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J1 浦和 vs 湘南(埼玉)

2016-08-06 | J1

Jリーグ・ディビジョン1 2stステージ 第7節
2016年8月6日(土)18:30キックオフ
埼玉スタジアム2002(ホーム自由席)
浦和レッズ 4 - 1 湘南ベルマーレ

        李

     高木  武藤

宇賀神  阿部  柏木  関根

   槙野  那須  森脇

       西川 

キックオフオフ3時間前にスタジアム入り。せっかくなのでTVとは違ったポジションで観戦しようということで、ゴール裏3列目に陣取って、ただひたすら試合が始まるのを待つ。目に入るのは、青い空と、白い雲と、緑の芝と、赤い人たち。ただそれだけ。果たして、人生においてこの3時間は無駄なのだろうか?まあ、無駄なんだろうなあ。でも、こういう時間は結構好きだし、積極的に作り出してる気がする。

ゴール裏ピッチレベルから何が見えるのかというと、ゴール前の攻防がよく見える。選手のポジショニングだったり、駆け引きだったり、どちらかというと、こちらに向かってくる攻撃側より、同じ視線になる守備側の気持ちが理解できる。あと、GKの動きがよく見える。西川君がアシストした関根の先制ゴールを目の前で見ることができたけど、あれはもう湘南のGK村山が気の毒であった。

ゴール裏ピッチレベルから何が見えないのかというと、ラインコントロールがよく分からない。特に反対側までボールが運ばれてしまうと、何をやっているのかさっぱりである。左右への展開はまだしも、縦の距離感が掴めないので、ピンチとチャンスの度合いが分からない。仕方がないので、大型スクリーンの映像を見たりする。

攻めの姿勢を貫いた湘南のおかげで、浦和は多くのゴールを決めることができた。そこをどう評価するかである。走る湘南に走り勝つと言っていた浦和は、確かに最後までよく走っていた。しかし勝負を決したのは、そこではなかったような気がする。プレーの精度やアイデア、個々の能力や組織の完成度、サッカーの本質においてその差は明らかであった。

試合後にブーイングを受ける湘南の中に、坪井慶介の姿を見つけた。浦和のサポーターからも多くの声援と拍手が起こった。それでも彼はこちらを振り返ることなく、項垂れる湘南の選手達をただひたすら励まし続けていた。それは立派なプロの姿だった。変わってないなあ、ツボは。やはりスタジアムへ来ないと分からないことがたくさんあるのだ。

コメント
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