Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

月曜日のローマ その3 美しき屋台

2009-03-31 02:31:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 今日は時計の針を逆に回して綴ってみます。

 というのは↑の屋台を一番にご紹介したかったからです。
 この屋台はヴァティカン博物館の出口すぐにあって、とても目立っていました。

 他の場所でもこういった屋台(正式名称は知らないのですが)はあるのに
 なぜかヴァティカン前のこの屋台がいつも気になっていた私です。

 最初に見たとき、テントのようなひらひらのところに
 「BIBITE BIBITE」と書いてあって、
 BIBITEとはなんぞや?と思ったことがあります。
 



 ↑ 今も小さく右の方に「BIBITE FRESCA」とありますが、
 BIBITE(ビビテ)が「飲み物」のことだったと後日わかったとき、
 なんてかわいい響きなんだろうと思いました。

 それにこの色彩、そのBIBITEの並べ方、重なったパニーノまでが美しい。
 私には買うというより眺めていたい屋台です。(お店の人は困りますね。)

 きっとヴァティカンでこれでもか、というほど重い作品を観た私の目に
 すがすがしく映ったのかもしれません。

 雨もいつしか止み、また街歩きを始めたくなってきた私たち。
 そうそう、そこでまた、時を戻しますが、
 相棒とは出口手前で会えました。

 迷子状態になった私ですが、そこは大人、
 出口を確かめて(係りの人に尋ねるのも会話の練習と思おう)
 待っていました。
 携帯がやっと通じて私のほうが相棒より先を歩いていたことがわかりました。
 会えないわけです。(笑)


 


 ↑その昔、入る人も出る人も、この螺旋階段を使っていましたが、
 今は下り専用になっています。
 この階段がこんなに美しいデザインになっていることも、
 今回出口付近でじっくり見たからわかったことです。






 立ち入り禁止のところもありました。
 扉の向こうに、あるのだと思うとそこに行ってみたくなるものです。
 でも、そっと観るだけ、踏み込んで非常ベルがなるなんてことは
 ありえません。





 


 ↑ 鮮やかな色彩のヴァティカン図書館も立ち入り禁止でした。
 
 ちゃんと観られるのに、気がつかず、素通りしてしまったところも
 ありました。

 やはり、じっくり気合を入れて訪れたいところですね。
 そして、出口を出たら あの屋台で「BIBITE」を注文してみようかな。

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月曜日のローマ その2 ヴァティカン博物館へ

2009-03-24 00:05:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 ドムスアウレアにふられた私たち、冷たい風と雨を避けたくて
 地下鉄をまた乗り継いで、やってきました。

 ここは月曜日も開いている「ヴァティカン博物館」Musei Vaticani 

 入場時間に間に合い、行列に並ぶこともなく、やれやれだったのですが、
 ここはやはり人が多く、そして観るべき作品も多く、なんだか疲れ気味の私。



 うつむき加減に歩いていたのか、美しさの故か 今回撮った写真は
 床、そして天井の多いこと。

 1997年、初めてのイタリアでスリに遭い、がっくりきていた私たち夫婦を
 癒してくれたのは、無理して訪ねたこのヴァティカン博物館でした。
 「すごいすごい」の連発で、観るものすべて今回より大きかった
 (そんなわけないのに)気がします。


 


 ↑お馴染みの「地図のギャラリー」で、シチリアを見つけました。
 明日からシチリアなんだ!と記念に一枚。
 心はすでにかの地に飛んでいたのかもしれません。
 この辺りで相棒とはぐれてしまいました。あれれ・・・



 ↑ ラファエッロの「アテネの学堂」
 わっ、こんなに近くにあったんだ、と再確認。
 やっぱり、ガイドブックか音声ガイドが必要だったか・・・



 ↑ そしてとうとう「システィーナ礼拝堂」に到着。
 皆、上を向いていますが、私は相棒を探します。

 何回もここを訪れている相棒は、きっと私の先にいるはず。
 ここで待っているのでは?と探すのですが見つかりません。

 偉大なミケランジェロの作品、今回もちゃんと見ておこう、
 帰ったら大塚国際美術館にも行って陶板画のシスティーナも見よう、
 それにしても相棒はいずこ?もう先へ行ったのかな?

