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J1 横浜FM vs 浦和(日産)

2012-09-15 | J1

Jリーグ・ディビジョン1 第25節
2012年9月15日(土)19:00キックオフ
日産スタジアム
横浜Fマリノス 1 - 2 浦和レッズ


みんなでワイワイ観戦するのも楽しいけれど、仕事終わりに1人でひっそり出掛けるナイターというのも、それはそれで大好きです。渋谷から東横線で菊川、さらに横浜線に乗換えて新横浜へ。まあ、普段は乗る機会のない横浜線が新鮮だったりして、これもアウェー観戦の楽しみのひとつです。もうすっかり忘れてしまった新横浜の街を抜けて、久しぶりにやって来た日産スタジアムは、記憶の残像よりはるかに巨大なものでした。

先日、横浜美術館へ行った帰りに、マリノスタウンへ寄ったからかどうかはわかりませんが、ああ、横浜へ行ってみようかなあと突然思い立ったのでした。日本全国いろいろなスタジアムへ行きましたが、横浜の日産スタジアムと神戸のホームズスタジアムがオシャレ度高いです。街並から言ったら、ダントツで横浜であることは、もう誰もが認めざるを得ない事実です。

というわけで、今日はオシャレ気分を味わうために、浦和サポーターであることは封印して、ホーム自由席で観戦することにしました。バックスタンドのアウェー寄りで、最近お気に入りのノンアルコールビールと焼きそばを食べながらキックオフを待ちます。客観的に浦和のサポーターはすごいなあと眺めつつ、1人だといろいろなことを考えます。巨大スタジアムは席に余裕があるのでゆっくり観戦できるよねとか。もし自分が横浜に住んでいたら、毎週ここへ通っていたのかなあとか。

いきなりマルキーニョスに先制点を決められて、試合展開がまったく読めませんでしたが、前半のうちに追いついたのが功を奏しました。相変わらず、阿部ちゃんが最終ラインからゲームを作っています。今日の試合に関しては、中盤でボールを奪ってからの攻撃がとてもスムーズでした。守備陣がサイドを押し上げて、マルシオと柏木君、そして原口が上手く連動して逆転するという、理想的な展開で試合終了。言うことなしの結果でした。

さて、せっかくの横浜なので、マリノス側の視点でもいろいろ考えてみました。34歳という円熟期に入った中村俊輔(実は私と誕生日が一緒なのだ)のプレーは、やはり見るべきものを沢山持っているなあと思いました。キックの精度はもちろん、試合展開を読んだひとつひとつの動作は、海外での実績を踏まえた超一流選手のそれであることに間違いありません。何気ないパス、何気ないトラップ、そういうものがいちいち上手い。これがお金を払って観るプレーというものです。多分、負けたらこんなことは思わないのかもしれませんが、今日は気分良く逆転勝ちだったので、心に余裕があるのです。

サポーターという立場からしてみれば、どうしても応援するクラブの結果に熱が入ってしまうものですが、アウェーに来た時くらいは、相手クラブを取り囲む雰囲気を意識してみるのも悪くないと思います。サッカーの楽しみに奥行きが出るような気がします。そんなことを考えながら、まあオシャレとは言い難い埼玉への帰路についたのでした。 

      

コメント (4)
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