Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

メタボレスメニュー☆阪大病院スカイレストラン

2013-09-24 00:27:00 | ☆レストラン


 大阪大学医学部付属病院の14階にはリーガロイヤルホテル直営のスカイレストランがあります。
大きく開かれた窓からは万博公園の太陽の塔はもちろん、
私が訪れたときは生駒山やあべのハルカスまで見えました。(写真↑)

 
 今日ご紹介するのは、数あるメニューの中から
 先着15名までの「メタボレスメニュー」です。
 阪大病院管理栄養士さんとスカイレストランのシェフとのコラボメニューで、
 総カロリーが501kカロリーというもの。
 う~む、今の私にぴったりの献立ではありませんか!

 ちなみに、前菜、メイン、ごはん、デザートでお値段は1360円です。

 まずは 前菜から。





 ↑ 秋野菜のサラダ すだち風味(57kカロリー)
   すだちの爽やかな香りが野菜の味をひきたてています。


 そしてメインは
 


 
 ↑ 鯛とれんこん饅頭の蒸し焼き 和風きのこ餡かけソース(169kカロリー)

 お魚の上に乗っているのが、れんこん饅頭です。
 もちもちしていて美味しい!





 ↑ さつまいもご飯(175kカロリー)

 軽くお茶碗に7分目ってとこかな。
 ああ、おかわりが欲しい~。
 



 ↑デザートは いちじくのクラフティ。(100kカロリー)
  添えられているメモによると、
  クラフティとは、タルト生地の中にさくらんぼなどを並べ、卵、牛乳、生クリーム、
  砂糖を混ぜたものを加えて焼き上げたプリンのようなお菓子で、
  仏蘭西のリムーザン地方が発祥地なのだとか。
  今回は旬のいちじくを使いアレンジ。

  やさしい甘さでした。

 以上がその日の「メタボレスメニュー」。


 こちらのレストランでは何回かメタボレスメニュー以外もいただいてみましたが、
 私の中ではこの「メタボレス」が第1位。

 この夏、実はわたくし「網膜剥離」になり、ここ阪大病院で手術、入院していました。
 (ブログの更新ができなかったのはそのためです。)

 一日3回の病院食は1日の総摂取カロリーが約1500kカロリーと抑えてあるものの、
 美味しくて毎度完食。
 次のお膳が来るのを心待ちにして過ごしておりました。
 病院食は美味しくないと思われがちですが、阪大病院はけっこうイケます。
 流行りの「料理本」でも出せるのではないかと思うほど。
 
 
 
 なんてたって1500kカロリー!
 この際ダイエットチャンスだと思って、この病院食だけで我慢して、
 間食なんかしなければ良かったのですが・・・。
 家族に甘えて、普段は高額だからめったに食べない
 ハーゲンダッツのアイスクリームやスタバのケーキをリクエストして、
 こちらもしっかり食べてしまいました。

 だってローソンやスターバックスも病院内にあるのです。ase2


 で、「メタボレスメニュー」のそのあとは?
 ご想像におまかせします。
 
 
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ミラノ お城の見えるアパート☆ロザンナ先生と行くイタリア

2013-09-11 10:41:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 ミラノでの6日間の滞在も、
 ローマのトラステヴェレのアパートのサイトとは違いますが、
 インターネットで見つけたアパルタメントです。
 私たちの予算に合い、治安も良さそうな、交通の便も良いところを選びました。
 そして一番の決め手となったのは部屋から見えるこの景色。↑

 Castello Sforzesco(スフォルツェスコ城)の塔が目の前なのです。
 夕暮れどきは、この塔に住んでいるらしい鳥たちの乱舞が見られました。


  


 
  

 ↑ ライトアップしたお城も素敵でしょ?
  ああ、なんて幸せなのかしら、ここを選んで大正解だわ、ほっほっほっ・・・

 ・・・とは、いかない厳しい現実があったのでした。

 現実その①はというと、

 ローマのアパートにはあったエアコンがないのです!
 建物の天井は高くて、廊下側にある吹き抜け空間とお城側にある窓から
 一応風は通るものの、それは「そよそよ」程度。
 異常に高い気温が続いていたイタリア、せめて部屋ではガンガン冷えのエアコンに
 浸りたかったのですが、古いタイプの扇風機が1台あるだけだったのです。

 なので、朝と夜は窓を開け放し。
 まあ、お城は見放題ですが・・・。


 