 壁にあるベンチに腰かけて考えていると、携帯が反応。
 「どこにいるの?」「システィーナ」「どこ?」「返事して」「圏外なの」
 通じてるのかどうかわからないけれど、お互い探していることだけが
 わかりました。

 前回より明らかにすごいのは世界中の人たちが携帯を持っているということ。
 システィーナ礼拝堂の中はどれだけの電波が飛んでいることやら・・・

続く
 
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月曜日のローマ その1

2009-03-19 00:46:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 今回私たちが選んだローマのホテルは↑の「ヒルトンガーデンイン」。
 シチリアに行く早朝便に乗るには、なんてったって空港の近くが便利だから。

 と、いうわけでフィゥミチーノ空港からシャトルバスも出ているこのホテルに
 決定しました。
 でもホテル周辺は空き地と駐車場とどこかの会社があるだけ。
 殺風景そのものですが、このホテル、設備がとてもいいんです。

 部屋にはデザイナーものの椅子やプラズマテレビ、館内にはATMもあり、
 朝食はアメリカンスタイルでたっぷり。
 何より気にいったのは、日本よりぐっすり安眠できた枕とベッドです。
 これは相棒も実感していて、
 「日本に帰ったらここの枕を買いたい!」と意見が一致しました。
 2日間で首のコリがすっかりとれた私たち。
 「ということは、日本の(私たちの)枕がよくないのでは?」
 やっぱり!私たちは同じメーカーの枕をしていました。
 流行の低○○枕です。

 ぐっすり休んでまる一日ローマ滞在をどう過ごそうか、
 ホテルのお姉さんに聞いてみました。
 近くに「オスティア・アンティカ」の遺跡があるはず。
 
 「ああ、今日は月曜日だから閉まってますね。
  たとえ開いていてもなんにもないところだから、街にでれば?
  コロッセオとかスペイン広場とか、にぎやかですよ。」

 あっ、そうだった!
 月曜日、ということは美術館は軒並み閉まっているんだ。
 心はシチリアに飛んでいて、ローマ滞在が月曜日になってることに
 気がつかなかった~



 ではとにかく電車で街へ出よう。
 空港まではシャトルバス。そこから街まで電車を乗り継ぎます。
 やや古い「地球の歩き方」にドムス・アウレアは火曜日が休みだという
 記憶を頼りに、「ローマも地図なしで歩ける」相棒についていきます。



 ↑はピラミデ駅。ここからB線に乗り換えコロッセオ駅へ。



 降りると、↑の景色。
 コロッセオはやはりすごいなあ。
 ドムス・アウレア(ネロの黄金宮殿?)開いてるかな?
 何年か前、大雨で閉鎖されたとも聞いたけど、再開されているだろうか?



 入り口には張り紙あり。
 ああ!やっぱり・・・悪天候により閉鎖・・・だって。
 おまけに火曜日から金曜日がオープンと書いてあるし・・・
 (帰国後調べた05年の地球の~には、やはり火曜日休みとありました。)

 いかんいかん。今回前もってローマの情報、何も仕入れてこなかった!
 シチリアのことばかりで、あと半日どうしよう・・・

 天気予報は見事に当たり、冷たい風と雨も降りだしました。

 続く
 
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もうすぐ春なんだ!の空

2009-03-16 00:13:00 | ☆素敵なこと


 雨が降ったりやんだりの今日この頃、
 よく晴れた日を選んで厚手のタオルをそれ~!とばかりに洗濯し、干します。

 夕方、からっと乾いたタオルを取り込むとき、ふと見上げた空が
 今日の画像です。

 青空にはいくつもの飛行機雲のラインができていました。
 一番大きくて長いラインは私の真上、
 二羽の鳥たちも空に吸い込まれるように飛んでいました。

 こんな日は幸せです。



 西の空が夕焼けに染まりはじめました。

 ここにも幾筋もの飛行機雲。
 
 もうすぐ春の気配がする空でした。

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パンがおいしい!スキポール空港にて。

2009-03-11 00:13:00 | ☆おいしいもの


 ↑ ここはオランダのスキポール空港!
 2000年のイタリアの旅でもここで乗り継ぎでした。
 そのときの第一印象は、「色」がきれいな空港・・・
 赤でも青でも緑でも鮮やかで、なんだか気持ちがいいのです。
 そういえば、この国のサッカーチームのユニフォームの色もきれい。

 今年2009年、空港は以前よりぐっと大きくなっていてびっくりしました。
 乗り継ぎ時間もたっぷりあったので、広々としたサンドイッチパーラーへ。

 


 ずらっと並んだサンドイッチ、パニーノの中から二つ選んで(かなり大きい)、
 相棒と半分こ。
 ジュースもグラスを選んでそこにピッチャーから自分で注ぎます。
 だからたっぷり、もちろん氷なし。

 手前のモッツァレラとセミドライトマトとルッコラのパニーノ、
 生地のあまりのおいしさに帰りの乗り継ぎでもここに来ようと決めました。


 
 往復のKLMの機内食は「低コレステロール食」をリクエストした私たち。
 
 

 
 ↑ 画像がぼけましたが、3回出た食事、すべて完食しました。
 量は少なめ(だって低コレ)なれど、出てくるパンがすべておいしいのです。

 ひょっとしてオランダってパンのおいしい国?

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