Jリーグ・ディビジョン1 第28節
2013年10月5日(土)16:00キックオフ
大分銀行ドーム
大分トリニータ 0 - 2 セレッソ大阪
というわけで、やって来ました大分銀行ドーム。雨!雨!雨!とにかく雨!もちろん、ドームなので試合中は雨なんて関係ない。大抵のスタジアムには屋根がかかっているけど、それはスタンドのみで、ピッチはどうしても雨の影響を受けてしまう。その点ドームは、ピッチも雨の影響を受けない。そして、選手のプレーにも影響が出ない。これは本当に良い。ただ、我々はドームへ行くまでに様々な影響を受ける。大分駅前でシャトルバスを待つ間、もうこれでもかというくらいに雨に濡れる。帰りもしかり。ずいぶん余裕があったはずなのに、雨の交通渋滞でバスが遅れて、キックオフギリギリの到着となってしまった。
キックオフから大分の緊張感が伝わってきたし、それなりのプレスがかかっていたのだが、やはりどう見てもC大阪の方が一枚上手である。特に攻撃面での差が大きいような気がした。細かいタッチのパスを回して、ガッチリ固めた大分の守備陣を揺さぶる。初めて柿谷を見たけど、なるほど日本代表に選ばれる選手である。決して守備をサボらない。基本的にトップで張っているのだが、下がってボールを受けてからの動きが素晴らしい。スペースに入る。スペースを作る。自分が活きる。味方を活かす。動きのバリエーションが豊富である。
終盤、大分は高松と梶山を入れて反撃を試みるも、パワープレーには限界があった。攻めに転じた裏を突かれて、追加点を奪われ万事休す。サポーターの熱い応援も届かず、J2降格が決まってしまった。いや、サポーターの応援は届いていたと思うけど、なす術なしといのが正直なところか。非常に厳しいクラブの状況を考えれば、選手の補強もできずにJ1で戦うことは難しすぎたのかも知れない。今シーズン、未だホームで勝利がないらしい。残り6試合、とにかくここで勝つことが、サポーターへの恩返しであり、自分たちのプライドを示すことになる。
そんなわけで、大銀ドームどころか大分へ足を踏み入れるのも初めてだったけど、まあ、大分の印象はとにかく雨!ということで(笑)。いろいろなホームタウンへ行ったけど、大分は完璧に車社会だった。駅前なんかホームゲームがあるとは思えないくらい静かだったのに、ドーム周辺はサポーターの車であふれていた。言い換えれば、それだけ不便なところにあるということ。人と街がクラブを育てる。もう少し便利な方が育つような気がするけど、きっと大きなお世話だろう。浦和はなんて便利なんだろうと思った。