Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

ローマのかき氷「グラッタケッカ」☆ロザンナ先生と行くイタリア

2012-07-31 01:04:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 いやはや 暑いですね~

 今のこの暑さに比べたら1か月前のイタリアの暑さなんてなんてことない!
 ・・・と 今は思うのですが あのときはあのときで結構暑かったのですヨ。

  今日はローマで食べた「Grattachecca」(グラッタ ケッカ)のお話。
  グラッタケッカとは、要するにローマの「かき氷」です。

 ↑は ローマ滞在中のある日の午後、
  私のイタリア語のプライベートレッスンの先生(ロザンナ先生)が
 「昔 ここで食べた」というテヴェレ川沿いのお店へ行ったときの写真です。

 そう。
 実は今回はそのロザンナ先生との旅でした。
 
 本当はもう一人 旅のパートナーがいたのですが、
 残念ながら都合でキャンセルになり、
 結局二人でローマ、ミラノを旅することになったのです。

 旅立ちの朝、関空で待ち合わせた私たちは、
 行けなくなった友人のことを思い、
 残念なのと 淋しいのと これからの旅への期待とで
 いつもとは違う複雑な心境で、イタリア語と日本語の挨拶を交わしました。

 先生は日本在住20ウン年、日本語も英語も、最近はスペイン語もOKなのです。
 (先生の許可を得て、お名前書かせてもらっています。)

 そういうわけで、今回は一味違った旅になったのはいうまでもありません。
 なるべく順を追って書きたいのですが、
 この暑さ!
 真っ先に思い出したのが、↑の 「グラッタケッカ」なのでした。






 お店は ナヴォーナ広場からも近い ウンベルト橋のたもと。
 橋の向こうには Palazzo di Giustizia (裁判所)が見えます。
 左下、大きな木の下にあるキオスクがそれ。



 ↑「Grattachecca」と書いてあるのが見えますか?
 お店の前は車が びゅんびゅん行きかう ルンゴテヴェレ。
 気をつけて横断して、川沿いにあるお店で注文をします。


 


 
 お店のお兄さんが外に出てきて、蓋つきの箱を開け、
 昔見たことがある「かんな」のような氷削り器で氷の塊をカリカリ削り始めます。

 それが「grattare」(グラッターレ)掻く、と言う意味だからグラッタなのか。

 「Checca」(ケッカ)はローマのことばで「フランチェスカ」(女性名)だとか。
 だからGrattachecca は「フランチェスカおばさんのかき氷」?

 日本にも「なんとかおじさんのチーズケーキ」というのもあるし、
 そんな感じ?

 響きで「グラッタケッカ」になったという説もあるみたいです。
 カリカリ感がある響きでしょ?

 ま、その 本物の「かき氷」に好みのフルーツとシロップをたっぷり
 かけたら「グラッタケッカ」の完成です。

 その甘さとさわやかさは感動ものでした。
 
 「これ、日本で売りだしたら売れるよね~」
 などと、言っていた私たちでしたが、
 先日 ロザンナ先生から「今すぐ読売テレビを見て!」と緊急電話があり、
 なんと大阪にも グラッタ ケッカを売るお店が あることがわかりました。

 う~む、先を越されちゃったね~

 このグラッタケッカ屋さん、ローマに数件あるそうです。
 
 

 夏にローマへ行く予定の人は ぜひ探して味わってみてくださいね。

 ロザンナ先生と行くイタリアシリーズ、
 こんな感じでぼちぼち出発進行しまあす。(前回のも同時進行で参りますが)・・・

 Andiamo!


コメント (4)

クロワッサン ☆今 ちょうどいい雑誌♪

2012-07-29 23:12:00 | ☆暮らし



 子供のころは「りぼん」や「少女フレンド」。
 乙女のころは「J J」や「nonno」。
 結婚して「LEE」から「Story」ときには「素敵な奥さん」など。

 と、数々の女性雑誌遍歴のある私ではありますが、
 昔から時々買っていた 「クロワッサン」 という雑誌は
 今でも 時々、というか最近しばしば 買ってしまう雑誌です。

 最新号が↑ですが、
 表紙そのものがテーマになっているのも魅かれるポイントかな?
 (この号は特に・・・)

 「その食習慣では太ってしまう。」・・・だなんて、
 だったらどの食習慣ならええのん?・・・と、パラパラ頁をめくってみると
 すぐにでも作れるような料理のレシピがどっさり。



 で、早速作ってみたのが↑
 「すいかと赤パプリカ」と氷水だけのジュース(64㌻に掲載)
 これがさわやかでおいしいのですヨ。suika





 続いて↑
 夕食には「いろいろ野菜のオイル蒸し」(25㌻に掲載)。
 有元葉子さんのレシピで、手元にある野菜を鍋に入れ、オリーブオイルと塩だけで
 10分蒸し煮にするだけ、なのですが、出来上がれば野菜そのものの甘さが
 ほどよく出てパクパク食べてしまいました。

 連載中の 辰巳芳子さんの「いのちの食卓」 野菜に習う も二重丸。

 

 あまり凝った料理でないのも、今の私にちょうどいい。
 そして この雑誌 定価400円っていうのもちょうどいいかも。
 かわいい付録はないけれど、
 ちょうど コーヒー1杯ぐらいのお値段だし。

 と、いうことで喫茶店ではなく、家でおいしいコーヒーを入れて
 ゆっくり パラパラ読むのに ホント ちょうどいいのです。

 (冷蔵庫に残っているチョコケーキの誘惑に負けそうなのですが・・・・)

 こらこら、その食習慣では太ってしまう!に「ますます」をつけなくては!
 
