Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

フィレンツェ 街歩き いろいろその1

2007-06-30 01:05:39 | ☆イタリア 記憶の風景



 街を歩いていて、どこか場所は忘れたけれど、またここに来てしまった!
 と いうことは ありませんか?

 フィレンツェの場合、私はこの果物屋さんがそうです。

 Duomoとポンテベッキオの間には 縦横に路地があり、そのどこを歩いても
 つい立ち止まってしまうお店があるものです。

 この「Mauro」も そんな路地の一角にあり、その色合いの美しさに
 思わずカメラをむけてしまいました。

 
 


 実は このお店、初めてのイタリアの時も写真を撮っています。
 その時は、写真の順で考えると、お昼のレストランに行く途中。
 もちろん ツアーで、どこを今通っているのか全然わかっていないときでした。

 歩きながら 目に入る気になったものを撮っている中に、この果物屋さんが
 今と変わらない状態でありました。

 それから、何回か この前を通り、そのたびにカメラに収めているのですが、
 なぜか ゆっくり立ち止まってみることがなかったのです。

 二度目のツアーの時は、その中で旅なれた人がグループからさっと抜け、
 食後用にと、果物を一袋買っているのを見ましたが、
 「私たちも買えばよかったね。」と、あとから思っただけでした。

 そして、今回も。
 何を急いでいたのか忘れましたが、
 「買えばよかった・・・」と いう気持ちだけ残しています。

 見るものすべてが新鮮な思いの昔、ここがどこなのかわからないけど
 とにかく撮った写真がいっぱいあります。(現在もその傾向は変わらずですが)
 その中で、遠くに見えた建物が いったい何だったのか、
 帰ったあとで調べたり、次に行って「ここだったのか~」と確認するのが
 好きな私です。

 そして写真の中のイタリア語(看板、標識、などなど)を片っ端から辞書で引き、
 アルバムの余白に書くのも楽しいもの。

 ここのお店は 「MAURO (マウロ)、Frutta (果物)」
 と、書いています。
 (2000年の旅から)
 
 
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リピーター  福島 ラ・ルッチョラ

2007-06-29 00:04:45 | ☆レストラン



 何回も来たいお店とは、ラ ルッチョラのような
 味で勝負のお店です。

 


 夜はアラカルトで、メニューがそんなに多くはないのですが、
 選んだものに はずれがありません。



 お魚に力が入っているのかな、とも思っていたのですが、
 お肉の「カモ」は最高でした。
 付け合せのポレンタは、カリカリとしていて表面が甘いのです。
 イチジクを使っているのだとか。
 説明もきちんとしてもらえます。



 どれも 「おいしい」を連発した私たちですが、
 三つのデザートメニュー
 「セミフレッド」
 「クリームブリュレ」
 「マチェドニア」 で迷い、今回はマチェドニアです。

         

 どんなレシピなのか、興味深々なのですが、
 「ルッチョラ料理教室」って 開いてくれないでしょうかね~。


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ズッキーニの詰め物 

2007-06-27 00:32:29 | ☆ばんごはん



 2000年にイタリアに行ったとき、片言イタリア語が通じた気がして
 「よし、この旅から帰ったら勉強するぞ!」
 と、心に決めてスタートしたのが、テレビとラジオのイタリア語講座です。
 
 毎月2冊、発売日を待ちかねて購入。

 でもテレビとラジオでは、ちょっと違いました。
 当時 ラジオ講座のほうが私には合っていたようで、毎日少しずつ進むのが
 うれしくて、よくカセットで聞きなおしたりしていました。
 「白崎容子さんの入門編」から入ったわけですが、
 今でも最高の講座だったのではなかったかと思います。

 その当時のスキットが今でもよく使えるので、時々読み返すほど。
 テキストも 汚れ具合がいい感じなのです。

 まあ、それからず~っと、毎月2冊 買い続けているんですよ。
 中にはまっさらで、手をつけていないのもありますが、
 去年ぐらいまでは全部揃っていました。
 でも他の参考書もどんどん増えて、ほぼつん読状態。

 それで、心を入れ替えたわけではないのですが、
 この四月からの「テレビイタリア語会話」が気に入っています。
 
 その講座の後ろにある、連載の中から鈴木奈月さんのレシピを参考に
 ズッキーニの詰め物を作ってみました。

 意外と簡単。そして豪華に見えておいしい。
 これは パーティー料理にも使えますよ。

 作り方: ズッキーニは縦半分に切り、中身をスプーンでとり、とったものを
      細かく切る。
      オリーブオイルとニンニクの刻んだものを熱し、ズッキーニの中身を
      入れ、いためて冷ます。
      冷めたものに、小さく切った固いパン、パルミジャーノのおろしたもの、
      卵、パセリ、ハム、(なんでもいいみたい)それに小さく切った
      ハードチーズをいれてまぜ、ズッキーニにのせて、パン粉をふり
      オーブンで焼く。

