Jリーグ・ディビジョン1 2stステージ 第9節
2016年8月20日(土)19:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(SKY)
浦和レッズ 1 - 2 川崎フロンターレ
李
高木 武藤
宇賀神 阿部 柏木 駒井
槙野 那須 森脇
西川
五輪組をベンチに置いたスターティングが、今の浦和の好調ぶりを表している。それができるチームであり、それを決断できるミシャ監督がいるということでもある。首位決戦ということで、面白い好ゲームを期待したい。と思っていたら、憲剛のものすごいシュートが入ってしまった。この人はデビュー当時からよく知っているけど、非常に技術が高い選手である。
さすがに相手が川崎ということで、浦和のボール支配率がいつもより低いのは仕方なし。大島や憲剛、柏木君や阿部ちゃんがじっくり中盤を組み立てる。こういう展開は、ゴールが沢山決まるより面白い。どちらかというとリアクションから裏を取るような動きに勝機を見出す浦和は、森脇の見事な突破から、李が決め切って同点に追いついて前半終了。
後半はもうガッチリ噛み合ったまま離れないような中盤の攻防。ここを動かすのは選手交代か。というわけで、まずは浦和が興梠を投入する。しかしあまり変化は得られない。逆に川崎の交代選手である森谷に決められてしまった。あれはエウシーニョのボールが素晴らしかった。浦和は遠藤と青木を入れて臨戦態勢を整えるが、かなり体制を崩してしまった印象がある。
さて終盤、この体制で浦和に何ができるか?いやあ、何もできなかったような気がする。大久保を押さえても、憲剛を押さえても、まだ大島がいた。そんな感じである。しかし、どちらかにリズムが傾くということがなく、最後まで非常に高いモチベーションを持った試合であった。間違いなくリーグのトップレベルだろう。