 

              

 ↑ お城を眺めながらの朝食。


 現実その②はお風呂場の水回り。

 これは私たちにとって一番問題だったことです。

 キッチンの突き当りにある浴室は、面積はかなりあるものの、
 仕切りがほとんどありません。
 バスタブはなく、シャワーのみ。
 おまけに床がフラットなのです。
 最初に一通り案内を受けたとき、特大雑巾のようなバスタオルと掃除用具が
 そのバスルームの足元にあったのを見て「むっ、これってもしかして・・・」と
 思ったのですが、やっぱりね、不安が現実となりました。
 (実は ネット上の写真にもフラットっぽい床が見えていて、
 ちょっと気にはなっていたのです。)
 ひらひらのシャワーカーテンは役に立たず、
 お湯が床にはねてトイレや洗面台付近まで濡れてしまい、
 床がびしょびしょになってしまいました。当然ですよね。
 壁に貼られていた注意書きには
 「浴室の水がキッチンに流れないように気を付けて」と、書いてありました。

 そんなん無理だっちゅーの!(?_?)


  
 


 ↑ お城をながめながらの夕食。

 対策として私たちは床に雑巾っぽい特大バスタオルを敷き、
 水の跳ね返りを抑え、お湯がタオルからはみ出ないように、壁にくっつくように
 おとなしくシャワーを浴びました。

 なのに、なのにですよ。
 二人目からは途中でお湯の温度がどんどん下がり、途中から水しか出てこないのです。
 天井を見ると、小さなタンクがあり、そこでお湯をためているようでした。
 それがトイレ用かと思うほど小さいのです。
 
 このアパート、最大5人までOKなのですよ。
 それが友人のキャンセルもあって、二人しかお湯を使っていないのに、
 キッチンで本格的に料理もしていないのに、二人目はいつも水風呂。
 タンクの水がお湯になるのにも時間がかかるようで、
 時間差で使用してもダメでした。

 ロザンナ先生はオーナーと連絡をとってこの状況を説明しましたが、
 「今までそういう苦情はなかった」との答え。

 うっそー!それはないよね。
 よっぽどおとなしくて、苦情を訴える勇気がなかったのか、
 よっぽどのお風呂嫌いか、
 皆 風邪ひいてたとか でないとね。



 それが実は私、この手のお風呂場は数年前のローマのアパートで経験していました。
 浴室はトイレと同じ場所。高い天井に蜂の巣型のシャワーがついていて、
 そこからチョロチョロとお湯が落ちてくるのですが、落ちてくるまでに
 水になってしまうほど貧弱な水勢だったのです。
 その蜂の巣シャワーの金属部分も錆びているようでした。
 苦肉の策で、持参していた洗面器を天高く持ち上げるようにしてお湯をため、
 少ないお湯で身体を洗う、ということもしました。
 風邪を引いてしまいそうなので、今日はお風呂やめとくわ、という人も・・・
 それでもこんなものなんだろうな、と思い、誰も文句ひとつ言わなかったのです。
 
 ミラノのこのアパートでも、きっとそんな感じで宿泊者たちは我慢したのかもしれません。
 実際イタリア語でいろいろ注文をつけるのは難しいものです。

 それにこのアパートを含む建物はゴミ出しのルールも複雑でした。
 分別して、指定の曜日に指定の箱に入れなければなりません。
 ホテルなら、そういった心配はいりませんよね。

 現実その③は、旧式のエレベーターです。↓

 


 一昔前の映画に登場していたような半分手動式のエレベーター、
 姿 形は美しく、今も現役でがんばっているのに感動したくらいです。
 でも、上るのも降りるのも非常に遅~いのです。 

 中庭を挟んだ大きな建物には、アパートだけではなく、事務所や住んでいる人も
 いるので、セキュリティー上、いくつもの鍵が必要になります。

 その鍵が開けにくかったり、複雑だったり、そしてエレベーターの乗り降りに
 時間がかかったりして汗びっしょりになった記事はこちらからどうぞ。
 ミラノ到着初日の出来事でした。

 数日後、すぐに鍵開け名人になったロザンナ先生が言いました。

 「私、ラードラ(泥棒の女性形)もできるかもよ。」

 
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Una foto di oggi N0.16

2013-09-01 00:32:00 | ☆イタリア 記憶の風景



                               Venezia



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