまだ日中は暑いですね。
 でも、今日感じた夕暮れの早さに驚き、秋のトスカーナを思い出しました。

 私たち「食べまくりツアー」一行のキャンティーのお宿は
 Villa il Poggiale

 春に個人的に訪れたのと同じヴィラです。

 春の夕暮れは遅く、トスカーナの丘を見下ろす庭の特等席には
 ドイツ人グループがゆったりと過ごしていました。

 が、季節は秋、同じ席には誰もいなく、私たちもしばし夕陽を楽しみましたが
 じっとしているのは寒すぎて即退散。

 春から夏にかけてと、秋から冬にかけてでは、ゆったり感が違います。

 でもVillaのお部屋割りはラッキーなことに、お姫様気分になれる部屋が。↓



 春に来た時より、ずっと大きい部屋に当たりまずは撮影大会。



 ↑バスルームも広~いheart



 ↑ 窓からトスカーナの山が見えました。


   


 ↑ Villaの中はそれぞれ違うタイプのお部屋になっているので、
  私たち食べまくり探検隊は部屋めぐりに出かけました。symbol7run

  
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大阪のおばちゃんのちょっとええ話

2009-09-17 01:08:00 | ☆素敵なこと


 ↑ 画像はベローナ。サンゼノ教会前の広場にて。(記事には関係ないけど・・・)

 今日は大阪環状線の電車で見かけたちょっとしたお話です。
 夕方5時からは女性専用車両になる車両、
 私はなぜか時間外でもこの車両に乗ってしまいます。
 なんとなく女性が多いような気がして気楽なんですよね。

 ホームに電車到着、ラッシュアワーにはまだ早い時間帯なので座ることが
 できました。

 斜め向こうの席付近に、女性が二人立って席を見つめ何か言っています。
 彼女たちは座りたいけど座れないようす。
 何か汚れたものがあるのかな?と思ったのですが、あったのはどうやら
 「がまぐち」のようでした。
 カラフルでかわいいがまぐち、大金がはいっているようには見えません。

 以下は彼女たち、大阪のおばちゃんの会話です。

 「あれえ、これ誰か忘れてはるわ」
 「えらいこっちゃ」
 「財布忘れて降りていかはったんや」
 「どないしょう、これ」
 
 がまぐちを持って電車の中からホームを見るおばちゃんたち。
 
 「探してる(財布を)ような人もいてへんわ」
 「駅員さんもいたはれへんなあ」

 発車のアナウンスが流れ、ドアが閉まろうとしたときです。

 「しゃーないなあ」・・・

 がまぐちを持ったおばちゃんは発車寸前電車を降りました。
 もうひとりのおばちゃんも続きます。

 ドアが閉まり、電車は発車しました。
 たったそれだけのことですが、私はなんだかうれしかったのです。

 電車に乗りそこなったおばちゃんたち、きっとあの「がまぐち」を
 駅員さんのところまで届けに行ったはず。

 「しゃーないなあ」・・と言いながら、ほっとかれへんかったのよね。
 わかるわかる。

 ちょっとええ話でしょ?


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京都ぶらぶら街歩き ☆二条~四条

2009-09-13 01:20:00 | ☆レストラン


 京都二条でお昼ご飯を食べたあと、街をぶらぶら歩いてみました。
 二条通りの角に島津創業記念資料館があります。

 ↑ 木屋町通りに沿って流れる高瀬川。
 ここから趣のある街の風景が広がります。
 
 てくてくfootmark2

 
 


 明治時代、江戸時代、昭和時代?
 ごっちゃになっても溶け合って存在している不思議な町並みです。
 ↑のオープンエアカフェは「MERRY ISLANDO」
 京都では草分け的オープンカフェだそうです。

 また てくてく footmark2  footmark2  footmark2

 


 あれ?先日「ルーブル展」に行ったとき、お昼をしたサルバトーレ クオモのPIZZERIAに出てきました。
 ここのテラス席はやっぱり気持ちよさそうだなあ・・・

 


 ↑ 高瀬川沿いにあったカフェ。
 お店の名前は忘れましたが、タルトがおいしそうでした。


 さらに てくてくfootmark2 footmark2 footmark2  footmark2

 ついに四条河原町にやってきました。
 このあたりにくるといつも帰りを急いで足早に通り過ぎるのですが、
 友人の「三笠まんじゅうがおいしい」のひとことで立ち寄ったのが永楽屋
 
 


 ↑は喫茶室ではありません。
 お会計を待っている間のサービスです。
 冷たいほうじ茶とお菓子にほっと一息、次回もまたここで何か買って帰ろ~item8

 ここで また川沿いに元に戻ります。  footmark2 footmark2 footmark2  footmark2 

 
 


 ↑は三条の橋の近くにある五色豆の老舗「船はしや」。
 ここでダンナも私も大好きな「雀の玉子」(あとひき豆ともいう)
 を袋買いしました。
 ホント、食べだしたらやめられないんですよ。ase2
 
