Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

Venezia☆ホテルのおさらい その1

2012-05-30 01:13:00 | ☆イタリア 記憶の風景
                    

 Veneziaの入り方に関しては、
 私は空港近くの港から水上タクシーでホテルに横づけが一番だと、今のところ
 思っているのですが、泊まるホテルの場所や、行きたいところによって
 今後変わることがあるかもしれません。

 そう。
 連泊大好きな私には「ホテル選び」もあれこれ考える「重大なこと」のひとつです。
 過去にさかのぼって 初めからおさらいしてみることにしましょう。
 2006年、3月のVeneziaで 私が選んだホテルはこちら です。

 飛行機はコツコツがんばって貯めたJALのマイレージを使いました。
 (期間限定ながら少ないマイルでビジネスクラス往復OK!
 しかも二人分、もちろんマイルは使い果たしてしまいましたが。)
 なのでサーチャージもない時代、ホテル代にその分使いましょ♪と
 かの有名な「ダニエリ」の隣の隣あたりの 「savoia jolanda」に決めました。

 このときの記事はこちらをごらんください。

 「Venezia 光と影」というタイトルで3月12日まで写真とともに
 記事をアップしています。

 なんと この頃の更新はほとんど毎日。すっご~い!
 (でも1年前の旅の話ですから、のらりくらりは前からだったということですかね)

 はあ~(溜息)
 つくづくブログをしていてよかった!と 今日思いました。
 数年前にパソコンを買い換えて、データを外付けハードディスクにいれたつもり
 だったのに、2006年のこのVeneziaの旅がないのです。
 一番↑の写真は年賀状にも使ったというのに。
 初めてのじっくりVeneziaだから、撮りに撮りまくったというのに・・・とほ。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さてさて 肝心のホテルですが、

 ヴァポレットでサン ザッカリーアの停留所で降りたら目の前です。
 つまり橋を越えなくてもいいのです。

 部屋はラグーナに面していて、
 なんとベッドからもサンジョルジョ マッジョーレ教会が見えます。 
 これは私にとって高ポイント、朝も夜も真夜中も 刻々と変わる空の色の中で
 いつ見ても 美しい景色を眺めることができるのですから。

 お部屋は「これがジュニアスイート?」とちょっと疑ったくらい
 あまり大きくはなかったけれど、素敵でした。
 クラシックな家具でまとめられていたし、お湯もじゃんじゃん出ました。
 今思うとあの部屋は、ホテルの上のほうの階にあり、
 外の音もあまり気にならなかったなあ。
 でも 波の音は心地よく聞こえていました。

 1階はレストランになっていて朝から夜まで賑わっていました。
 お昼に到着した我々は、まずここで食事をしたのですが、
 値段が高かったという記憶だけがあります。(量もたっぷりでしたが)

 そしてここは朝食会場にもなるのですが、ちょうど宿泊客が重なって
 忙しかったのか、注文の飲み物がなかなか出てこなかったり、
 バタバタした感がありました。
 
 う~ん、なので100点満点とはいえないかも。
 

 できるだけ多くの人が高い評価をつけているホテルを選んではいますが
 評価って難しいものですね。
 人 それぞれに思うことが違うのですから。

 次回は2010年 5月に泊まったホテルをご紹介します。

 
 
 



 

 



 

                        

 

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Venezia☆理想の入り方見~つけた。

2012-05-21 21:45:00 | ☆イタリア 記憶の風景



 2011年の秋、またVeneziaを訪れる幸運に恵まれました。

 また幸いなことに、イギリスのガトウイック空港からは朝のフライト。

 格安航空会社のイージージェットは朝早いとお得な料金に。

 安くて 午前中に着いて、私たちにはとってもありがたき幸せなのです。symbol7symbol7

 ↑はイージージェットの翼。まもなくVeneziaに到着です。


 



 今回は到着が昼間でもあり、ホテル独自のピックアップサービスもないというので、
 インターネットでこちらから オンラインで水上タクシーを予約しました。

 改めて見てみると、日本語での案内もあります。
(あれ?、前は気が付かなかった・・・)

 これが大正解!

 空港内のデスクに到着を伝え、屋根付き舗道を少し歩くと、そこはもう港。
 段差もないのでスーツケースも楽々移動できます。

 ↑のように予約番号のモーターボートが私たちを待っていました。
 荷物を積んでもらって優雅に乗り込みます。
 よっこらしょっと!

