Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

Chiesa di San Gottardo in Corte☆ロザンナ先生と行くイタリア

2014-03-26 01:14:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 ロザンナ先生とのミラノの教会巡りは続きます。

 さて、こちらの教会はChiesa di San Gottardo in Corte
           (サン ゴッタルド イン コルテ教会)。
 14世紀の八角形の美しい鐘楼が目を引きます。

 中を訪れてみようとしましたが、こちらも日曜日のミサでかなわず、
 外からバラ色の鐘楼を見上げて名残を惜しみました。

 この教会はミラノ公 Azzone Visconti (アッツォーネ ヴィスコンティー)の
 個人礼拝堂でクレモナの建築家 フランチェスコ ペコラーリにより、
 建てられました。
 主のアッツォーネが痛風の病を抱えていたため、
 痛風の守護聖人であるサン ゴッタルド教会と名を改めたのだそうです。

 ミラノで初めて時を知らせた鐘楼がこちらの教会。
 なので昔はこの地区をContrada delle Ore(時の地区)と呼んでいました。


 
 



 ↑ この辺り Via delle ORE(時の通り)はそこから来ているのですね。

 ヴィスコンティ家のお屋敷がPalazzo Reale (王宮)で
 この教会は拡張の時に取り込まれてしまい、王宮とくっついた感じになっています。





 ↑ イタリアの旗が見えるところが王宮、その後ろに鐘楼が見えますよね?

 次回ご紹介する「20世紀美術館」からの眺めです。





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ミラノの教会訪ねてみれば☆ロザンナ先生と行くイタリア

2014-03-18 01:50:00 | ☆イタリア 記憶の風景



 旅の途中、ミラノに住むシニョーラが言いました。
 
 「ミラノには本当にたくさん教会があって、それぞれガイドブックには載っていない
  隠れた良さをいっぱい持っているのよ。」

 その通りです、シニョーラ。

 ローマでも絢爛豪華な教会をたくさん見てきたロザンナ先生と私。
 ミラノでも教会を訪ねてみようではないの!とまずはドゥオーモに行ったことは、
 お話ししました。

 なので、今日はドゥオーモ近辺からぶらぶら歩いて行くことに。
 ドゥオーモを背にして、左側、ちょうどPalazzo Reale (王宮)の裏側辺りから
 スタートです。

 誰にもらったか忘れたのですが、(そして手元にはもうない・・・)地図にある
 教会のイラストが頼りでした。

 それが↑のサント ステーファノ マッジョーレ教会。
      Basilica di Santo Stefano Maggiore
 18世紀、バロック様式の教会だそうです。

 早速中に入ってみようとしたところ、すでに大勢の人が集まっていました。
 その日は日曜日、みなさん、ミサに来られているのでした。
 でもミラノなのに、集まっている人は、フィリピンの人が圧倒的に多いのです。
 「母国語でミサをしてくれる教会があれば皆がそこにいく」とロザンナ先生。
 そりゃそうですね。友達にも会えるし、母国語で思い切り話せるし。
 納得です。

 そういうわけで、満員の教会を後にしました。

 後日 wikipediaで調べたところ、
 画家のカラバッジョ(本名 Michelangelo Merisi)がこの教会で洗礼を受けた記録が
 2007年にみつかったのだそう。
 ということは、カラバッジョはミラノ生まれだったのですかね?
 


 


 Santo Stefanoに隣接していて、当時は同じ教会の施設だと思って通り過ぎて
 しまったのが↑の サン ベルナルディーノ アッレ オッサ教会。
 Chiesa di San Bernardino alle Ossa

 この教会にはびっくりの礼拝堂があったのです。




 



 ↑ La cappella dell’ossario ( 納骨の礼拝堂)
  画像はwikipediaからお借りしました。


 ちょっと見えにくいのですが、額縁の中にあるのはなんと人の頭がい骨!
 しかもぎっしり!
 今になって名前にOssa (骨)があることに気が付きました。
 

 ちょっと長くなったので、この続きは次回に。




 
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Una foto di oggi No.20

2014-03-07 08:45:00 | ☆イタリア 記憶の風景




           Arezzo(アレッツオ)の街角にて









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