 二条から四条へ、そしてまた二条に戻ってきた友人と私。
 歩いた歩数は5500歩でした。 
 
 
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La forza mia ☆Bariの思い出

2009-09-10 01:14:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 ↑ マルコ カルタ という日本人には覚えやすい名前の歌手が歌っています。

 彼の名前を知ったのはこの7月の旅行中。
 南イタリアのBari バーリでのことでした。
 
 その日は暑く、街歩きにも少し疲れたころ、
 私たちは海辺に近い城壁のそばに涼しい影があるバールをみつけました。

 たしか「レモンのグラニータ」を全員が注文し、ほっと一息ついたころ
 店の中から聞こえてきたのがこの曲「La forza mia」ラ フォルツァ ミーア。

 おっ、なんか元気がでる心地よいテンポ、何より歌手の声がええやん・・・

 グラニータを持ってきてくれたバールの主人に歌手は誰か尋ねてみると

 「マルコ カルタ。 テレビのタレントショー(スター誕生みたいな番組?)
 で有名になったんだよ」と教えてくれました。

 で、つい最近彼のCDを買った私ですが、
 この曲が流れると、バーリのバール(ややこしいですね)を思い出します。

 それに悔しいかな、この辺からのデジカメの記録が行方不明、
 多分コピーがうまくいかず抜けてしまったのだと思います。
 ショック!

 なので、画像はありませんが、動画の矢印をクリックすると
 彼の歌が聞こえます。
 今年のサンレモ音楽祭での優勝曲だったんですって。

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映画「ポー川のひかり」を見て

2009-09-04 00:53:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 八月はイタリア映画を2本も見るチャンスがありました。
 1本目は 「湖のほとりで」。
 原題は「La ragazza del lago」(湖の少女)
 そして2本目が ↑の 「ポー川のひかり」 。 ←公式サイトはこちらから。
 原題は「Cento chiodi」だから「100本の釘」ですね。

 う~ん、日本ではきれいなタイトルでないと映画館に人が来ないのかな?
 うまくつけているな、とも思うけれど、「ポー川のひかり」より
 「100本の釘」のほうがそれこそ心にささります。
 冒頭シーンのあの強烈なシーンが頭から離れないのは私だけではないでしょう。

 「le religioni non hanno mai salvato il mondo」と
 イタリアでのポスターには書かれています。
 「宗教は(?信仰)は世界を救ったことがなかった。」という意味でしょうか。

 主人公の複雑な心理を、私の中で納得できないまま映画は進み、
 舞台はイタリアの長い川、「ポー川」に移ります。



 ↑は 私が訪れた マントヴァで、しばし遊覧船に乗ったときのもの。
 映画にでてきたポー川を見たとき「おぉ~、マントヴァみたい!」と
 懐かしさでいっぱいになりました。
 実際ロケもマントヴァ近くのサン ベネデット ポーで行われたそうです。


 


 ↑ 私が乗った遊覧船。
 二時間弱、湖と川をゆっくり進み、また元に戻ってくるのですが、
 このゆっくりさが大好きでした。
 


 二階建ての船のデッキからは、川のむこうに見える巨大な煙突や、
 橋の向こうを列をなして走る車の群れも見えました。
 この長い川もいろんな問題を抱えているのでは、とそのとき思ったものです。

 川の岸で釣りをする人、のんびり歩く人、
 映画に登場した愛すべき人たちと重なります。

 「ポー川のひかり」で、もうひとつ懐かしさでいっぱいになったものは
 音楽です。
 何度も聞こえるその曲は「Nontiscordardime」(勿忘草)。

 まさにポー川を行く夕闇の中の船の上から、
 地元の人たちのパーティーのアコーディオンから・・・

 アレンジで膨らんでは、また人の声だけになって、繰り返し繰り返し。

 この「勿忘草」の曲を知ったのは、ずいぶん昔のことです。
 テレビで見た古い映画、たしかタイトルも「忘れな草」。
 そこで主人公のテノール歌手が歌っていたのでした。

 この映画をもう一度見たいとずっと思っていたのですが、
 「ポー川のひかり」をきっかけにネットでわかったことがありました。
 なんと、映画のオリジナルタイトルは「Vento di primavera」
 「春の風」でした。
 これは「忘れな草」というタイトルのほうが素敵かも・・・

 ユーチューブで見た限りですが・・・
 昔一度だけ見た私の記憶では主人公が中年のおじさんだったのに
 けっこう若いのでびっくり!

 違う映画だったのでは?
 いえいえ、はるか昔に見た、ということは
 その記憶を持つ私もはるか昔の私なんですよね。(笑)

↓youtubeで見られた映画の一部です。
 「帰れソレントへ」に続き「忘れな草」が歌われます。
 作曲はどちらもクルティス。

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