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貴重映像放送コレクションから小澤征爾/ベルリン・フィル1986年東京公演

2009-08-09 11:32:49 | 貴重映像
 1986年10月、東京・赤坂サントリーホール・オープニング・シリーズに来日予定だったヘルベルト・フォン・カラヤンが急病のため来日できず急遽小澤征爾が代役を務めることになった。当時のサントリー・ホール落成記念シリーズ・公式プログロムを開くと10月28日・29日・30日の3日間カラヤンが下記のプログラムを振ることになっていた。

   ●10月28日(火)R.シュトラウス:「メタモルフォーゼン」
                      交響詩「英雄の生涯」作品40
   
   ●10月29日(水)シューベルト:交響曲第7番ロ短調「未完成」
           ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」

   ●10月30日(木)モーツアルト:ディペルティメント第17番ニ長調K.334
             ブルックナー:交響曲第9番ニ短調

 カラヤンの来日が実現できずいずれも「幻のプログラム」になってしまったがシューベルト交響曲第7(8)番とR.シュトラウス「英雄の生涯」は10月30日の最終日に代役小澤征爾の指揮で演奏され当時幸いにもNHKテレビでオン・エアされた。この時の貴重な映像が筆者の映像コレクションの中にβビデオ・テープで保存されている。現在βビデオ・テープもSONYが最後に発売した「EDベータ・レコーダー」が1台何とか起動しているので現在DVD-R化を進めている最中だが数が数だけに大変な作業である。
 今回この演奏を見直し若き小澤がベルリン・フィルをうまくドライヴしていく様子が再認識できた。おそらく今後もこの組み合わせで日本ではまず見ることができない誠に貴重な映像記録であることは間違いない。大切に保存していきたい。
 (写真はベルリン・フィルを振るマエストロ小澤征爾/ベータビデオ・テープ映像から)


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2 コメント

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Unknown (匿名希望)
2009-08-09 20:31:36
使う頻度は激減してますが、EDV-7000を今だに使っています。
2度ほど修理に出しました。
DATを入手するまではオープンより長時間録音が出きたのでFMエアチエックに使ってカセットにダビングしたりしてました。
でも、やっぱり映画の録画が中心ですが。
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βビデオ・テープの整理 (florian2896)
2009-08-12 11:47:12
匿名希望 様

 コメントありがとうございます。貴重なベータ・ビデオ・テープの整理大変と存じます。私も少しずつDVD-R化を進めておりますが数が多いため中々進まない状態です。
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