   ☆テキストには40分オーブンで焼く、とありましたが、
    半分もいかないうちにこげてしまいそうだったので途中でやめました。
    でも、ちゃんとできてました。
    イタリアのズッキーニではないからかしらね。

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テラスでパーティー La festa alla terazza

2007-06-26 23:58:56 | ☆イタリア 記憶の風景



 フィレンツェのルレに着いて、まるで自分たちの家に戻ってきたかのように、
 「やれやれ」と思ったのは なぜでしょうか?

 一日留守をしたので本当はまたチェックインのはずですが、
 服もそのまま吊るしたままだったので(そのまま置いていっていい、という
 ルレの人のご厚意で・・・)、そのせいでしょうか。
 

 自分たちの部屋がちゃんとあって、
 キッチンやリビングがあるからかもしれません。
 (チェックインのときに冷蔵庫にあったウェルカムドリンクの数々が
 また補充されていたのには驚きました。)

 でも、何より私たちがうれしかったのは、
 私たちだけのプライベートなテラス (terazza)に戻れたことです。


   


 このスペースは想像以上に広いんですよ。

 テーブルをベッキオ宮が目の前に見える位置に移動させて
 まだまだ明るい空の下、やっと このテラスで皆でごはんです。
   

 ポンテベッキオ近くの酒屋さんで買ったワインの出番がやっときました。
 スーパーで買ったおつまみと、お向かいのバールリヴォワールのパニーノ、
 それからとなりの隣のピッツェリーアのお惣菜とティラミス。
 実はそれだけでは足りないとダンナ陣がいうので、
 またピッツァを買い足しに ひとっ走り。


 
 



 「かんぱ~い」
 「退院 おめでとう!」
 「サルーテ!」
 と、ささやかなパーティーが始まったころ、私たちを大喜びさせたのは・・・
 夕方の空を飛び交うツバメの群れ。

 あわてて撮った写真には点のようにしか見えないのですが、
 まさに 一斉にツバメたちが現れ出たのでした。
 その数の多さと、優雅に飛び交う姿は トスカーナの春そのもの。

 一日留守をして、帰ってきたらツバメのお出迎えなんて
 うれしい限りですよ。

 「蛍も見られて、ツバメといっしょに風に吹かれて、ラッキー!」
 と、また乾杯です。

 ベッキオ宮のてっぺんにいるライオンの向きがときどき変わるのは
 何でだろう、あれも「風見ライオン」っていうのかな、なんて
 目の前の夕陽に輝く宮殿を肴にしてパーティーは続いたのでした。

 



 そして、次の日の朝、そっとテラスに出てみると
 朝陽の中を泳ぐように飛ぶツバメたちに また会えたのです。
 
 ああ、このテラスは最高です。
 フィレンツェに再び来ることがあったら、迷わずここに来よう~っと。


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再びフィレンツェへ サンタマリアノヴェッラ薬局

2007-06-24 00:00:05 | ☆イタリア 記憶の風景





 一日だけの小旅行から再びフィレンツェへ戻ってきた私たちを
 綺麗な青空が迎えてくれました。
 シエナからのバスはこの橋を渡り、駅近くのSITA社のバスターミナルへ。

 お疲れさまでした。
 ここからは、歩いてルレまで帰ります。

 その帰り道には、サンタマリアノヴェッラ薬局があります。
  (Ufficina Profumo Farmaceutica di S・M・Novella)
 ここは、薬局といえども17世紀から続く美術館のような建物。
 

 


 中へ入ると、ここにあるすべての香りが集まったようないい香り。
 私は高い天井のある部屋を抜けて、奥の部屋に向かいます。
 最初にここに来たときから、この奥の部屋で必ず買うものがあるからです。
 それは イリスのハミガキ
 ここで ハミガキといえばこれしかないのですが、初めて訪れたときに
 買ってから、今もずっと気にいっているのです。
 それに私にとっては このハミガキがなくならないうちにイタリアへ
 行くという密かな目安になっているから・・・。
 最近はそれにハンドクリームが加わりました。



 奥の部屋でなくても買えるのでしょうが、なぜか奥が好きです。
 そして、今回は奥の部屋のその奥にサンタマリアノヴェッラ教会の
 回廊が見えました。
 なんと、ここは 回廊と隣あわせだったのですね。
 初めて知りました。




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