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伝説の名盤(5)~チョン・キョンファのブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番

2008-12-27 21:29:31 | 協奏曲
 私がチョン・キョンファという韓国の名女流ヴァイオリニストを初めて知ったのは1971年4月彼女がアンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団と共演のため初来日した時であった。その折日比谷公会堂で演奏したチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の演奏は今でも印象に残っている。彼女がその翌年ルドルフ・ケンペ/ロイヤル・フィルと録音したブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番とスコットランド幻想曲がカップリングされたこのLPは伝説の名盤といってもよいだろう。ブルッフの旋律美が彼女の繊細なテクニックによって輝きを放った見事な演奏に仕上がっている。指揮者ケンペはこの時代ロイヤル・フィルの首席指揮者および芸術監督の地位にありまさにあ・うんの呼吸で見事なアンサンブルを引きだしている。彼女は1989年にクラウス・テンシュテット/ロンドン・フィルとデジタルで第1番を再録音しているが(EMI盤)私はやはりこのDECCA盤が好きである。尚、写真のサインは彼女が2001年サンタチェチーリアカデミー管弦楽団と来日した折、入れてもらったものである。チョン・ミョンフン(指揮)での姉弟共演のブラームス/ヴァイオリン協奏曲は注目を浴びた。


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