  
コメント

Le gondole "Traghetto"☆ Venezia 

2012-07-27 01:23:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 VeneziaにはTraghetto(トラゲット)と呼ばれるゴンドラがあります。
 カナルグランデにかかる橋は案外少なく、目的地にもよりますが
 ヴァポレットに乗らなければかなりの距離を歩かなければなりません。

 そこで登場するのがトラゲット、いわゆる「渡し舟」。

 ↑の写真はリアルト市場の近く サンタ ソフィアの渡し。


 


 私たちの部屋からもそのトラゲットはよく見えました。
 
 ここ サン サムエレ(対岸にある教会の名前から)は
 ヴァポレットのカ レッツォーニコの停留所とくっついているので
 あまり目立たないのですが、確かにいつも何人かのお客が
 トラゲットを待っているようでした。





 私たちはヴァポレットの72時間券を買っていたのでトラゲットに乗る、
 という発想がなかったのですが、
 50チェンティージミ(1ユーロの半分)で乗れるゴンドラに揺られてみれば
 よかったと、今頃思っている私です。

 というのは こちらのブログ記事 
 を見つけたからです。

 カナルグランデには7つのトラゲットの渡しがあります。
 番号の5番が サン サムエレ。
 クリックするとホテルが近くてよくわかります。

 こちらのサイトは写真がとってもきれいで、いつも見とれています。
 遠くの日本から秘かに応援しているファンがいることを
 ブログ管理人の彼はまだ知りませんが・・・

 
コメント (2)

Una foto di oggi No.4

2012-07-25 01:04:00 | ☆ノンジャンル




   ↑ 大阪  
    

    高いところが大好きです。



コメント

サン・バルナバ広場☆Venezia

2012-07-23 02:47:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 ヴァポレットの停留所「カ・レッツォーニコ」から細い通りを少し行くと
 ほどなく「サン・バルナバ広場」Campo San Barnavaに出ます。

 この広場あたり、へえ~そうなんだ!という見どころがいっぱいあるんですよ。
 

 ↑の写真は広場を反対側から見たところ。
 有名な「げんこつ橋」Ponte dei Pugni に私は立っています。
 足元にある「足跡」には よく知られているお話があります。

 『その昔、 Veneziaの市民たちは2つの地区に分かれていました。
 カステラーニ組はカステッロやサン マルコ、ドルソドゥーロに住んでいる人たち、
 一方のニコロッティー組はカンナレージョやサン ポーロ、サン クローチェに
 住んでいる人たちで、橋の上で大勢の市民を巻き込み けんかになることも
 よくありました。

 そこで1705年、政府は争いを九月からクリスマスまでと制限し、
 戦いの場所である橋や審判も決め、
フェンシングのような試合を行うことになりました。
 試合当日、両チームとも 笛や太鼓を打ちならして現れ、
またたくまに入り乱れた乱闘が始まりました。
 実際、試合のために雇われた大男たちも参戦、
橋の真ん中で何時間もその戦いが続き、
 死者も出たそうです。
 橋の上に見える「足跡のしるし」は試合開始の立ち位置を示すもの。』

 と、私が買った「子供のためのVenezia発見」(イタリア語)
 みたいな本に書いてありました。


 


 「げんこつ橋」のたもとに、帆をかけた船が見えるでしようか?
 色とりどりの野菜や果物を売るこの船は Veneziaの風景に溶け込んで
 どこから見ても絵になる風景。


 長くVenezia市民やツーリストから親しまれてきました。
 お店は船の正面にも小さいのがあるのですが、
 私たちが訪れて間もなく、閉店する、という話を知りました。


 
 


 あの美しい風景が見られなくなるのは淋しいと思っていたところ
こちらのブログ記事でしばらく休業のあと、
 また再オープンしたとのこと。
 これは うれしいニュースでした。

 さてサン・バルナバ広場に戻りましょう。

 


 私たちは到着した日、美しい井戸も隠れてしまうほど、賑わっていた骨董市に
 遭遇しました。
 小さくてきれいなものを見つけるのがとても上手な友人がばら売りのガラスビーズを
 みつけました。
 もちろん、みんな彼女に続き、ビーズを購入。
 その彼女と最近あった時、その時のビーズをペンダントにして身につけていました。
 すごく似合っていて、とても1個1ユーロのビーズには見えません。
 でも私のビーズはまだ小箱の中。
 ペンダントになる日はいつの日かなあ。ase


 


 さて広場に堂々と立つ↑のサン・バルナバ教会が
 映画「インディージョーンズ 最後の聖戦」のロケで図書館として登場したのは
 ご存じですか?

 映画、といえば この広場で撮影されたのが かの有名な「旅情」です。



 教会の左側 サン・バルナバ橋のたもとにある、現在はお土産店となっていますが
 「赤いゴブレット」を売っていたレナートのお店として登場。

 そのお店を撮影するために後ずさりしてキャサリン ヘップバーンが
 運河に落ちてしまいましたよね。






 ↑そのシーンも含む作品をYou Tube で見つけました。

 Venezia好きの人、必見ですよ。symbol2symbol2symbol2


 
コメント (2)