明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第5節
2017年4月1日(土)16:00キックオフ
ノエビアスタジアム神戸(DAZN)
ヴィッセル神戸 1 - 3 浦和レッズ
興梠
武藤 李
宇賀神 阿部 柏木 関根
槙野 遠藤 森脇
西川
ノエビアスタジアム神戸には、以前何度か観戦に行ったことがある。三宮駅から地下鉄に乗って海側まで行って、そこから少々歩く。ユニフォームを着た神戸サポーターが、試合前から良い雰囲気を作り出している。サッカー文化がしっかり根付いているなあと、感心したことを覚えている。なかなか好感が持てるスタジアムであった。そういう現地の空気を知っていると、TV観戦でも臨場感が増すような気がする。
ネルシーニョ監督というのは、対戦相手によって綿密な策を講じるイメージがある。浦和に対しては、3バックを敷いてミラーゲームを挑むみたいな。しかし開幕から連勝を続けているチームは、あくまで自分達のスタイルをチョイスした。その姿勢が功を奏して、前半はどちらかというと神戸が優勢に見えた。もちろん、ボールを保持するのは浦和であるが、守備から速攻という神戸の形が、随所で脅威となっていた。
ラファエル シルバを外した浦和は、久しぶりにKLMが先発に揃った2016シーズン仕様である。そつなく無難に試合を運ぶが、サイドが今ひとつ使い切れていない。そのあたりのもどかしさが払拭されるまでに、予想以上の時間を費やしてしまった。後半、駒井をボランチに入れて柏木君を前に上げたところで、ようやくゴールが生まれた。ここでのポイントは、青木ではなく駒井を入れたこと。それによって、終盤に那須を使うことができた。非常に奥が深い采配である。
ズラタン
興梠 柏木
宇賀神 阿部 遠藤 駒井
槙野 那須 森脇
西川
終わってみれば、快勝と言えるスコアかも知れないが、内容的にはどうだったのか?浦和らしさは見られたものの、浦和の強さは見られなかったのではないか。神戸が本調子であって、仮に先制点なんかを与えていたら、結果はどうなっていたかわからない。シーズンはまだまだ序盤。結果を出しながら改善できるのが強いチームである。