明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第9節
2017年4月30日(日)15:00キックオフ
NACK5スタジアム大宮(テレ玉)
大宮アルディージャ 1 - 0 浦和レッズ
ラファエル シルバ
興梠 武藤
宇賀神 阿部 柏木 関根
槙野 遠藤 森脇
西川
さいたまダービーをより意識するのは、浦和か?大宮か?ということになると、それはやはり大宮の方ではないかと思う。一時期のさいたまダービーは、大宮のホームゲームも埼玉スタジアムで行われていた。集客を見込める浦和戦は、大切な収入源と考えられているので仕方ない。しかし今では、NACK5スタジアムで開催している。そこに大宮のプライドが垣間見れる。失うものは何もない。過剰に盛り上がっている大宮というのは、浦和にとっても厄介な相手である。
ターンオーバーを導入しつつ、ベストなスタメンを揃えた浦和に隙はないように思えた。しかし、未だ勝利がない大宮は、完全なる浦和対策でこの一戦に賭けてきた。金沢をはじめとして、浦和の攻撃陣をマンマークで封じ込める。徹底的な守備シフトが功を奏して、浦和はなかなかゴールを割ることができない。それどころか、時間が経過するにしたがって、大宮の攻撃回数が増えていった。チャンスはむしろ大宮にあり。茨田、江坂、大山の気迫に押されて、やばいなあと思っていたら、先制点を与えてしまった。
ここから反撃開始とならなかったのが今日の浦和である。柏木君と武藤を下げてしまったので、プレスキッカーもいないという始末。いつものように関根と駒井の両サイドに期待をかけるが、この状況を打開できるだけの決定機は作り出せなかった。いや、作り出しても決めきれなかった。尻上がりに大宮の気持ちを奮い立たせていたのは、やはりホームNACK5スタジアムの雰囲気であったように思う。
ラファエル シルバ
興梠 李
関根 阿部 青木 駒井
槙野 遠藤 森脇
西川
同じホームタウンのクラブによるダービーマッチは、リーグ戦の順位やクラブの規模に関係ないと言われる。まさにその通りの結果を招いてしまったのは、暑さのせいか?疲労のせいか?アウェーのせいか?いずれにしろ、相手に今シーズンの初勝利を献上してしまったことは、今後の反省材料とすべきである。しかし、どうにもこうにも上手く行かない時がある。その一因は、間違いなくダービーという呪縛に他ならない。改めてメンタルの重要性を感じた敗戦であった。