以前に外壁改修を担当したビルの5年目点検のため、久しぶりに厚木まで行って来ました。事務所がある幡ヶ谷から小田急線に乗るためには、新宿に出るか明大前から下北沢に出なければならないのですが、実は代々木上原まで歩いて行くという手段もあります。5年前、現場へ行くときはいつも代々木上原まで歩いてました。なかなか良い散歩道です。というわけで、今日もまた歩くことにしました。
工事関係者一同が揃って、屋上から丁寧に調査をして回りました。いろいろなことがあった現場(何もない現場ってないと思いますけど)ですが、今となっては良い思い出です。こういう思い出が経験となるのだなあと思います。現場のみなさんがとても良い人ばかりで、久しぶりにお会いできるのを楽しみにしていました。あまりに話が弾んだので、検査を終えた後、みんなで厚木名物のシロコロを食べに行きました。私としては、とても珍しいことです。
現場関係者の1人に、20年前の建設当初の現場所長さんだった方もいます。初対面の時はとても恐い人かと思いましたが、今ではすっかり仲良しです。その人が建設時の時の逸話を沢山教えてくれました。近隣対策が大変だったとか。その中に知っている人の名前が出て来ました。「本当に良くしていただきました」としみじみ語ってくれました。ウチの事務所のOBのカタオカさんです。私も初めての現場で大変お世話になった方です。
20年経っても忘れられない信頼関係。そういう人との出会い。そしてまた、全然別の方向からその人と知り合うことの運命。そういう不思議な偶然を感じました。こういう信頼できる人との出会いは、何者にも代え難いものです。きっとカタオカさんが巡り会わせてくれたのだと思いました。