(日ビクターLP LS-2002)
レコード棚奥に久しく眠っていた写真のフルトヴェングラー&メニューイン、ルツェルン音楽祭管弦楽団によるブラームスのヴァイオリン協奏曲に針をおろした。この録音は1949年8月、二人が「ルツェルン音楽祭」に出演した際の評判があまりにも素晴らしかったため急遽スタジオ録音されたものである。オリジナル盤は78回転SP盤(5枚組)で発売された。ちなみに写真のレコード(日本ビクターLS2002/モノラル)は国内盤LPの初出と思われる。今改めて聴いてみると針がひろう最初期LP盤特有のノイズもまた昔の良き時代にタイムスリップさせる。録音も良好でメニューイン自身のカデンツァに興味をそそる。レトロ調のジャケット・デザインもこの時代を彷彿させ気に入っている。
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