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J1 横浜M vs 磐田(DAZN)

2017-04-08 | J1
明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第6節
2017年4月8日(土)19:00キックオフ
日産スタジアム(DAZN)
横浜Fマリノス 2 - 1 ジュビロ磐田


横浜Fマリノスのクラブ創設25周年記念試合。その対戦相手は、因縁のジュビロ磐田である。センチメンタルな試合などと言ってられない。クラブを去ったエースを葬るために、マリノスは死ぬ気で勝たなければならない。サポーターの士気も上がる。それがプライドというものだろう。というわけで、浦和以外のリーグ戦に興味を持つことは滅多にないのだが、この試合は観なければなるまい。

俊輔がボールを持つ度に、日産スタジアムにブーイングが鳴り響く。齋藤が俊輔を潰した瞬間、スタジアムから大歓声が上がった。その特異な雰囲気の中、緊迫した試合は最後までもつれた。どちらに転んでもおかしくない展開である。しかし、最後にサッカーの神様が微笑んだのは、混迷から立ち直ろうとするクラブだった。満身創痍のチームを引き受けた背番号10のインタビューは、実に清々しい感動をもたらした。かっこいいぞ!齋藤学。

フロントのミスリードで、クラブは方向性を見失った。それでも何とかしなければと思う選手がいたし、それでも応援し続けるサポーターがいた。クラブの伝統は、フロントやスポンサーが創るものではない。選手とサポーターの絆が創るのだ。この試合の結果で示されたのは、そういうことだったのだろうと思う。何だか救われた気分がして、大嫌いなマリノスが、少しだけ嫌いではなくなった。
コメント
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