Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

Una foto di oggi No.8

2012-11-16 22:37:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 Venezia

 いつも騒々しいリアルト橋付近だけど、
 アックア アルタになれば淋しすぎます。

 やっぱりVeneziaには青空が似合うと思うな。


 
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ATMosferaを追いかけて☆ロザンナ先生と行くイタリア

2012-11-06 02:27:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 前回の続きのお話です。

 ミラノで私たちが滞在したのは↑の通り、スフォルツァ城に近く、
 見晴らし抜群のアパルタメントでした。
 写真はバルコニーからの眺め。
 正面は工事中で残念でしたが、紋章のある塔の上をつばめたちが
 朝夕ヒュウヒュウ飛び交うのを部屋から眺められる素敵な場所でした。



 ↑は予約したATMosferaの車内でいただいたお魚コースの一部。
 その料理の写真や風景を織り交ぜて、本日のテーマ「ATMosferaを追いかけて」
 行ったドタバタをお話しましょう。



 その日、どこからATMosferaが出発するのか、スフォルツァ城の前のインフォでも確認、
 「ああ、いつもこの辺りでみかけますね。」という返事でした。
 乗り場の看板は見つけられなかったけれど、アパートから2,3分の距離だから
 きっとわかるよね、余裕余裕~なんて言っていた私たち。




 出発は夜の8時の予定。
 10分前には来てください、と予約票には書いてあったけど、ここはイタリア、
 ちゃんと来るか、どうだかなあ、ま、5分前には行っとこうね、
 「何着ていこうか」
 「これなんかどう?ローマのテルミニ駅下で店じまいのバーゲンで買ったブラウス」
 「安かったよねえ、なかなかええやん」

 などと、出発20分前の二人の会話。




 そこへロザンナ先生に電話がかかってきました。
 御親戚からのようで、話はなかなか尽きません。

 「ロザンナ、あと15分だよ。」
 「10分になったよ。」と小声で促す私。
  少しあせってきました。
 
 「さあ、行こう」と10分前にアパートを出るはずが、あれ~。ase2
 二人であせりまくったのはまずアパートをちゃんと出るためにかける「鍵」が
 4つあることでした。
 部屋の外に出る鍵が二つ、棟の鍵と大通りに面した正門の鍵、
 おまけに一昔前のエレベーター、夜で管理人さんは帰宅していて
 私たちがすべてのカギをあけるのは初めて、という最悪パターン。
 「がちゃがちゃ」「あと五分になった」
 「がちゃがちゃ」「あと4分」



 (^_^;)びっしょりで外に出たのが二分前。
 「大丈夫だよ、きっときっちり来ないよ。」とやや期待をこめ
 小走りで出発場所であろうカステッロ広場へ向かえども
 それらしきトラムは見当たりません。

 「ええっ!もう出発した?」
 「それとも まだ来てない?」
 「でも乗客もいないよ。」
 「ひょっとして置いて行かれたかも。」
 「そんなあ、・・・」



 半分あきらめかけて広場で茫然としていたら、
 斜めむかいの通りからふっと出てきて、向きを変えて立ち去るATMosferaを発見。

 「いたあ、あそこ」
 「どこどこ?」
 「角を曲がった、追いかけよう、トラムの線路に沿って行けば追いつくかも」

 幸い、広場にはタクシーがいて、
 「乗り遅れたからトラムを追いかけて」と半ば強引に乗り込んだ私たち。



 運転手さんは優しくて私たちに同情いっぱいの応対。
 「待っててくれてもいいのにねえ」
 「お客さんの言う通りだよね~」
 
 でもその彼もトラムの姿は見ておらず、目撃者の私の指示待ち。
 トラムの線路に沿って追いかけたものの、停留所で停まらないからか
 あっと言う間にその姿を見失ったのでした。
 トラムの線路ははるかかなたまで続き、右左カーブもあります。



 「お客さん、どうします?まっすぐ行きますか?」

 その時思い出したのです。
 2009年に見た「ATMosfera」(前回の記事の写真)と、まだ早い時間にスフォルツァ城に
 向かうカーブで出会ったことを。

 だとしたら出発地点の広場方向に戻るべき・・・・かなと。
 で、出会わなければナヴィーリオ運河方面に行くしかない!



 祈る気持ちで線路に沿って広場方向に行くと、遠くの違う方向から近づいてくる
 ATMosferaを発見。
 思わずタクシーの窓を叩いて「いたいた、あれ あそこ。」
 タクシーを飛び出し、トラムに走る私。
 「予約してます~」と叫びながら・・・
 その間、ロザンナ先生はタクシー料金を支払い、二人はやっとこさ、
 トラムに乗ることができました。


 


 車内はほぼ満席。
 
 皆さんすでにプリモが終わっているようで、余裕の笑顔。
 私たちは、汗だく、喉はカラカラ、急ぎ出てくる料理にフーフー言いながらも
 「美味しいねえ」
 「ゆっくり食べられたら きっともっと美味しいだろうね」

 この「ATMosfera」、8時10分前にきっちり来て、10分待って
 8時ジャストに出発したそうな。(イタリアにしては珍しい・・・かな)

 「電話もしました。でもご不在で。」というスタッフ。
 慌ててバッグを変えてきたので、ケイタイも結局アパートに忘れたのですが、
 予約の段階で日本の家の電話番号を書いていた私、
 スタッフは日本の家に電話してくれたみたいです。
 後になってわかりました。スミマセン。(^_^;)


 


 ↑すれちがった別のATMosferaでは貸切パーティーをやってました。
 私たちのトラム、観光客がほとんどかと思いきや、
 ロザンナ先生が見たところ、イタリア人が大半だとか。
 家族やカップル、それぞれのスタイルで楽しんでおられるようでした。
 もちろん私たちも遅ればせながら大いに楽しみました。

 でも外が明るくてやっと夜らしくなったのは降りるころ。↓




 今頃ならとっくに暗くなっているから夜のミラノを楽しめるかも。
 新しく、お昼にワンプレートスタイルで45分コース、
 予約不要のATMosferaも走っているそうですよ。

 以上、ロザンナ先生とのズッコケディナー報告でした。(^_^;)

 
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