 シャンパンで乾杯はありませんが、気分はマダ~ム。
 大撮影大会が始まりました。


 
 

 



 前の年、スキポール空港での長い待ち時間を経て、真夜中近くに着いた空港から
 真っ暗な陸路を走り、(船でも真っ暗だろうけど・・・)、
 あっと言う間に着いた裏運河からの到着とは、しんどさがちがいます。

 


 船はやがて運河に入ります。

 「やあ、ほんまにVeneziaへ来たんやねえ」
 「こんなに優雅に船に乗るなんてVIPになった気分♪」
 「ゴンドラにはもう乗らなくてもええよ。これで十分!」



 ↑「でん」して帰った日帰りVeneziaでは、
 その存在も知らなかったリアルト橋を通ります。




 
 


 ↑私たちのホテルの真横にあるヴァポレットの停留所「カ・レッツォーニコ」




 ↑ 到着~。

 これが今回3泊した 「Hotel Palazzo Stern(パラッツォ ステルン)。
 ホテルの船着き場(左側)に横づけです。

 因みに我々の部屋は日本で言う3階。
 写真のバルコニーが見える真ん中の部屋と
 左の 窓が3つ見える部屋です。

 このホテルに関しても またブログで語りたいと思いますが、
 Veneziaの入り方としては、今までで一番素敵で楽ちんだったと思います。
 まさに「理想の入り方」!


 到着時間、天候、景色 って大事ですよね。

 次回からは今までVeneziaで泊まったホテルをおさらいしてみたいと思っています。
 (「でん」したツアーで泊まったメストレのホテルは抜きで)
 



 
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Venezia ☆空から入ってみると・・・

2012-05-15 01:03:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 ↑乗り継ぎのスキポール空港(アムステルダム)。
  ここは広すぎるくらい広い。

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 「でん」して帰った日帰りツアーを含め、私は過去5回Veneziaを訪れています。
 
 第2回と第3回はミラノから電車でVenezia サンタ・ルチア駅まで行き、
 そこからヴァポレットに乗って本島へ向かいました。
 そのため ミラノを前日泊にし、ゆっくりと陽のあるうちにチェックイン、
 JALのマイレージを使って楽しんだ時代でした。

 第4回、もうすっかりVeneziaのとりこになっていた私は
 大胆にも友人を案内するかたちで、空から入るルートを選んでみました。

 利用したのはKLMオランダ航空。
 関空~アムステルダム~Venezia マルコ・ポーロ空港というルートです。
 一足先に別ルートで旅している友人ともVeneziaのホテルで待ち合わせ、という
 「でん」したころには考えもつかなかったことを計画したのです。

 いつのまにかインターネットの時代になっていました。
 ホテルにリクエストして空港からホテルまでアシスタント付きの「水上タクシー」を
 予約することもすべてオンラインでできるのです。

 スキポール空港でVenezia行の乗り継ぎ便(確か5時間待ち)がVeneziaに
 着くのは午後11時ごろになってしまいます。
 バスでローマ広場まで行き、そこから乗り合いのヴァポレットに乗るのが一番安い?
 でも人数が多くて荷物も多くて、雨でも降っていたら・・・と考えると
 やっぱり「水上タクシー」が賢明かなと、さんざん考えて予約しました。


 

 


 ↑ Veneziaのホテル。
  部屋にはウエルカムチョコレートとフルーツが待っていました。


 Veneziaの空港には運転手さん?が迎えにきてくれていました。
 彼といっしょにすぐ港からボートに乗るものだと思っていたら、
 空港前に停まっていた自動車に乗って、陸を走ること20~30分。
 あたりは夜の暗さでわからないけれど、着いたのはなんとローマ広場でした。

 マルコポーロ空港も初めて、ローマ広場も初めて見る景色。

 な~んだ、空港からずっと水路でホテル入りが理想だったのに~。
 細かくリクエストしなかったからかなと思ったのですが、
 あとになってずっと水路で行くのなら料金はもっと高くなることがわかりました。

 ローマ広場で待っていたボートに乗り換え、いよいよホテルへむかいます。
 夜の裏運河はひっそり静まりかえっていました。
 ボートも音を立てずに進んでいきます。

 やがて暗闇から少し灯りのあるカナルグランデへ。
 


 


 ↑カナルグランデの曲がり角。ここまでくると一安心。
  これは昼の写真ですが、この右奥から私たちのボートは出てきたと思われます。



 やがてボートはサンザッカリーアにあるホテル前の船着き場に到着。
 荷物はすべてボートの運転手さんとホテルの人が運んでくれました。
 そうそう、これもしてみたかったことなんです。
 本当はホテル専用の船着き場に横づけが理想なんですが・・・

