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ベーム&ムスリン、シュトゥットガルト放送響 ー ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」

2013-08-01 01:27:18 | 協奏曲

 オールド・ファンには懐かしい旧ユーゴスラヴィア、ザグレブ出身の名女流ピアニスト、ブランカ・ムスリン(Branka Musulin/1920~1975)のベーム指揮シュトゥットガルト放送交響楽団によるベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」の貴重な録音である。演奏は当時オープンしたシュトゥットガルトの「ヴィラ・ベルク(Villa Berg)」スタジオにおける放送ライヴを収録したものである。(1951年4月15日、モノラル録音) 筆者はこのCDをはじめて耳にした時、まずその録音の良さに驚いた。ブランカは特に「フランス印象派」」の作品を得意とするピアニストでこのベートーヴェンの演奏も随所に彼女の繊細な感性がうかがえる。ベームとの録音も現在これが唯一のものと思われる。

 尚、このCDにはベーム十八番のモーツアルト「交響曲第40番ト短調K.550」(1974年9月18日、Liederhalle, ステレオ・ライヴ録音)もリハーサル風景付き(第1楽章・第4楽章)で収録されている。こちらも云うまでもなくキリリと引き締まったベームらしいモーツアルトが聴ける名演である。(写真/hänssler Classic CD 93.014)

 

 

 

 

 



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