Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

ウルビーノ ☆夕陽のドゥカーレ宮殿

2008-09-25 00:03:26 | ☆イタリア 記憶の風景


 なんでもない石畳の道のそのむこうに突然開けた景色。
 ちょっと小走りになっていく私。

 ああ、ここだ、ここ!
 テレビで見たのは雪の宮殿だったけれど、断然秋がいい!

 アルボルノツ要塞 Fortezza Albornozを望む
 レジスタンス公園にやってきました。



 ふりむけば、太陽は要塞の彼方に。
 丘の向こうは切り立っていて何もさえぎるものがないようです。

 もうすぐ夕陽がドゥカーレ宮殿を包むはず。

 ずっと前からそれを愛でるためか、じっと前をみつめている若者たち。
 公園の石垣に集い、ギターとともに歌っている女学生もいます。



 夕陽を追うように歩いてみました。



 そして、クライマックス。
 太陽の光がまるで舞台を照らすように射します。

 石の宮殿が薔薇色になりました。
 
 そして、まもなく光がうすれ行くと、ポツリポツリと小さな点のような
 街の灯りが見えてきます。

 このままここにいれば、夜の宮殿も見られるのでしょう。
 でも、寒さがじっとしている体に応えてきます。
 相棒もちょっと寒そう。
 ゆっくり、この丘を後にすることにします。



 多分、下の通りに出られるだろうと、公園の横の道を降りていくことにしました。
 (行き止まりは不思議とないんですよ)

 まだ名残の夕陽に染まっている宮殿を眺めながら降りる坂道。

 次回は黄昏の坂道をご紹介します。


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ブルーノ・ムナーリの絵本到着♪

2008-09-19 01:03:37 | ☆イタリア 記憶の風景


 ウルビーノの続きの前に、ちょっとうれしいお話を・・・

 とっても欲しくて手にいれたかったブルーノ・ムナーリの絵本が
 我が家に到着しました。

 ↑の「nella notte buia」(闇夜の中で、と訳すのでしょうか?)は
 美術展でひと目見て好きになり、一通り見てやっぱり一番好き!
 という絵本です。
 主人公はネコちゃんでしょうか。
 
   ti piacciono i topolini bianchi?

 
   白いねずみはお好き?


 は、夜のベンチで肩を寄せ合うネコちゃんたちのせりふ。

 このシーンがなぜか好きです。


 この本、リンクさせていただいている 「黒猫日記」 
 Ayumiさんのウェブショップから購入しました。

 もう1冊は「toc toc」(コツコツ)。
 その名前の通りドアをノックするシーンで始まります。
 とても、薄い絵本ですが、楽しいしかけがあります。

 この絵本たち、ブルーノ・ムナーリのお茶目な愛情がたっぷり!
 
 ゆっくり、ゆっくりページをめくって・・・

 ムナーリの世界へ 、toc toc・・・ cat3 

 

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ウルビーノ ☆美しき坂の街

2008-09-10 22:23:58 | ☆イタリア 記憶の風景


 ラファエッロの生家を後にして、ラファエッロ通りをさらに行くと(登ると)
 ローマ広場に出ます。
 ↑は振り向いてみたラファエッロ通り。
 きゃあ、車が落っこちる~・・・と思うくらいの急な坂。
 見えているとんがり屋根はサン・フランチェスコ教会でしょうか。



 ↑美しく若き乙女はこの坂道によく似合います。



  


 ↑ちょっとした公園にもなっていて、城壁の外に通じているローマ広場にある
 ラファエッロの像。
 ここから石畳の道が要塞のほうに続いています。



 瓦屋根の家々が重なるその向こうに、さっきの教会が見えました。
 そして彼方に見えるのはサン・ベルナルディーノ教会。



 まるで空に浮かぶ大きな船のようなウルビーノの街。



 秋の日暮れが近づいてきました。
 沈みゆく太陽が街を、宮殿を、薔薇色に染める瞬間に遭遇した私たち。
 次回は夕陽のドゥカーレ宮殿をご紹介します。

 
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ラファエッロ通りのラファエッロの家 ☆Casa Natale di Raffaello

2008-09-06 00:02:13 | ☆イタリア 記憶の風景


 ミニバスの発着するレップブリカ広場から、ホテルとは反対側の坂道が
 ラファエッロ通り Via Raffaello。

 わ~お、スーツケースを引っ張って行くのが、こっちの坂道でなくてよかった!
 とにかくすごい坂道です。



 その名が示すとおり、このラファエッロ通りをしばらく上がると
 左手に彼の生家 Casa Natale di Raffaello があります。



 ↑ 旗があるところが入り口。
   ちょっとこじんまりしていますが、中は結構広いんです。
  (まあ、日本人の感覚でですが・・・)



  ↑ 見学は中庭のあるところから。



  


   ↑ この家は15世紀のもの。



  ↑ 古いガラス窓から見えるのは坂のお向かいの家。
   私のお気に入りの一枚。
   ラファエッロも見ただろうウルビーノの空があります。



  ↑ そして画家の生まれた部屋に画家自身が描いたフレスコ画がこれ。

  「聖母子像」。ラファエッロの若き日の作品です。

  ラファエッロの数ある聖母子像の原点となるこの小さなフレスコ画。
  私には安心して眠る幼子と子守唄を歌うお母さんに見えました。

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