 そして5回目のVenezia(2011年秋)は・・・


 次回に続きます。



 


 


 
  
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Venezia ☆理想の入り方をめざして

2012-05-08 14:53:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 私の場合、 Veneziaは訪れるたびに どんどん好きになっていく街。
 まさに ハマってしまった、というか 魅力が尽きない街なのです。

 その大好きなVeneziaへの入り方にはいくつかあります。
 車が通れないVenezia本島にたどり着くには、歩くか船かになるのですが、
 私の入り方はVeneziaを知ることでずいぶん変わりました。
 まずは・・・
 
 futaba 2000年にツアーで訪れたのが最初のVeneziaでした。

  薄れゆく記憶を辿ると、バスにゆられてVeneziaといわれるところに着いたのは
  夜だったと思います。
  部屋に入るのは後回し、
  ホテルの薄暗い宴会場みたいなところで私たち一行だけの夕食。
  手長エビのグリルが手にも口にも痛かったなあ。
  それでもお安いツアーの夕食は ちゃんと食べておかないとね。
  次の日も朝からどんどん歩くのですから (朝食もほとんどコンチネンタル)。

  自分たちの部屋に入って、窓をあけると
  目の前には工場か会社の巨大な壁がありました。
  
 「ここってVeneziaなの?」
 「旅の栞にはVenezia泊ってなってるよね。」
 「いや~ん、海が見えると思ってた~」
 「ここはどこなん!」

 翌朝は あいにくの雨。
 ホテルからバスに乗って船着き場のようなところから、小型の船に乗るように
 いわれます。人数が多いので2班に分かれて乗船。
 雨なので外の景色もよく見えなかったけれど、海の上に突き出た塔がいくつか
 見えました。波高し。
 着いたところがVenezia本島のようです。
 
 「え?ここがVeneziaなんや!」
 「そしたら私らはどこにいてたんやろ」

 はい、私たちは対岸の街、メストレに泊まっていたようです。
 Veneziaにはちがいないのですが、なんとも予習不足でした。

 日本語での案内がとても上手なイタリア人のガイドさんと
 ドゥカーレ宮殿を巡ったあと、サンマルコ寺院にも入場。
 でも有料のバルコニーにも、パラ ドーロにも寄らず、
 くねくね曲がった路地の奥にあるレストランで
 お決まりの「イカ墨のスパゲッティー」の昼食後、
 革製品のお店とかで長々と時間をとり、ゴンドラセレナーデへ向かったのでした。

 futaba文句ばかり言ってるようですが、ちゃんと予習していかなかった
 我々のいたらなさです。
 実際、さっきまでいっしょにいたツアーの中の人で、途中抜けして
 どこかで買い物をしてきた人や、お昼をパスして最終集合場所に現れる人なども
 いました。

 時々 強く降る雨。
 ゴンドリエーレも、雨の中歌ってくれる歌手も大変です。
 海の色も建物も雨の中ではすべてがくすんでみえました。

 futabafutabafutabafutabafutaba

 「Venezia?、よかったけどね。」
 「で、リアルトには行ったの?」
 「何 それ、どこにあったの?」
 「ええ~!有名な橋やんか。アカデミアは?」
 「行ってないよ~」

 帰国後 Veneziaを個人旅行でミラノから日帰りした友人との会話です。
 改めて地図を見て、びっくり!
 私たちが訪れたVeneziaはサンマルコの辺りだけ。
 「Veneziaには『でん』しにいったようなもの」というのが
 旅の感想を聞かれたときの答えとなりました。

 それから6年、
 そのときの写真が行方不明なのですが、(↑の写真は2010年)
 ミラノから電車でVeneziaへむかうルートを選ぶようになりました。

 個人旅行、もちろんVenezia本島に泊まりました。
 (2003年ころにはインターネットで海外のホテルも楽々予約ができるようになっていました。ただし、日本語表記のあるサイト限定でしたが・・・)
 

 


 サンタ・ルチア駅に着いたら、またしても雨。
 でもゆっくり、ゆったりの連泊なので、いいのです。
 ここからはめざすホテルまでヴァポレットに乗ります。

 ラグーナを部屋から眺めながら、この次は「空から入るVenezia」を
 めざすことを考えていました。

 続きは次回に。


 
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